【13の理由】シーズン3ネタバレ解説(8話)
ブライス殺しの犯人探しが行われる中、ある人物がリバティー高校に戻ってきました。
ブライスのことを恨んでいてもおかしくないその人物が、ブライスの母親と警察と組んでいるその訳とは……?
この記事では【13の理由】シーズン3第8話の見どころとネタバレ解説をご紹介します!
【13の理由】シーズン3あらすじ(8話)
嵐の夜、不信感をどうしても拭えないアニがクレイの部屋に何かブライスを殺した証拠品がないか探しに行くと、クレイの部屋で彼と遭遇。
なぜ部屋にいるのか問い詰められたアニは、クレイに対する恐怖感を隠せません。
怒りと焦りに満ち溢れたクレイは、アニが自分のことを信じてくれないことにショックと苛立ちを覚えました。
翌朝、クレイはジャスティンと両親の反対を押し切ってブライスの母親ノラに会いに行き、無実を訴えました。
しかしノラが席を外すと、クレイはノラがブライスに宛てて書いたであろう手紙を見つけてしまったのです。
同じ頃、リバティー高校に現れたのは、ハンナの裁判で懲戒免職になった元教師のポーターでした。
いじめの主犯格であるブライスは保護観察という軽い罰だったのに対し、全てを失ってしまったポーターはブライスやその家族に恨みを持っていてもおかしくありません。
しかし、ポーターはクレイの立件に向けノラと手を組んでいたのでした。
実は、ポーターはノラに手引きされ、カウンセラーとして何度もブライスの家に足を運んでいたのです。
そして、クレイはポーターと話をする中で、手紙の真相やタイラーの秘密を知ることになるのです!
【13の理由】シーズン3(8話)のポイント
ポーターは突如リバティー高校に現れ、クレイと関わりの深い何人かを職員室に呼んで面談を始めました。
最初に呼ばれたのはタイラーです。
“銃撃未遂事件”のことを話されるのかと思ったタイラーですが、聞かれたのはクレイのことでした。
ザック、ジャスティン、ジェシカ、アレックス……と次々に職員室に呼ばれ、クレイの人格やブライスとの因縁について問い詰められます。
クレイをよく知っているというポーターは、クレイの立件に向け彼の病的な兆候やブライスを殺す動機について誘導しました。
しかし、ハンナの自殺を機にクレイと関わり始めた彼らは、一切怯えることなくクレイについて淡々と説明します。
それを聞いて、なぜか少しだけ嬉しそうな表情を見せるポーター。
彼はクレイの敵なのか味方なのか?
ポーターと生徒たちの心理戦のようなやりとりに注目してみてください!
【13の理由】シーズン3(8話)ネタバレ解説
手紙はノラでなくブライスが書いたものだった?
クレイはブライスの母親に身の潔白を訴え、ポーターは生徒たちにクレイについて聞き込む。ポーターがブライスのカウンセラーだったことが明らかに。
出典:Netflix【13の理由】シーズン3第8話から引用
クレイがノラの書斎で見つけたブライス宛の手紙には、昔から厄介者でブライスなんかいない方が幸せだったという、衝撃的な内容が書かれていました。
この手紙を呼んだクレイは、ノラがブライスを殺したのではないかと疑い始めます。
また、その手紙の存在をポーターは知っていました。
実は、その手紙はノラが書いたのではなくブライスが書いていたのです。
ハンナの裁判以降ポーターに嫌悪感を感じていたブライスは、彼のカウンセリングを拒みますが転校先でいじめられ、人生をやり直したいと思いカウンセリングしてもらうことを決意。
そのカウンセリングの一環で、ノラになりきって自分に向けて手紙を書くというのが課題でした。
幼少期に孤独感を募らせていたことを思い出したブライスは、ノラは自分の存在を疎ましく感じていると思い込んでいたのです。
父親の隠し子の存在を知り、母親にも愛されていないと感じ涙を流すブライスに、ポーターは母親ときちんと向かい合うために、本音をぶつけ合った方がいいと提案しました。
そしてポーターを間にはさみ、ブライスとノラが向かい合います。
ブライスの衝撃的な手紙に言葉を詰まらせながらも、ノラは愛していないのではなく、良い母親で居られる自信がなかったことを明かしました。
親子ながら一度も本音を言い合ったことがなかったブライスとノラは、ポーターのお陰で親子の絆を取り戻したのです。
とは言うものの、その手紙は家庭環境に問題があったと警察から疑われかねないため、ポーターに秘密を厳守してもらっていました。
己を恐れるブライス
ブライスは、アニへの恋心をポーターに語りました。
2人は何度も肉体関係を結んだものの、世間からは「強◯者」とレッテルを貼られ、自分の性癖の歪みに悩んでいたのです。
彼女と一緒にいるときも、何度も妄想が頭を霞めてしまうこともありました。
そんなブライスにポーターは、彼女と真剣に付き合い始めるにはまだ早いのではと言い、認知行動療法を勧めたのです。
新たな容疑者
ポーターは、挙動不審なタイラーを見て何かトラウマを抱えているのではないかと思い、クレイに彼の救出を進言します。
これを聞いたクレイはタイラーの元へ行き、「なぜトイレに行こうとしないのか?」「モンゴメリーと過去に何かあったのか?」を尋ねました。
すると、タイラーは言葉を詰まらせながらもモンゴメリーにトイレでレ◯プされたことを告白。
”鏡や便器に顔を押し付けられ、身体中を血まみれにされた”
こんな悩みを抱えひとりで苦しんでいたタイラーを、クレイは悲しく思い力強く抱きしめたのです。
その後タイラーは、ブライスにモンゴメリーのことを打ち明けていたことがわかりました。
さらにブライスは、モンゴメリーの非道に怒りを覚え、タイラーを助けるために動いていたことも……。
【13の理由】シーズン3第8話の感想
タイラーがいじめの真相をクレイに激白するシーンは、今シーズンの中で1番の見せ場だったのではないでしょうか。
そもそも、クレイたちはなぜタイラーが“銃撃未遂事件を”起こしたのか、その真相を知らなかったのですね……。
だからあんなにも腫れ物のように扱っていたのかもしれません。
タイラーが本当のことを言わなかった理由はいくつか考えられます。
まず、本当の事を話してモンティーから仕返しされるのが怖かったはず。
しかし、タイラーはクレイたちと友達になりたかったので、自分の弱さを見せることにより対等な関係でなくなってしまうことを恐れたのではないでしょうか。
信用してないから言えない、友達だから何でも話せるとは一概に言えないのが、特にティーンならではの悩みのようにも思えます。
【13の理由】シーズン3第9話はどうなる?
タイラーから話を聞いたクレイは、モンゴメリーを脅しに行きますが、逆にモンゴメリーからはジャスティンが薬物中毒であることを告げられます。
また、クレイは誰も信用できなくなっていたのか、ジャスティンの鞄を勝手に詮索。
そして鞄の中からは何とブライスの鎮痛剤が……。
実はジャスティンは去年の夏以降も、ブライスと接触をしていたのです。
さらに、そこには彼の義理の父親が関係しているようで……?
第9話では、遂にジャスティンの秘密が暴かれます!