『Heven~ご苦楽レストラン~』3話のネタバレあらすじと感想。
店の経営もなんとか軌道に乗ってきた”ロワン・ディシー”。
しかし川合のミスが発端で店が大混乱。
更に観の母親が観を連れ戻そうとして黒須とのバトルが勃発!?
観は店を辞めてしまうのか……。
アニメチックな表現も話題の『Heaven~ご苦楽レストラン~』3話もトラブル勃発?
『Heven~ご苦楽レストラン~』
『Heven~ご苦楽レストラン~』3話のあらすじ
ミッドナイトランチが成功し、店の経営も軌道に乗ってきている”ロワン・ディシー”。
ある日、手が離せない店長・堤の代わりに予約の電話を受けた川合。
しかし、同じ時間に同じ名前からの予約を3件も受けてしまい、スタッフ達は川合がミスしたのではないかと疑います。
予約の席数をめぐって黒須と意見が合わないスタッフでしたが、オーナーの方針に従うことにします。
その結果、フロアは大混乱となり、伊賀はその対応に追われることとなってしまいました。
そんな中、予約を断ったにも関わらず来店してきた女性が……。
黒須の専用席に座って横柄な態度をとる女性にタジタジなスタッフ。
なんとその女性は観の母・勝代でした。
勝代は、観をSNSで見つけ、長崎に連れ戻そうと東京へやってきたのでした。
観を手放したくない黒須は、観を死守しようとするのですが……。
『Heven~ご苦楽レストラン~』3話の見どころ
川合の痛いミス!
相変わらず軽いノリで仕事をする川合。
店の予約を受けますが、連絡先を聞き忘れるという致命的なミスを犯してしまいます。
しかも、受けた3件の予約は、同じ”山田”という名前で来店時間も同じ。
確認しようにも連絡先が分からないので、同じ山田さまが確認のため3度電話してきたのか、本当に3組の別の山田さまが予約してきたかも確認が取れず困り果てるスタッフ一同。
さらに、電話番号を聞き忘れるというミスが、それからも後を引くことになってしまいます。
ミスを犯した当人の川合は、泣いてばかり。泣けばなんとかなると思っているかどうかは分かりませんが、持ち前の可愛いキャラで周りに助けてもらう能力は抜群です。
味方してくれる人がいるとケロっと泣き止む所も、川合だから許される感じでした。
そんな中、開店前に雨漏りが発覚した”ロワン・ディシー”。
天井に明らかに水が溜まっているような凹みを見つけた川合は、面白がってモップでツンツン。
それが原因で天井に穴が開き溜まっていた水が一気に流れ出てきます。
運悪く、その下にいた黒須が思いっきり水をかぶり、ずぶ濡れとなってしまうシーンは笑えました。
観の苦い過去
母親の登場で観の過去が少し明らかになりました。
長崎に連れ帰る気満々の母を説得するために、法事だと嘘をつき休みをもらった観。
母と一日共に過ごしましたが「あなた楽しみ下手なのよ。お母さんがついて行ってあげる」という、母の言葉に忘れたい過去を思い出します。
それは数年前、大学入試のために上京した観についてきた勝代は、散々観を東京観光へつき合わせました。
しかも観は夜は母のいびきで一睡もできず、受験当日は受験票とスカイツリーのチケットを間違えて渡されるという悲劇。
更に受験会場までもトラブルが重なった観は受験に間に合わなかったのです。
その後、自暴自棄となりノリで決めた就職先がフレンチレストランでした。
しかし、そのことがきっかけで母に振り回される人生に終止符を打つことができた……はずでしたが、今回、母がやってきたことで、まだ母の呪縛から逃れられていないと痛感したようです。
黒須VS勝代
観が法事で休むということが嘘だと知った黒須は、急いで観を連れ戻しに向かいます。
勝代たちと合流すると、黒須VS勝代で観争奪戦が勃発しました。
勝代が観を連れ戻すのは”不便だから”という理由。
観を使える男にしたのは自分だから、連れ戻す権利があると主張します。
一瞬ひるんだかと思われた黒須でしたが、もっと使える男にするからもう少し自分に預けてもらうよう提案しました。
お互いが観を必要としているのですが、いなくなると不便だからという理由に、観は複雑な心境を見せます。
結局、客に間違えて渡してしまった傘を、取り戻すことができたらまた考えようということになりました。
お客様の傘を取り戻せ!
傘を取り違えてお客様に渡してしまった伊賀。番号通りに渡したのですが、その番号が違っていたようです。
実はその前に濡れたフロアで転倒し傘を全部倒してしまった黒須が、もとに戻すときに番号札をつけ間違えていたのが原因でした。
運の悪いことに、その傘はお客様の息子の形見の傘だったのです。
テーブルにろうそくを立て、山田の生霊を呼び寄せる妙な儀式を始める黒須。
山田A、山田B、山田Cの客のことをみんなで思い出すうちに、山田Bさん達が娘の携帯番号を聞いていたことを思い出します。
携帯番号を思いだし、その番号にかけてみようとしていた矢先、山田Bさまが来店。取り違えて渡された傘を届けにきてくれたのでした。
山田Bさんは、黒須の知り合いだったようで「監督~!」と仲良さそうに黒須と話します。
どうやら黒須は仕事関係で山田Bさんと繋がっているような……?
このことは、また後々明らかとなっていくと思われます。
結局、誰が活躍したわけでもなく、客が自ら持ってきてくれて解決した傘事件。
観が勝代と去るか、黒須と残るかという問題は引き続き未解決のままとなりました。
問題を解決したのは観の父
存在感を消すのが特技の静は、勝代についてずっと行動していたにも関わらず、誰からも存在を気づかれずにいました。
しかし、最後に大活躍!
観を連れ帰ろうとする勝代と引き留める黒須。
そこに静がシャンパンを注文し、2人をほろ酔い気分にさせます。
酒に酔った2人は、だんだんと意気投合してきました。
そこへ静が「今日は話せる状態じゃなさそうだな。明日は早いよ。フラダンスのレッスンもあるし。観を長崎に帰すかという話し合いは、また今度にしようか。」とサラっと提案し、勝代を上手く丸め込むことに成功したのです。
話を先延ばしにすることが母をかわす唯一の方法。それが出来るのは静だけなのでした。
『Heven~ご苦楽レストラン~』3話の感想
強烈な母が登場しました。実は黒須と似ている性格の勝代。
観が黒須の横暴な態度にも諦観の笑みで対応できるのは、あのような母を持っているからだと納得できました。
静から「お前もいつか先延ばしの術が使えるようになる。成り行きを静かに見守ることも大切。」と言われた観。この術を使う日がこの先やってくるのでしょうか?
黒須が高価な装飾品を身に着けていることで、オーナー以外に何をしているのか疑問に思う観。
次回は黒須の正体が明かされそうな予感です。