『ノーサイド・ゲーム』3話のネタバレあらすじと感想。
ようやく監督も決まり、新生アストロズとしてスタートを切ることができました。
なんとか黒字にしていきたい君島ですが、今回も様々な壁にぶち当たることになりそうです。
果たして君島は壁を破ることが出来るのでしょうか!?
『ノーサイド・ゲーム』3話のあらすじ
『ノーサイド・ゲーム』2話のネタバレあらすじと感想。新生アストロズ誕生は君島(大泉洋)の過去のトラウマに関係?
新監督・柴門率いる新生アストロズ。相撲部屋を訪れタックルの練習をしたり、GPSシステムを使ってひとりひとりの選手を細かく研究したりと、新しいやり方で強くなろうとしていました。
一方、ラグビーに関しては素人の君島は、「ただ勝つだけじゃダメだ。」と客を集めて黒字にすることが最終目標だと考えていました。
しかし、現在のアストロズは客も集まらず、チケットはタダ同然で配っている状況。
君島は、まずは地域の住民と仲良くなろうと、選手にボランティアに協力してもらうようお願いします。
厳しい練習を続けながらもオフを返上してのボランティア活動に選手たちは次第にイライラを募らせていきます。
そんな中、キャプテンの岸和田が練習中にケガをしてしまい……。
『ノーサイド・ゲーム』3話の見どころ
冒頭から相撲!
予告でもあった君島の”まわし姿”が、ドラマ冒頭で登場しました。
北海道放送制作のバラエティー番組『水曜どうでしょう』の中で、大泉さんが原付で旅をしていた時に毎晩のようにディレクターと相撲をしていたことで、ファンの中では大泉洋=相撲という構図があるようです。
ネットでも、予告の時点で『水曜どうでしょう』でのディレクターとの相撲を連想した書き込みが相次いでいました。
そんなファンの期待通り、迫力ある選手のタックルシーンの後、細い体で「なんで私まで」とまわし姿で立つ君島。
現在、アストロズの再起に関しては、土俵際に追い詰められている君島でしたが、相撲ではアッサリ負かされてしまいます。
アストロズ復活に関しては経営戦略室の経験を活かし活躍していくことになりそうです。
ラグビーファン獲得に向けて
息子の博人がいじめられていた子と仲良くなり一緒にラグビーを教えて欲しいと言われたことから、ラグビー教室を開くことを思いつきました。
しかし参加者は息子と友達だけ。その友達も「俺やめとく。誰も来ねーじゃん。ダッセーな、ラグビー。やっぱサッカーやる。」と去っていき、それに続いて息子も去ってしまいました。
ラグビーの発祥国であるイギリスが日本のラグビーを認めているのに、日本人が日本のラグビーを見ないことに君島は頭を悩ませます。
家でも、妻や息子はサッカーの方に興味を示す状況で、FC東京の練習を見に行くとウキウキしている次男。
お友達の家では家族でFC東京のファンクラブに入っていて「うちもFC東京のファンクラブに入ろうかしら。」という妻の言葉から、アストロズのファンクラブ設立を提案しました。
そのために、地域へのボランティア活動参加を選手たちに勧めます。
やれることはやってみようと、選手たちも厳しい練習の合間をぬい、休日返上でボランティア活動に参加します。
地域の住民たちの反応も概ね好評で、アストロズは順調な滑り出しを見せたのでした。
選手たちの心がバラバラに
細かい研究の成果で、選手たちの動きも良くなってきました。
柴門は、選手たちを本当の家族のような関係にするべく合宿を前倒しして開始します。
勤務時間以外はラグビー漬けの毎日。その合間にボランティア活動も続ける選手たちでしたが、疲れからストレスと募らせる選手もでてきました。
練習かボランティアか、どっちかにして欲しいと詰め寄る選手のなかには、ボランティアをボイコットする選手も出てきてしまいます。
そんな中、キャプテンとしてチームと君島との間で心労が溜まっていた岸和田が、練習中に左肩を脱臼してしまいました。
念のため1日入院することになった岸和田は、以前ボールをプレゼントした車いすの少年・雄太と再会するのです。
ラグビーで食べていくことが難しい日本
練習中の柴門の元にスーツ姿の七尾が訪ねてきます。
トキワ自動車の面接に来ていた七尾に、「ラグビー一緒にやれるといいな。」と話しかけた柴門。
しかし、七尾は「俺は、一般枠で応募しました。ラガーマンじゃなくサラリーマンになります。」と言い去っていきます。
七尾は、中学生の時にニュージーランドに渡り、大学時代はニュージーランドの代表チーム”オールブラックス”でプレーを経験した超一流のラガーマンでした。
しかし、右足を負傷してチームから離脱し日本に帰国したのです。
ケガが治ったならラグビーを続けられるんじゃないかと言う君島に、柴門は日本でラグビーで食べていくことの難しさを話します。
七尾のように、リスクの多いプロより安定した人生設計を送る選手も多いようです。
日本のラグビーは、アマチュアリズムの精神を大切にしてきたスポーツのひとつで、世界のラグビー界にプロ化の波が押し寄せ始めた際にも、日本ではプロ化に反対するラグビー関係者やファンが大勢存在したとか。
その思想が今でも残っているようで、現在も日本のラグビー界にはプロの選手はあまりいないようです。
世界の強豪チームのメンバーはプロ選手で、年収も億単位を稼いでいます。
一方、日本のラグビー界を支える社会人チームで活躍する選手はサラリーマンが多く、年収も一般のサラリーマンとほぼ変わらないようです。
様々なスポーツでプロの選手が増えている中、ラグビー界は少し出遅れている印象でした。
このような問題から、七尾のような有能だけれど安定した人生を選択する選手が出てしまうことは、ラグビー界にとっても痛手ですね。
ボランティアは未来への投資
入院している岸和田を、同じ病院に入院している雄太が訪ねてきました。
大きな心臓の手術をする前日に岸和田から勇気をもらい、手術も怖がらずに望むことができた雄太。
そのお礼に来たのです。
「てつも頑張って。」と雄太に言われた岸和田は、「勇気をもらったのは俺の方だ。俺があの子にあげたものが、何倍も大きなものになって帰ってきた。俺たちがやってきたことはちゃんと届いていた。」と、ボランティアをすることの意義を初めて実感したのでした。
君島の本気がチームを動かす
ボランティアをすることに対し、反抗心を表す選手たちに、君島はボランティアをすることは”未来への投資だ”と言います。
素人なりの本気の力説が選手たちの心を変えることが出来ました。
そしてプラチナリーグ当日、観客席には大勢のサポーターの姿が……。
小学校や病院でボールを渡した子ども達や町内会の人、介護施設でマッサージしたお年寄り、たくさんの人が家族のようにアストロズを応援しに来てくれたのです。
ファンクラブの会員数は5千人を超え、チケットも1万2千枚も売れていたことを知った選手たち。
さぁ、次は選手たちが本気を見せる番になりました!
『ノーサイド・ゲーム』3話の感想
君島の経営能力が大いに発揮できた回となりました。ラグビーに関しては無知で全くの素人の君島だからこそ、客観的に見て大きな視野で戦略を練った成果です。
少しでもラグビーの事を知ってもらったり身近に思ってもらうことが第一歩。
まずは分母を増やす。これは、ラグビーだけでなく、様々なことに通用するやり方だなと感じました。
こんなにも頑張っている選手たちですが、次回はまた窮地に立たされそうです。
君島を目の敵にしている滝川が牙をむいてくる!?
君島はどんな方法で立ち向かうのでしょうか?
主題歌にも注目が集まる
『ノーサイド・ゲーム』の主題歌は米津玄師が書き下ろした『馬と鹿』。
「ノーサイド盤」「通常盤」「映像盤」と3つの形態でのリリースが決定しています。
お好みのものを探してくださいね!
2019年9月11日に発売された「ノーサイド盤」の【馬と鹿】は、ホイッスル型ペンダントが付属されたレザージャケットとなっています。
*「映像盤」は、ライブ映像を収録した紙ジャケット
【馬と鹿】といえば、ラグビーのあの熱狂が甦る曲としても知られていますが、現在でもなお感動をを甦らせてくれた曲として耳に残っている方も多いことでしょう。
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