蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~30・31・32話ネタバレ。東方青蒼は小蘭花に仙族と月族の戦が迫っていると伝え、蒼鹽海にとどまらなくてもいいと言います。小蘭花は「どこにも行かない」と答え、東方青蒼は小蘭花を抱きしめました。
30話 息山神女
夢の中の謝惋卿
婚礼の準備を進めるうち、小蘭花は歴代の月主は蒼鹽海の名家の出身で婚礼の冠でその一族を示していたと知りました。家族がいない小蘭花は花や草を使って自分で冠を編むことを思いつきます。
また小蘭花は結黎にも婚礼衣装を作ってあげたいと言いますが、結黎は拒否。結黎は今まで親友のふりをしていただけだと言うのでした。
そんな中、東方青蒼は小蘭花に仙族と月族の戦が迫っていると伝え、蒼鹽海にとどまらなくてもいいと言います。小蘭花は「どこにも行かない」と答え、東方青蒼は小蘭花を抱きしめました。
その夜、小蘭花の夢の中に謝惋卿が現れて「私が蘇ればあなたは死ぬ」と告げます。小蘭花がうなされると腕輪から黒い煙のような物が出て枕元で見守っていた東方青蒼の目に入りました。
東方青蒼は幻想の中で何者かから「愛する者を選べば月族は滅び月族を選べば愛する者を失う」と言われます。その者は続けて「だが私はあの女を救えるし、兵の封印を解く方法も教えられる」と言うのでした。
息蘭族
翌日、小蘭花の前に長珩が現れて、小蘭花を3万年前に月族に皆殺しにされた息蘭族の廃墟に連れて行きます。そして長珩は小蘭花に君は息山神女だと明かし、月族は息蘭族の仇だと言いました。
息蘭族の廃墟に触れると小蘭花は元亀のいる洞窟に入り込んでしまいます。元亀は東方青蒼との婚礼はお前の定めではないと言いました。そして息山神女の定めは”世の恨みを消し去り民を守ること”だと言います。
廃墟に戻ってきた小蘭花に長珩は「考え直したか?」と尋ねますが、小蘭花は「決められた運命には従えません」と答えて立ち去りました。
婚礼の前日、東方青蒼は巽風に「小蘭花を犠牲にする」と言います。巽風は小蘭花を捕らえて偽の司命殿に閉じ込めました。その後、巽風は小蘭花に承影剣を見せ、これでお前を殺せば同心呪が解けると言います。
巽風が兵を連れて立ち去った後、1人の兵が戻ってきました。それは兵に変装した結黎でした。
結黎が小蘭花を連れて外を歩いていると觴闕が止めに来ます。結黎が術をかけると觴闕は立ち上がれなくなりました。その時蝶衣が現れたのを見た觴闕は結黎に「脅されたのだな?」と尋ねますが、結黎は答えません。
そのうち觴闕は気を失ってしまいます。結黎は觴闕の解毒薬を渡さなければ小蘭花の腕輪を壊すと蝶衣を脅しました。解毒薬を受け取った結黎は小蘭花を蝶衣の方に突き飛ばし、觴闕とともに姿を消します。
蝶衣が近づくと術が解け、小蘭花はただの蘭の花になってしまいました。蝶衣は結黎に騙されていたのです。
その頃、小蘭花は東方青蒼のところに駆けつけていました。東方青蒼は祟気に覆われた剣を小蘭花に向けます。巽風も駆けつけて祟気に魂が侵されると忠告しますが、東方青蒼は聞く耳を持ちません。
東方青蒼は小蘭花に、息山神女だと知ってその力を利用すために優しくしていたと言うのでした。