『メゾン・ド・ポリス』3話では、ひよっこ刑事のひよりがついに夏目元刑事から認められた回になっています。
人とは違う見方をするひよりの、今回の事件解決の鍵は何なのか。
青猫事件と絡む殺人事件を解決!
『メゾン・ド・ポリス』3話のネタバレ解説です。
『メゾン・ド・ポリス』3話あらすじ
北署の管轄区内にあるマンションの建設予定地で、猫が惨殺されるという事件が発生しました。
殺害された猫は、青いペンキを掛けられていることから”青猫事件”とされ、北署は他の事件で手が空いていないということで、ひよりが指揮をとることになります。
実際は、人が絡んだ事件ではないため、シェアハウスのおじさまたちのやらせればいいという上からの意向。
また、区に苦情が届いているということや、広報誌に予告状が届いていることから、区の広報課の編集者・大槻仁美(橋本マナミ)もシェアハウスに相談にやってきます。
おじさまたちは、ひよりが持ってきた案件に不満を募らせますが、大槻仁美が現れると態度が逆転。
その日の夜、ひよりと夏目、迫田、藤堂の4人が青猫事件の現場近くで張り込みし、大槻も合流します。
ひよりと大槻が、現場をパトロールしていると物音が……。ひよりは大槻を残し、ひとりで確認にいくとどうやら中にいた数匹の猫が物音を立てているようで一安心します。
ところがその瞬間、大槻の悲鳴が響き渡り、慌ててひよりが戻るとそこには、青いペンキが掛けれられたマンション建設の看板と、同じく青いペンキを掛けられた男性の死体が横たわっていたのです。
今回の事件解決のポイント
犯人は広報誌投稿の常連か?
・広報誌の締め切り日は毎月21日。
・投稿の常連は毎回締め切りギリギリに送ってくる。
・猫の殺害予告状も毎月21日に送られてきている。
・青猫事件の容疑者は常連の中にいる可能性大
広報に投稿している人物のうち常連は4人。
ひとりは猫の絵が好きで広報誌に投稿していた恒例の女性。2人目は、ビルの警備員で自称エッセイスト。事件当日は仕事をしていたというアリバイもありました。3人目は、夫を亡くしてひとり暮らしの67歳の女性で、窓から見える富士山の写真を広報に投稿しているといいます。
4人目は、クセのある男で近所トラブルも多く、近所の不平不満を広報誌に投稿していました。自宅が現場から近いため、猫を虐待していた可能性も大きいとのこと。
ひよりの見立て
・使用されたペンキの量が4リットルということもあり、運ぶことを考えれば男性の犯行と考えるのが自然。
・警備員の男は、死亡時刻に仕事をしていたことが確認されている。
・現状、最も疑うのは4人目のクセのある男ではないか。
この見立ては、現時点で夏目も同じように思っていたようです。
その日の夜、ひよりと夏目は4人目のクセのある男に焦点を当て、張り込みしていると、男は缶にようなものをもって現場に向かいます。
ところが、男は単に猫好きでエサを与えていただけという事で、この時点で容疑者が3人に絞り込まれます。
その当日、広報に「責任を取る」という投稿が届き、藤堂がひよりの上司を交えて現場検証を行うことに。
現場検証で分かったこと
事件直後、藤堂がペンキを確認したところ、まだ乾ききっていない状態だったので、湿度や気温などを事件直後と同じ状態にし、ひよりを死体に見立てて検証してみました。
すると、速乾性の業務用ペンキということもあり、当時の状態と同じになるまで30分しかかからなかったのです。死亡推定時刻は19時前後、ひよりたちが遺体を発見したのは21時。ここで1時間半の空白の時間が発生したことになります。
逆算すれば、ひよりたちが発見する30分前にペンキが掛けられたことになるわけです。そうなれば、当然容疑者のアリバイも崩れてきます。
一体、誰が青猫事件に関与し、誰が男性を殺害したのか。
そして、この空白の時間が意味するものは……!?
ひよりの父親の事件を伊達は知っていた!
3話のラストで、藤堂が”ひよりの父親”について伊達に”あの時の娘”だということを知っていたのかと尋ねます。
藤堂が伊達に見せた書類には”朝日地区都民住宅建設予定地殺人事件”と、今回の事件の記録が掛かれており、発見者の欄にひよりの名前が載っていました。
そこには、父親は20年前に転落死とあり藤堂もこの事件に関して何かしっているような口ぶり。
だからひよりをここに呼んだのかと尋ねると、伊達は想像に任せるとだけ言います。ただ、藤堂の「どうするつもりですか?」という言葉が引っかかりました。
気づいたときにひよりがどうするのかを観てから決めるという藤堂でしたが、ひよりの父の事件には何か裏がありそうです。
あれは単なる転落死ではなく、殺人事件だったのか。ひより本人も自殺とは思っていないようで、やはり父の事件を追及するために刑事になった可能性は大きいでしょう。
『メゾン・ド・ハウス』3話を見た感想
現役の刑事として、建前上シェアハウスのおじさまたちの指揮官であるひよりは、夏目には認められていなかったため、コーヒーすら買ってもらえませんでした。(缶コーヒーを買ってもらえないことは認めてもらえていないことだとひよりは実感。)
ところが今回!警備員の男が左利きだったこと、看板のペンキが掛けられた方向から犯人が左利きであったことなど、細かいところも見逃さなかったひよりは初めて”ボス”と認められ、夏目にコーヒーを買ってもらえました。
これで晴れて「メゾン・ド・ポリス」に正式に迎え入れられたという感じでしょうか。途中で、大槻のひよりを見る目が気になって、もしかしたら彼女が犯人?と錯覚しましたが、どうやらひよりの立場を羨ましいと感じていました。
おじさまたちとひよりの関係は、彼女にとって憧れだたようですが、入る隙間などないと察したのか、引き際もよかったですね。
おじさまたちにとって、ひよりはマスコットであり大切な存在。今後も、おじさま&ひよっこ刑事のタッグを涙あり笑いありで楽しみたいですね。