海外ドラマ『ハートランド物語』シーズン1ネタバレあらすじと感想。馬と人とのかけがえのない出会い、そして別れ……。

ハートランドネタバレ ヒューマン

『ハートランド物語』は、主人公エイミーを中心に人と馬との絆を描いた青春だドラマです。

亡くなった母親の後を継ぎ“ハートランド牧場”を継ぐこととなったエイミー……。

様々な苦悩や葛藤を乗り越え、馬と本気で向かい合うエイミーの成長に胸が熱くなること間違いなし!

そんな感動作のネタバレあらすじと感想をお伝えします。

PR

『ハートランド物語』シーズン1の作品情報

作品概要

【製作国】

カナダ

【原作】

ローレン・ブルック著『ハートランド物語』

【製作】

セブン・24フィルムス

登場人物詳細

・エイミー

馬と会話ができる高校生の少女。母親の後を継ぎ、傷ついた馬の治療をします。

・ルー

エイミーの年の離れた姉。

牧場を継ぐのが嫌でNYで働いていたが、母マリオンの死をきっかけに故郷に戻り、牧場の経営立て直しに奮闘します。

・ジャック

エイミーとルーの祖父。

歌手であった妻リンダは数年前に他界しています。

・タイ

傷害事件により保護観察下となり、ハートランドで働くことになった少年。

中々心を開かないが、エイミーが馬と向き合う健気な姿に惹かれていきます。

・ティム

エイミーとルーの父親。

ロデオによる事故のせいで酒と薬に溺れ、10年前に妻子を置いて出て行ったが、マリオンの死をきっかけに再び娘たちの前に現れます。

娘を孫を捨てたことを、ジャックは許していません。

・マロリー

近所に住むおしゃべりな女の子。

馬が大好きで度々ハートランドに遊びに来ます。

・スコット

獣医。

ルーの元彼で、今でもルーのことが気になっています。

・リサ

バツイチの超実業家。

ジャックを頼りにしています。

・ベン

リサの甥っ子。

リサの意向で一時ハートランドで預かってもらいますが、叔母に見捨てられたと勘違いし捻くれています。

・アシュリー

エイミーの同級生。

お金持ちで甘やかされて育っているお嬢様です。

・バル

アシュリーの母親。

高級乗馬クラブを営んでいて、ジャックに好意を持っています。

・ソラヤ

エイミーの親友。

母親は町で唯一の飲食店を経営していて、よく店を手伝っています。

・ミセス・ベル

近所に住む耳の遠いおばあさん。

ジャム作りが得意で、同居人はポニーのシュガーフットです。

PR

『ハートランド物語』シーズン1あらすじ

主人公エイミーと母親のマリオンは、馬と会話ができる能力があり、一緒に牧場を経営していました。

そんなある日、エイミーは虐待されている馬がいると聞き、助けに行きたいとマリオンに相談します。

嵐の夜、2人で馬を助けに行ますが、帰り道に自動車事故でマリオンが亡くなってしまい……。

牧場生活が嫌で数年前に家を出てNYで働いているルーですが、母親の訃報を聞き帰郷。

ルーはマリオンの死をティムに連絡をしたのかジャックに聞きますが、妻子を捨て10年も音信不通のティムを許す気は無く、連絡する必要はないと言い張るばかり……。

見兼ねたルーは、ジャックに内緒でティムと連絡を取り、10年ぶりに再会を果たします。

一方、事故から目覚めたエイミーは、母親の死に深い悲しみと、自分のせいだという罪悪感に立ち直れずにいました。

退院して牧場に帰ると、保護観察としてマリオンが預かると決めていた少年、タイと出会います。

素性の分からないタイを信用できないジャックは、「娘に近寄るな」と言い放ちました。

初めての牧場の仕事に慣れず、一時はハートランドを出るタイでしたが、エイミーが事故に遭った馬と心でぶつかり合い、共に立ち直ろうとする姿に、気持ちの変化が訪れ……。

マリオンの命を犠牲に救った馬スパルタンを更生させたエイミーは、同じように傷ついた馬を救いたいと思い、母親が経営していた牧場を継ぐことを決意します。

エイミーに惹かれるタイ、妹を支えようと奮闘するルー、娘との10年の溝を埋めようと努めるティム、ティムをどうしても許せないジャック……。

傷ついた馬が訪れるハートランドを舞台に、エイミーを中心とした登場人物たちが、それぞれに苦悩葛藤を抱えながら奔走します。

果たして、マリオンが遺した“ハートランド”を守ることは出来るのでしょうか……?

PR

『ハートランド物語』シーズン1の見所

暗闇の中にいるスパルタンを救うエイミー

母の命と引き換えにハートランドに来た元障害馬、スパルタン。

エイミーと同じく事故による傷を抱えていて、ジャックや獣医のスコットが宥めても手に負えないほど暴れてしまいます。

ジャックは、エイミーにはマリオンのように馬と通じ合える才能があることを見込んで、スパルタンをエイミーの手で助けるよう説得します。

スパルタンを調教するエイミー。

しかし、いうことを全く聞いてくれません。

「私を責めてるのね。助けたかっただけなのに。私のせいじゃない。私のせいじゃないの!」

泣き叫ぶエイミーでしたが、馬は正直だと言っていた母の言葉を思い出します。

思い切って背中を向けるエイミー……。

すると、スパルタンはエイミーの元に静かに近寄ってきました。

スパルタンを信じたエイミーを、スパルタンは信じてくれたのです。

父と娘の10年間の溝の行方

エイミーとルーの父親ティムは、10年前のロデオの大会で大怪我をしに溺れる荒れようでした。

そんなティムを妻であるマリオンは献身的に支え続けていましたが、ジャックは娘や孫に悪影響だと思いティムを家から追い出します。

その後娘たちに連絡を取ることもなく、10年という長い月日が流れました。

妻マリオンの死を機に、再びハートランドに戻ってきたティム。

ルーは先に再会を果たしますが、エイミーは幼い頃にティムが出て行ったためあまり記憶がなく、再び現れた父親に戸惑いを隠せません。

ランチに誘うティムですが、約束を忘れたエイミーはすっぽかしてしまいます。

しかし、タイに背中を押され、エイミーは遠乗りの誘います。

少しずつではありますが、ジャックに拒まれながらも歩み寄っていくティムとエイミー。

ティムもルーも家を出て行き、1度はバラバラになった家族でしたが、マリオンの死をきっかけに再び家族に戻ります。

ルーの帰郷と田舎での恋

一時帰郷中のルーの元に、NYで付き合っているカールがやってきます。

シカゴで就職をするから一緒に付いてきてほしいとプロポーズをするカールですが……。

牧場のことや残った家族のこと、全てを手放して喜ぶわけにはいきません。

昔は嫌いだった牧場生活も、エイミーとスパルタンの逞しく成長する姿や、隣人ベルさんのポニーであるシュガーフットとの再会などから、自分にとっての本当の居場所はどこなのか理解し始めるルー。

何より、獣医であるスコットとの再会がルーの心を大きく動かします。

NYに帰る前日、スコットはルーに告白をします。

驚くルーでしたが心から喜ぶルーは、NYでの生活を捨てて、ハートランドで新たな事業を立ち上げることを決意したのです。

使用人から家族へ

エイミーはタイを使用人として扱い、馬房の掃除や馬の世話などをすべて押し付けます。

2人に険悪なムードが漂う中、タイのことを気に入っているアシュリーは、タイに自分の牧場で働かないか勧めます。

エイミーは複雑な気持ちでしたが、給料もハートランドより良いことから、タイはハートランドを出て行きます。

しかし、タイが保護観察中であること母親のバルにバレてしまい、タイはクビになります。

傷つくタイをエイミーはもう一度ハートランドに帰ってくるよう話します。

障害飛越の練習野生馬の救出で共に時間を過ごすことで、またタイの働きぶりをジャックも認め始めたことにより、タイは使用人から家族の一員となります。

秋季大会

ティムに背中を押され、エイミーはスパルタンと共に障害飛越の大会への出場を決めます。

タイのサポートもあり、予選ではアシュリーに負けたものの2位入賞。

しかし勝戦直前、馬の調子が悪いから原因を突き止めてほしいとアシュリーはエイミーに泣きつきます。

ライバルを助けるなんて言語道断だと止めるタイでしたが、エイミーは協力してしまいます。

アシュリーの愛馬は、母親のバルにプレッシャーを感じているのが原因でした。

大会には来ないでというアシュリーでしたが、バルは娘との約束を破り大会を見にきます。

案の定、アシュリーは障害を倒してしまい優勝を逃しました。

一方のエイミーは無事優勝し、タイとの絆がより一層深まりました。

突然の別れ

最終回。複数回に渡る面談も終わり、無事保護観察期間を終えることができたタイ。

これで晴れて自由の身となったタイは、ハートランドを出てどこでも好きな場所へ行けます。

初めはタイのことを目の敵にしていたジャックでしたが、タイを新しい家族と認めてくれ、ハートランドに残って一緒に暮らすことを提案します。

タイの心は迷っていました。

実は、数日前に実の父親から一緒に暮らさないかという手紙が届いていたのです。

一度は自分を捨て、借金を抱えて出て行った父親を簡単に信じることはできせん。

しかし、父親には自分しか家族がいないと思ったタイは、ハートランドを出ることを決意します。

障害飛越の大会でより一層親密になったタイとエイミーは、厩舎で初めてのキスをしました。

そしてその夜、タイはエイミーに黙ったまま出ていくのです。

PR

『ハートランド物語』シーズン1の感想

馬に一切詳しくない私ですが、一気見してしまうほどのハマりようでした。

マリオンが遺した言葉通り、馬は本当に正直です。

飼い主が離れれば寂しがるし、飼い主が悲しんでいると励まそうとします。

馬の世話をするのは人間ですが、人間の心を癒してくれるのは馬でした。

人にはそれぞれの人生があるように、馬には馬の馬生があります。

動物と心を通わせることの素晴らしさを感じさせてくれる作品でした。

また、登場人物はみんな不器用ながらも思いやりのある人たちばかりです。

やり方は少し違えど、向いている方向はみんな同じで、それが家族なんだと気づかせてくれました。

最終話ではタイが出て行って終わってしまいます。

今後タイとエイミーはどうなってしまうのか……?

新しい登場人物も増えてくシーズン2も、目が離せません!