Netflix「Don’t Move/ドント・ムーブ」キャストあらすじ。人里離れた森で殺人鬼に遭遇し、筋弛緩剤を打たれ動けなくなった女性のサバイバルをかけた闘いを描くホラーサスペンス。動くことは出来ないが隠れることは出来る、神経系全体が機能停止する前に隠れろ!逃げろ!
あらすじ
癒やしを求める悲嘆に暮れた女性が、人里離れた森の奥深くで出会った見知らぬ男に、筋弛緩 (しかん) 剤を打たれてしまう。薬が徐々に体を支配していく中、神経系が完全に停止する前に、彼女は生き延びるために走り、隠れ、戦わなければならない。
source:Netflix
ネタバレ解説
「ドント・ムーブ」は、「死霊のはらわた」のサム・ライミがプロデュースし、視聴者を引き込むサスペンス作品に仕上がっています。サム・ライミ氏は「脚本を読んだだけで、次々とページをめくらずにはいられないほど面白かった。特にサスペンス映画にしては、感動的な要素が多いんです」と語っています。
孤独を求めて森の奥へと足を運んだ女性アイリスは、そこで出会った見知らぬ人物から麻痺薬を注射されてしまいます。薬が徐々に体を蝕んでいく中で、彼女は全身が麻痺する前に走り、隠れ、命をかけて闘わなければならなくなるのです。
プロデューサーのサム・ライミ氏は、「この映画の設定自体が制作陣にとって大きな挑戦で、脚本では俳優が映画の中で何分もの間、動かずにいる場面が求められているため最初は不安でした。観客が退屈してしまうのではないかと心配していましたが、監督たちはそのシーンを見事に処理して、ますます緊張感が高まるように仕上げました」と、絶賛しています。
また、監督を務めたブライアン・ネットとアダム・シンドラーは、脚本家のTJ.シンフェルとデヴィッド・ホワイトと共にコンセプトを構築しました。ネット監督は「脚本家たちに出した課題は”リアルタイムで展開する作品にしたい”というものでした。僕たちはそんな映画が大好きなんです」と語っています。
映画は約85分で、登場人物たちが体験している時間とほぼ同じ時間軸で物語が進みます。さらに、リチャード役のフィン・ウィットロックはこう話します。
「観ている人は、本当にその瞬間ごとに一緒に体験しているかのように感じられるでしょう。こんなレベルの暗さを持つ映画では、これまでに見たことがない表現です」
アイリスは次々と現れる不可能と思える障害に立ち向かわなければならず、しかも動ける範囲は限られています。
ケルシー・チャウは「これはスピード感あふれる、余分なものを削ぎ落としたスリラーですが、時折すごく個人的な感情が入り込んできます。それが私には共鳴しました。麻痺してしまうほどの困難に対して、必死で戦っている姿が印象的です」と話していました。
また、シンドラー監督は「脚本家たちに、行き詰まるような状況を作り上げてほしいとお願いしました。各シークエンスごとに”彼女をどうやってさらに追い詰めるか?” ”どうやって逃げられない状況を作り、そこからどうやって脱出させるか?”という課題を出し続けました」と語っています。