- 製作:2022年
- 原題:説英雄誰是英雄
- VOD:[Prime Video] [U-NEXT]
江湖英雄伝~HEROES~あらすじネタバレ11・12話。蘇夢枕は傅宗書宅を訪れ、劉安世の首だと言って包みを渡します。すると傅宗書は突然”蘇夢枕が官吏を殺した”と言い、捕らえるよう命じました。蘇夢枕は落ち着き払い、首をよく見るように言い……。
11話
西北から帰京した蘇夢枕は傅宗書宅を訪れ、劉安世の首だと言って包みを渡します。すると傅宗書は突然”蘇夢枕が官吏を殺した”と言い出し、捕らえるよう命じました。
蘇夢枕は落ち着き払い、首をよく見るように言います。配下が作り物の劉安世の顔を剥いで本当の顔を見せると、傅宗書は顔色を変えるのでした。
劉安世から傅宗書が六分半堂と組んで裏の商いをしていることを聞き出した蘇夢枕は北の辺境でその仲介人と会っていました。仲介人は弟を六分半堂に見張られ、仕方なく裏の商いをしていると言います。
仲介人は弟を救うために都へ行き、商いのことを全て話すと蘇夢枕に約束しました。ところがその直後に仲介人は射られ、弟を頼むと蘇夢枕に言い遺して息絶えたのでした。蘇夢枕が傅宗書に持参したのはその仲介人の首だったのです。
一方、城門に着いた白愁飛を王小石が待っていました。2人は一緒に都を離れることにします。城外に出た王小石と白愁飛を温柔が待ち構えていました。温柔は2人を蘇夢枕に引き会わせます。
蘇夢枕は刑部と六分半堂は関係ないと言い、王小石と白愁飛を義兄弟にして金風細雨楼に入れると宣言しました。
金風細雨楼に戻ると、楊無邪が蘇夢枕は白愁飛を副楼主に抜擢したと言います。それを聞いた主事の竜嘯青と李念堂は驚いて顔を見合わせるのでした。
そんな中、狄飛驚が竜嘯青を訪ねてきます。狄飛驚は竜嘯青に花無錯は六分半堂が送り込んだ内通者だったと明かしました。
12話
雷純は素性を隠したまま、王小石、白愁飛、温柔を夕食に招きました。4人は再会と王小石と白愁飛の金風細雨楼入りに祝杯をあげます。帰りの馬車で大事な簪がなくなっていることに気づいた雷純は慌てて探しに戻りました。
すると白愁飛が待っていました。別れ際に雷純の髪に簪がないことに気づいた白愁飛が探して拾っておいてくれたのです。白愁飛は先日琴の演奏を聴かせてもらったお礼に笛を吹いて聴かせると言いました。
蘇夢枕に裏の商いが露呈したことを知った雷損は、運び屋たちに自害を命じます。そして雷衝に運び屋たちの家族と仲介人の弟も今夜中に始末するよう指示しました。その夜、刑部は巡視をしない手筈になっていたのです。
その夜、金風細雨楼の四大主事は酒を飲む約束をしていましたが、李念堂は先に酒だけ届けてなかなか姿を見せません。酒の席で龍嘯青は蘇夢枕が白愁飛を副楼主に抜擢したことへの不満をぶちまけ、師無愧と莫北辰に狄飛驚と会ったと打ち明けます。敵との密談を知った師無愧と莫北辰は怒り出し、龍嘯青は剣を抜き……。
その後、龍嘯青は狄飛驚と会います。龍嘯青は骸を2つ運んできていて、狄飛驚に確認するように言いました。狄飛驚がかがんで確認しようとすると、師無愧と莫北辰が飛び降りてきます。龍嘯青は狄飛驚に取り込まれたふりをして、逆に狄飛驚を拘束しようとしていたのです。
そこへ李念堂が”酒はうまかったか?”と言って入ってきました。李念堂が六分半堂に寝返ったことに気づき、主事3人で狄飛驚を攻撃しますが、力が発揮できずに倒れてしまいます。
李念堂が届けた酒に毒が入っていたのです。狄飛驚は金風細雨楼が王小石と白愁飛を迎え入れた代償を払ってもらうと言い、李念堂に龍嘯青を六分半堂へ拉致するよう命じます。その後、狄飛驚は六分半堂の兵に金風細雨楼の縄張りの店を襲わせました。
報告を受けた蘇夢枕は白愁飛に李念堂の成敗を、王小石に龍嘯青の救出を命じます。六分半堂に忍び込んだ王小石は、四堂主の雷恨が龍嘯青を拷問している牢の隣で朱小腰が琴を弾いていることに驚きました。朱小腰は拷問に興を添えるために呼ばれたと説明します。
一方、白愁飛は六分半堂の兵と酒盛りしていた李念堂を襲撃。李念堂が部屋を飛び出し、白愁飛は雷恨の配下たちに囲まれてしまい……。
雷恨が牢を出た隙に、王小石が助け出そうとした龍嘯青は雷恨の配下が成りすました姿でした。雷恨の配下は王小石に毒針を飛ばしてきます。その時、雷恨が戻って来て牢に鍵をかけました。王小石は密室で敵と2対1になってしまいます。
戦いが続く中、王小石が避けた雷恨の配下の毒針が隣の部屋の朱小腰に飛んで行きそうになり、王小石は慌てて阻止しました。その後、王小石が雷恨の配下に背後から襲われそうになった時、朱小腰は琴から飛び道具を取り出して雷恨の配下を倒したのです!
白愁飛が死闘の末に李念堂を仕留めた時、屋根から兵が飛び降りてきて白愁飛は網に閉じ込められてしまいます。白愁飛が絶対絶命という時、黒装束の者が飛び降りてきて雷恨の配下を倒して立ち去っていきました。
朱小腰は驚いている王小石に自分は金風細雨楼の射手で、蘇夢枕の護衛だと明かします。その時、朱小腰の侍女が龍嘯青を助け出してきました。朱小腰は王小石が牢に閉じ込められているのをおもしろがり、鍵を廊下に投げ出してそのまま立ち去るのでした。
感想
傅宗書は六分半堂と組んで悪どい商売をしていたんですねー。役人なのに怖い、怖い。
素性を知らないまま雷純を想う白愁飛が切ないです。対立する組織の総堂主の娘ということもあるし、義兄弟の契りを結んだ蘇夢枕との仲もあるし……。このまま素性がバレないことを願うばかりです。
白愁飛が副楼主に抜擢されたと聞いた時の李念堂と龍嘯青の表情を見たら2人とも六分半堂に寝返ってしまうかと思いましたが、李念堂だけでしたね。
それにしても王小石をからかっていた妓女の朱小腰が実は蘇夢枕の護衛だったとは!今後、王小石にどう絡んでくるか楽しみです。また、絶体絶命の白愁飛を助けて立ち去った黒装束の人物が一体誰だったのかも気になります!