「28日後…」のダニー・ボイル氏がシリーズ3作目で監督を務める「28年後…」は、「28週後…」の続編として長い年月を経て、脚本家のアレックス・ガーランド氏とともに戻ってきます。1作目はキリアン・マーフィ、2作目はロバート・カーライルが主演を務め、最新作「28年後…」ではキリアン・マーフィが製作総指揮を努めます。
「28日後…」解説
あらすじ
ロンドンで動物愛護活動家が医療科学研究所を襲撃し、研究員らはチンパンジーが感染症にかかっていると警告しましたが活動家たちは耳を貸さず、チンパンジーを檻から出してしまいました。
檻から出たチンパンジーは研究員や活動家たちに襲い掛かります。チンパンジーにかまれた者は、苦しんだ末に狂暴化し、次々と人間を襲うようになったのです。
そして28日後、交通事故で昏睡状態に陥っていたメッセンジャーのジム(キリアン・マーフィ)は病院で目を覚ましました。
しかし、院内に人の気配はありません。ジムは自動販売機から飲み物を取り、人を探して外に出ました。そして、そこで驚くべき光景を目にするのです。
解説
ロンドンをゴーストタウンと化したのは、脳に侵入し精神を破壊するウイルスが原因で、狂暴化、動きが早いというのが特徴です。
ジムは、自転車のメッセンジャーですが配達の途中で事故に遭ってしまったのでパンデミックが起こったことを知りません。ゾンビに対しての耐性がないので、はじめは逃げるだけしかできませんでした。
1作目は2002年公開の映画なので、キリアン・マーフィがとても若いです。髪の毛も坊主に近い感じで、初々しさがありました。筆者はこの映画を観て俳優キリアン・マーフィが気になりました。
ジムはセレナ、フランクとハンナという親子と出会います。フランクたちはアパートの上階で暮らしていましたが、自分たちがここに居るということを生存者に伝えるため、部屋のライトを点滅させていました。
(アパートの階段はゾンビが登って来れないようバリケードが作られていました)
屋上にバケツを並べ水を確保していましたが、ほとんど雨が降らない状態が続きます。そこでフランクは無線で生存者の保護があるとみんなに伝え、4人は車に物資を積んで保護区があるというマンチェスターを目指しました。
でも、軍の基地も崩壊し兵士の姿はありません。そこでフランクは、カラスの血液が目に入りゾンビ化し、戻ってきた兵士に撃たれて死亡。彼らは別の隠れ家に居たのです。
上官は、パンデミックが起こっているのはイギリスだけで、ほかの国は無事だという仮説をジムに話していました。ただ、現状では国を出て確認するすべはありません。
また、軍と言えど秩序は崩壊状態でした。上官・部下という関係も崩壊状態で、部下は上官の言うことを聞かないようになっていました。彼らは、女性のセレナを子孫繁栄といいう名目で襲い掛かろうとしたのですが、この期に及んで子孫繁栄とは…。
ただ欲を満たしたいだけです。それで、兵士たちはセレナといい関係になっていた邪魔者のジムを処刑しようとしてたほど精神が崩壊していたんです。
ジムは隙を狙って逃げ出して、兵士を全滅させハンナとセレナと3人で乗ってきた車で逃げます。最後、3人は島で平和に暮らしていましたが、飛行機を見つけて「HELLO」と書いた布を広げて救助されました。
*逃げたときに飛行機が飛んでいたので、ジムは「他の国は無事」という仮説が正しいことに気づきます。また、布に「HELLO」と書いたのは、自分たちがゾンビではないことを証明するためだったのだと思います。
はじめは状況がわからずオドオドしていたジムも、最後はセレナとハンナを守るために全力で戦うなど、強くたくましくなっていました。
キャスト
ジム役
演:キリアン・マーフィ
セレナ役
演:ナオミ・ハリス