『ボイス 110緊急指令室』6話ネタバレ考察。
妻を殺された敏腕刑事の樋口(唐沢寿明)と、父を殺された声紋分析官ひかり(真木よう子)がタッグを組み、殺人鬼を追う犯罪サスペンスドラマです。
真犯人の情報を掴んだ樋口でしたが、何者かに襲われ……。
『ボイス 110緊急指令室』6話のネタバレ解説と感想を紹介します!
『ボイス 緊急指令室』6話のあらすじ
妻を殺害した真犯人にたどり着いた樋口(唐沢寿明)だが、突然何者かに襲われてしまい……。
3年前の事件と沖原(木村祐一)の関係を疑うひかり(真木よう子)ですが、強行犯係と共に樋口を捜索することに。
携帯のGPSは途絶え、ひかりは電話越しの背後の音と、新田(森永悠希)が殺された時に言い残した言葉から樋口の居場所を特定しようと努めます。
監禁され手足不自由とされた樋口は、3年間探し求めていた真犯人であるカチカチと顎を鳴らす男、“カチカチ野郎”と対面。
何度も殴られ血まみれになりながらも、自力で手にかけられた縄をほどき、“カチカチ野郎”と再び対面した樋口。
これで犯人逮捕と思われたが……?
『ボイス 110緊急指令室』6話のネタバレ解説
真犯人と硫黄
ひかりは、新田が殺された時に聞き取れなかった言葉が何だったのか必死で思い出します。
「い……、おう……。」
“硫黄”。
犯人は硫黄の匂いが染み付いていると考え、その場所はどこかを考えます。
すると、栞(石橋菜津美)は製紙工場ではないかと言います。
製紙工場はパルプを生成するために硫黄が使われているのです。
ひかりは、石川(増田貴久)と強行犯係に近辺の製紙工場を確認するよう要請しました。
沖原を脅かす存在とは……?
“カチカチ野郎”に殺されそうになる樋口ですが、間一髪のタイミングで強行犯係に助けられます。
沖原を筆頭に犯人を追う強行犯係ですが、犯人に逃げられてしまいました。
樋口は沖原に言います。
「デカがホシを逃す。1度目は偶然、2度目は不自然、3度目は必然。」
樋口は沖原が犯人を逃したのではないかと疑っているのです。
その後、人気のない場所で何者かと電話をする沖原……。
「指示通りに動け。いつでも動画をばら撒いてやる。」
「誰に送ると思う?アメリカに留学してるんだったな……娘さん。」
本当の黒幕
沖原が通うナイトクラブの監視カメラの映像を、科捜研に調べさせたひかり。
沖原は、ナイトクラブのホステスとのベッド動画を流出しない代わりに、操作妨害を頼まれていたのです。
樋口に本当のことを告白する沖原。
しかし、思わぬ事実が発覚します。
沖原は、ECUの動向を犯人に報告し操作妨害をしていましたが、“カチカチ野郎”と対面したのは製紙工場で樋口を救った時のみで、普段は電話で別の人物から指示を出されていたというのです。
3年前の事件の時、沖原は別の部署にいました。
となると……、ボイスレコーダーを編集したのは沖原ではありません。
本当の黒幕は、警察内にいるのです!
新たな犠牲者
樋口の息子の大樹の元に、ある人物からラジコンが届きます。
翌日、黒ずくめの男が大樹を襲います。
息子の死に際の声を聞くように樋口に伝える謎の男……。
そこへ、樋口の代わりに大樹のお見舞いに来ていた石川が病室へ入り、男と格闘します。
駆け足で逃げる男を追いかける石川ですが……。
一方、沖原は自分のしたことの落とし前をつけようと、ナイトクラブへ向かいます。
“カチカチ野郎”がいると思ったのです。
店の防犯カメラの映像から“カチカチ野郎”の居場所を突き止めた沖原は、非常階段へ向かいます。
捕まえようとしたその瞬間、沖原は何者かに襲われてしまいます。
密室に監禁され、手足を不自由にされた沖原……。
目の前には顎をカチカチと鳴らし、手にはハンマーを持つ男。
沖原は4人目の被害者となりました。
『ボイス 110緊急指令室』6話の感想
前回までは、手塚おさむ演じる“カチカチ野郎”と沖原による事件かと思われていましたが……。
沖原の本当の人間性が露わとなった6話でした。
最低な刑事だと思っていましたが、娘と電話で話すシーンや、樋口に心から謝罪し落とし前をつけると約束するシーンはすごく印象的です。
大切なものを守るため、正義とは違う方向を向いてしまった沖原は、許されないと思いながらも、どこかで救ってあげたくなりました。
次々と別の命を狙う黒い組織たちは、人間とは思えないほどあまりにも愚劣で卑怯に感じます。
殺された人間は帰ってこれませんが、少しでも樋口やひかり、そして沖原が救われるといいなと思いました。
『ボイス 110緊急指令室』7話の見所
もう1人の“カチカチ野郎”と、警察内部の共犯者。
2人は一体何者なのか……?
そして、大企業・本郷ホールディングスの会長本郷辰夫の目的は何なのか……?
新たに分かった黒幕の正体に目が離せません!