『グレイズ・アナトミー』シーズン7~9のネタバレまとめ。病院での発砲事件という衝撃な事件の余波が残る中、ドクター達はそれぞれ深い傷を抱えながらも必死に立ち直ろうとしていました。そんな彼らに更なる壁が待ち受ける!?
シーズン7~9のポイント
1つのシーズンが22~24エピソードあるので、3シーズンの中で大事件がいくつも起こります。その中での見どころをピックアップしてみます。
- クリスティーナがPTSDに苦しむ
- カリー、アリゾナと付き合い始めるも、マークとも関係を持ち妊娠、出産
- メレディスとデレク、めでたく結婚するも、流産・不妊に悩む。そして、メレディスの臨床試験不正発覚により、二人の間にも亀裂が・・・
- メレディス、デレク、クリスティーナ、マーク、アリゾナ、レクシーが飛行機墜落事故に
- メレディスが停電の病院内で緊急帝王切開を受ける
おすすめエピソードはシーズン7第18話
このエピソードは、シリーズ初のミュージック・エピソードとなっています。
妊娠中のカリーは、アリゾナを誘って二人きりの旅行を計画します。アリゾナの運転する車で目的地へ向かう途中、アリゾナの脇見運転からトラックと衝突事故を起こしてしまいました。
車から投げ出されて重体のカリーとお腹の赤ちゃんを全力で救うメレディス達。この一連のストーリーが、重体の自分の姿を客観的に見るカリーを通してミュージカル調に流れていきます。
番組制作総指揮者のションダ・ライムズが、シーズン1の撮影が始まった時から制作したいと考えていたミュージカル・エピソード。ストーリーの流れに沿って歌うという展開で、違和感なく感情移入することができる、本当に素晴らしいエピソードでした。
ミランダ役のチャンドラ・ウィルソンと、カリー役のサラ・ラミレスは、ミュージカルの経験がある女優さんだったこともあり、本当に歌が上手!
その他、歌った俳優達も、心にグッとくる歌声で、メリル・ストリープ主演の映画”マンマ・ミーア”のピアーズ・ブロスナンのように、ズッコケるような歌声の人はいませんでした。
何度見ても飽きないこのエピソード。またこのようなミュージカル・エピソードを期待していますが、残念ながら今の所その後出てくる気配はありません。
あのキャストたちが次々と降板
大ヒットを起こしたドラマに出演すると、そのキャラクターの印象が強くつきすぎて、他のドラマに出演するにあたり支障がでるという理由から、大人気にも関わらず降板してしまう俳優さんが出てきます。
そのような俳優からの意向があると、ストーリーも大きく変わってきます。もう戻ってくる可能性がない場合は死亡。もしかして今後カメオ出演として戻ってくる可能性があるときは転勤などの理由でお引っ越ししてしまう、という去り方もあります。
その他に、何らかのトラブルを起こしたという理由で、降板させられるというパターンもあります。
理由は不明ですが、今回、大好きなマークとレクシーが去っていきます。しかも、回想シーンなどがない限り復帰は不可能という”死亡”という設定で……。
去り方が、全シーズン通しても記憶に残る爪痕を残した衝撃的な終わり方でした。
ドクター達の運命を変えた最悪な飛行機事故
結合双生児の手術に向かうため、メレディス、クリスティーナ、マーク、デレク、レクシー、アリゾナは飛行機で向かっていました。しかし、その飛行機が山の中に墜落するという大惨事がおこります。
泣き叫ぶアリゾナの声が響き渡る中、メレディスはクリスティーナの呼ぶ声によって目を覚まします。
懸命に仲間を探すメレディス、クリスティーナとマーク。アリゾナは飛行機で足が下敷きになり、パイロットも操縦室にはさまれて動けない状態です。デレクも手が機体に挟まれていましたがなんとか脱出。しかし、レクシーは下半身が機体の下敷きなって救出不可能な状態でした。
くっついたり離れたりと中々上手くいかずに曖昧な関係が続いていたマークとレクシー。マークはレクシーの事を必死で救出しようとしますが、どうにもなりません。
自分の最後を悟ったレクシーは愛してるとマークに告げます。結婚しようと自分たちの将来を話しながら一生懸命レクシーのことを励ますマークでしたが、レクシーは逝ってしまいます。
悲しすぎて悲しすぎて、何度見ても涙が出てくるシーンです。そしてレクシー救出に全精力をかけていたマークも、実は命の危機にある症状でした。
レクシーが亡くなった後、意識を失ったマークは、救出された後も意識が戻ることがなく、シーズン9の最初のエピソードで、仲間に見守られながら生命維持装置が外されることになりました。
シーズン7~9のまとめ
発砲事件や飛行機事故などの大惨事が起こり、生き残ったドクター達は様々な後遺症を残したまま、懸命に人命救助の仕事をします。
自分も大変な時間を過ごしつつも、仲間を支え、一緒に立ち直っていくドクター達の成長ストーリー。
どのエピソードも見ごたえがあり、このドラマがいまだにヒットを続けている理由がよく分かるそれぞれのシーズンでした。