インドドラマ【ポロス~古代インド英雄伝~】44・45・46話。
パウラヴァでの任務を終えて、ダスユに戻ってきたプル。
しかしダスユでは家族の問題が山積みで……!?
この記事では、ネタバレ感想とメイキング情報をお届けします。
また、撮影の合間に撮ったオフショットも必見です!
【ポロス~古代インド英雄伝~】あらすじ
プルとラチは、アヌスヤをかくまいダスユに帰還した。アヌスヤは空想の赤子に、もう安全だと言ってなだめる。ダスユの王妃はスメルが戻らない理由をプルに問い詰める。
【前回の重要ポイント】
・プルとラチは、アヌスヤを連れてパウラヴァ国を脱出した
・プルたちと入れ違いになったスメルは、1人パウラヴァに取り残されてしまう
・ジヴダット宰相は、殺したはずのアヌスヤと再会し、言葉を失う
【ポロス~古代インド英雄伝~】ネタバレ44話45話46話
ネタバレ44話(BS第22回)
ラチは、ダスユ国へ戻る船の中で、プルに問いました。
「ダスユに着いたら女性(アヌスヤ)のことをどう説明するの?ダスユはよそ者(アヌスヤ)は受け入れない」
「分かっている。だが俺とお前の2人なら王妃を説得できる」と答えるプル。
しかしラチは、スメルがいない状況でよそ者を連れて行けば、さすがに王妃の怒りを買うと言います。
母親の王妃からすると、よそ者を連れてくるヒマがあるなら息子スメルを連れて来いと思うはずだから。
【ダスユ国】
その頃、ダスユ国の王妃は、パウラヴァへ向かった3人(ラチ、スメル、プル)の消息が一向につかめないことに苛立っていました。
子供たち(ラチ・スメル)をパウラヴァから連れ戻すためなら戦も辞さないと言う王妃。思案する王。
そこへリプダマンが間に入り「必ずや生還するはずです」と言葉を挟みます。
王妃は、リプダマンを見据えて口を開きました。
「パウラヴァ国でダスユ族は招かれざる客。パウラヴァにいたお前ならよく分かっているだろう。
これまでお前の判断に疑念を抱いたことはなかったが、今だけは別だ。
お前は、我らダスユがパウラヴァに攻め入ることを心では拒否しているのでは?」
王妃の言葉に黙り込むリプダマン。
王妃は「明日の朝パウラヴァに進軍する!」と意気込みますが、3人が帰還したという報せを聞き、すぐに船着き場に向かいました。
ところが、パウラヴァから帰還したのはラチとプルの2人だけ。
王妃がなぜスメルの姿がないのかと問うと「マガダ国へ奴隷を逃がしに行ってる」と答えが返ってきます。
「奴隷が捕えられれば、ダスユの所在も知られてしまう。だから仕方なくマガダ国へ連れて行った」と言うラチ。
その後、久々に兄のハスティと顔を合わせたプルは、バツの悪い表情を見せます。
母プリタの願いだったとは言え、ハスティの手首を折ってパウラヴァ行きを阻止したため、プルは申し訳なく思っているのでしょう。
しかしハスティは、プルがただ自分の邪魔をしたと思っているようで、怒りの感情をプルにぶつけます。
「今度は俺がお前の道を奪う」と。
【パウラヴァ国】
一方、パウラヴァ国では、シヴダット宰相が幻覚に苦しんでいました。
生きているアヌスヤを目にしたことで、不安と恐怖が抑えきれなくなったのです。
アヌスヤ、バムニ王、リプダマンの幻覚に襲われて気が狂いそうになるも、なんとか我に返るシヴダット。
シヴダットは、なぜアヌスヤが生きているのかを知るために、当時の状況を整理することに。
・俺はアヌスヤを滝底へ落とした
・その後、部下のサマルにリプダマンを追わせた
・直後、サマルはダスユ族に殺された
・20年が経った今、アヌスヤがダスユ(プル)と共に現れた
このことから、リプダマンがアヌスヤを保護してダスユへ逃亡したのではないか?と推測するシヴダットでした。
ネタバレ45話(BS第23回)
プルとラチは、スメルが戻るまで、アヌスヤを人気のない小屋でかくまうことにしました。
アヌスヤに食べさせるための食料を、布に包むプル。
そこへ父リプダマンが現れ「プル。何を隠している?」と呼びとめました。
包みを隠し、動揺するプル。
リプダマンは「隠しているのはチンタンのことだろう。何があった?」とプルに問います。
プルは、チンタンがダスユを裏切って居場所をバムニ王に告発するも、結局バムニ王に殺されたことを報告。
プルが「バムニ王はペルシャの手先。王の器ではありません」と言うと、間髪いれずにリプダマンは声をあげました。
「君主にふさわしいお方だ!! 至上の王だ!」と。
ものすごい勢いで言葉を放ったリプダマンを見て、呆気にとられるプル。
「何を根拠にそう思うのですか?バムニ王と面識が?」
プルがそう聞くと、リプダマンは「パウラヴァについてお前は知る必要がある」と言って、プルの出生の秘密を語り始めます。
そこへ王妃がやってきて「プル!マガダへ間者を送ったが、スメルはいないと言う。どういうことだ」とプルを問い詰めました。
リプダマンの話は中断され、結局、プルが自分の出生の秘密を知ることはありませんでした。
【パウラヴァ国】
一方、パウラヴァ国ではシヴダット宰相がいまだ酒に溺れていました。
そこへダレイオス王がやって来て、酒を飲んでも消せないほどの悩みとは何だ?と問います。
さらに言葉を投げかけるダレイオス。
「20年前に我々の親交が始まったのは、まさにこの場所だった。
利益も共にしたのだから、悩みがあるならそれも共にしよう」
ダレイオスの言葉に逡巡するシヴダットでしたが、結局アヌスヤが生きていることは伏せると決めたようです。
ネタバレ46話(BS第23回)
食料を持ってアヌスヤのもとへ向かうプル。
プルが小屋に着くと、先にラチが来ていました。
アヌスヤに食料を与えますが、常に見えない赤子を抱えているアヌスヤは手が使えません。
アヌスヤは、両手で抱えていないと赤子を落としてしまうという恐怖にとらわれているのです。
そこでプルは、アヌスヤに提案をしました。
「俺の手で食べさせようか?」
(やはりインドでは、手で食べさせてあげることが愛情表現?)
かいがいしくアヌスヤの世話をするプルを、微笑ましく眺めるラチ。
「驚いたわ。お前でもそんなふうに優しい顔をするときがあるのね」とラチがからかうと、プルはいつになく真面目な表情で口を開きました。
「ココナツが固いのは、中の柔らかな実を守るため。強き者だけが弱い者を守れる」
【マケドニア国】
その頃、遠征に来ているフィリッポス一行は、戦の日を迎えていました。
前線で戦う予定のアレクサンドロスとアリダイオスは、どちらがより多くの敵を殺せるかを競うことに。
いざ戦争が始まると、アレクサンドロスは、アリダイオスが敵にとどめを刺そうとしているところを、何度も横やりします。
横やりをされて、憤るアリダイオス。
アレクサンドロスは不敵な笑みを見せ、アリダイオスを挑発するかのように、横に控えている敵陣に突っ込もうとします。
負けるものかとアリダイオスが我先に敵陣に突っ込むと、アレクサンドロスは来ていませんでした。
アリダイオス1人が突っ込むよう、ハメられたのです。
敵に囲まれてしまったアリダイオスを見た父フィリッポス王は、すぐさまアリダイオスのもとへ駆けつけます。
しかし多勢に突っ込んだフィリッポス王は、敵から致命傷を受けてしまい……!?
【ポロス~古代インド英雄伝~】感想44話45話46話
感想44話(BS第22回)
シヴダット宰相は、生きているアヌスヤを目にしたことで幻覚に襲われ始めました。
気が狂っていくシヴダットの様子は圧巻で、目がこぼれ落ちてしまうのではないかと思うほどの目力でした!
シヴダット役のアマン・ダリワルは、インド本国では演じ分けが素晴らしい俳優として名が知れているようです。
一方、ダスユ国に戻ってきたプルは、家族との問題が山積み。
自分が実子ではないこと、母プリタに愛されていないこと。
それらの事実とまだ折り合いをつけられていないプルを見るのがツラいです。
兄のハスティも、プルがパウラヴァ行きを邪魔をしたと思い込んで怒っていますし……。
ハスティとの間にも亀裂が生まれてしまい、プルにとって家族が遠い存在になりつつありますね。
早くすべての誤解が解けて欲しいと願わずにはいられません。
感想45話(BS第23回)
リプダマンが熱い!
リプダマンは、今はダスユ族として生きていても、やはり心はパウラヴァに捧げているのでしょうね。
以前、ダレイオスはバムニ王のことを「ペルシャと手を組んでも、心臓はインドのために動いている男」だと評していました。
まさにリプダマンも同じなのかもしれません。
インドのために心臓が動いている男。
今でも心はパウラヴァ国の忠臣で、リプダマンにとっての王はバムニだけ。
だからこそ命を賭してプルを守りぬいてきたのでしょうし。
リプダマンの熱い心が見られて大満足な回でした。
感想46話(BS第23回)
アヌスヤとプルのシーンは相変わらず甘々モードで、たまに親子だということを忘れそうになるほど(笑)
インドで母親は絶対的な存在であることは以前お伝えしたとおりです。
現代の職場などでも、空き時間の合間にしょっちゅう母親と通話している男性が多く、とにかく母親思いの国なのです。
日本人の感覚だと少しマザコンっぽく見えなくもないですが、韓国や中国でも親は絶対的な存在ですし、むしろアジアの中で日本だけが少し感覚が違うのかもしれませんね。
何にせよ、プルが幸せそうなのが一番うれしい!
この穏やかな時間が少しでも長く続くよう、願うばかりです。
一方のアレクサンドロスは……兄を罠にハメようとする残忍さが浮き彫りになりました。
敵軍に1人で突っ込ませるなんて、下手したらアリダイオスは本当に死んでいたと思います。
でも、フィリッポス王の息子なだけあって、アリダイオスも強いですね。
敵に囲まれてもすべて処理しきったアリダイオスは地味に凄いです。
逆に、アリダイオスを助けるために敵陣に突っ込んだフィリッポス王が、致命傷を負ってしまいました。
史実上では、アレクサンドロスは20歳で王に即位するので、もしかしたらフィリッポス王はそろそろ亡くなるかも……?
次回は、プルとラチの関係がさらに深まるようです♡
アレクサンドロスは母オリュンピアスに反抗心を抱き始めるようなので、そちらも気になりますね。
メイキング情報
【ポロス】のメイキング情報。
英語なので内容をあまり把握できませんでしたが、ツイッターで詳しく解説している方がいたのでご紹介します。
「ポロス~古代インド英雄伝」
ジュエリーが20~25kg、頭に乗せるいろいろなものが5~6kgですって!美とは厳しいものだ・・・。
The making of Porus- How the era of 350 B.C was recreated https://t.co/9c1TJs24ZB @YouTubeさんから— ひらののりこ (@pirikafumi) October 1, 2019
そういえば昨日RTしたメイキングでは、「西洋にとってはアレクサンドロス大王がヒーローだが、我々にとって彼は侵略者だ。アレクサンドロス大王からインドを守ったポロスこそが我々の英雄だ」と言っていた。
— ひらののりこ (@pirikafumi) October 2, 2019
「ポロス~古代インド英雄伝」メイキング。
「我々は、乗馬・剣術の厳しい訓練を受けました。幸運なことにタイでスキューバダイビングの訓練も受けることができました。なぜなら海でのアクションシーンを演じなければならなかったから。」
https://t.co/mTMs2dsMsV— ひらののりこ (@pirikafumi) October 2, 2019
また、こちらはメイキングではありませんが、撮影の合間の様子が映っています。
Here’s @IamsoLaksh n #teamporus Celebrating #Mohitabrol Birthday🎂🎂🎂 #BehindTheScenes #offscreenmoments #HappyBirhtday pic.twitter.com/8tor8kPuCv
— vinita (@Vinita65816355) November 2, 2018
動画から推測するに、ハスティ役のモヒット・ロルの誕生日祝いでしょうか。
以前アディティヤ・レディジ(バムニ役)も、誕生日のお祝いの際、顔中がケーキまみれになっていました。
インドでは、誕生日に“ケーキを顔に塗る”のが風習なのかもしれませんね。