深田恭子主演のドラマ『初めて恋をした日に読む話』4話が放送されました。
車のなかで、八雲に後ろからハグされるも、彼の気持ちに全く気付かない超鈍感な順子。
しかし、その様子を由利が見てしまい……。
順子は誰に恋するのか?
それでは『はじこい』第4話のネタバレ解説と感想をお届けします。
『初めて恋をした日に読む話』4話あらすじ
八雲雅史(以下:雅志)は、意を決して順子に告白しましたが、超鈍感な順子は雅志が告白していることに全く気付かずに、何か悩みを抱えているんだろうと心配する始末。
雅志が順子を抱きしめている姿を目撃した由利匡平(以下:匡平)は、その様子から雅志も順子のことを好きだと気づき複雑な思いに駆られます。
そして2018年4月になり、匡平は高校3年生になりました。
ある日、山下から匡平の成績が上がったことや、彼には母親がいないことを聞かされた順子は、これまで以上に匡平のことを気に掛けるようになります。
ところが匡平は、順子が相変わらず子ども扱いすることに苛立っていました。そんななか、塾主催で2泊3日の強化合宿が始まります。
しかし、合宿所の近くの保養所で研修を受けているという雅志が、合宿所を訪れたのです。雅志と順子の仲のいい様子を見た匡平は嫉妬し、順子に冷たい態度で接してしまいました。
その日の夜、匡平をよく思っていない塾生が、”匡平が山のロッジで煙草を吸っていた”と言うのです。そんなはずはないと思った順子は、ロッジに向かい”ある事を確認”しに行きます。
ところが、途中でぬかるみに足を滑らし、またまた腰を痛めてしまいました。動けずにいる中、匡平がロッジに行ったまま戻らない順子を探しに来たのです。
合宿所に帰る前に、2人がロッジの中を確認すると塾生が”仕込んでおいた”煙草を発見。彼らは匡平をハメようとしていたのです。
実は匡平は、留守にしている間に雅志の元を訪れ、正々堂々とライバル発言をしていました。煙草を吸っていたという誤解は解け、無事に合宿に戻ることができたのですが……。
『初めて恋をした日に読む話』4話の胸きゅんシーンと見どころ
順子の鈍感力は恋の免疫がないだけ?
雅志が、順子を後ろから抱きしめちゃんと”付き合ってほしい”と告白したのにも関わらず、順子は飲みに付き合うと勘違い。
ここまで気づかなければ”超”を超えるほど鈍感です。ただ順子の場合、雅志と友人として20年付き合ってきていたので、彼女の中ではまさか雅志に好かれているとは思っていないことが原因でしょう。
また、山下には一度告白されていることや、美和に言われていたこともあり意識してしまったので、恋に関してはただ鈍感というわけではなく、ただ単に免疫がないという印象を受けました。
ロッジで、匡平に「ご褒美をください」とねだられた時は、彼女にもトキメキはあったはず。しかし、その後匡平が美和とテレビ電話しているのを聞いて、告白は”遊び”だと思っていましたし。
さすがの鈍感女子でも、匡平の告白に気づいたか!? と、ドキドキさせられたシーンでもありました。
山下も順子に行く!?
山下は、既婚者ですが当初から悩みを抱えているような口ぶりでしたが今回、それがハッキリしました。
順子と再会してからと言うより、順子と再会していた頃にはすでに家庭はうまくいってなかったのでしょう。離婚を考えているなかで順子と再会し、前向きに生きている順子を見て背中を押されたのかもしれませんね。
ラストのシーンで、山下の名前が書かれた離婚届がその証拠。隣に”妻”の欄には署名がなかったので、離婚は山下の方から切り出すようです。
山下が、再び順子に惹かれているのは間違いなく、今後は雅志、匡平、山下との恋のバトルに発展!? 彼ら3人は、正々堂々と正面からぶつかっていくタイプですが、順子はそれに気づけるのか?が見どころになりそうです。
深田恭子のブルゾンが超色っぽい!
合宿の最終日にキャンプファイヤーが行われ、塾講師たちによる催し物も披露されました。順子はなんと、講師2人を両脇に”ブルゾン”ネタを披露しました!
ストライプのシャツに黒のミニスカート、メイクもバッチリ決めてめちゃめちゃセクシーに勅使河原先生の字画、”35画”で笑わせてくれています。
しかも、with-B役には塾長(生瀬勝久)も参加し、普段はお堅い塾長の意外な一面で笑いを取っていました。
フルネタを披露しているので、見逃した方はぜひご覧になってみてくださいね。
勉強になる名言や情報が出てくるのも見どころ!
人の心に寄り添う名言に納得!
毎回必ず、勉強になり納得できる名言があるのも『初めて恋をした日に読む話』には登場します。今回も順子がビシッと決めてくれた言葉は、匡平を陥れようとした塾生の言ったもの。
どうして小さい頃から勉強を頑張ってきた自分より、途中で頑張ってきた奴の方が偉いんだという言葉に順子は、こう語りました。
「どっちも偉いよ。違う場所で、違う苦労して頑張ってきたの。そんな所で競っても仕方ない。勉強を頑張ってきたやつも、部活を頑張ってきたやつも、頑張ることが見つからなくてモヤモヤしてきたやつも、親の期待を背負ってきたやつも、孤独に耐えてきたやつも、いろんな子が平等に試験を受けて、その日の合否で決まるのが受験なの。一切の言い訳もない。ないの……。」
TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』4話から引用
他にも、意外と知らない名言も出てきたりと、『はじこい』は、ただのラブコメというだけではなく、人生に役立つラブコメというのも魅力です。
順子が雅志の受け売りだけど、と言っていた中で脳に関する情報は入っていました。これは意外と知らなかった方も多いかも?
脳は構造上、否定形を理解できない?
雅志は脳について勉強していたようで、4話ではちょっと役立つ情報を学ぶことができました。
順子が匡平に、東大に落ちた自分を想像しないでと言います。ところが匡平は逆に、落ちた自分を想像してしまいました。
これは、否定形を理解できないというようなことで、たとえば”遅刻しないで”と伝えるのではなく、”5分前に来て”というとのこと。
想像してから打ち消すには無駄に嫌なイメージを与えてしまうので、前向きに伝えれば脳は認識するようです。
これって、雑学ではなく使える情報ですよね。もし誰かと待ち合わせするときは、約束の時間の5分前に来てって言ってみてはいかがですか?遅刻しがちな人でも、約束の時間に来るかもしれませんよ。
初めて恋をした日に読む話』4話を観た感想
雅志と匡平が順子に大接近という、ドッキドキの4話でした。しかし、ラストで山下の離婚届をカメラアップした時は、やっぱり……という感じでしたね。家庭をもっていても、どこか幸せそうではなかったし、学校や家庭のことで抱えている悩みも”大人だから”と我慢していたようです。
生き生きとしている順子を見て、山下も前向きに考えることができたようで、その一歩がたまたま”離婚”ということだったのかもしれませんね。
そして、まさか匡平が雅志に順子への思いを伝えたとは!伝えた瞬間から、順子へのアピールが暴走していましたね。彼はかなり積極的な性格なのかも……。来年の2月3日で匡平は18歳。その日に”予約”したという言葉から、”結婚できる年齢”になったらプロポーズすると決めたのかも!?
4話の視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)と上々。3話の8.8%から1%ダウンしているものの、見逃し配信を利用してご覧いただいている方もいると考えれば、決して低い数字ではありません。
順子が誰に胸きゅんするのか、それとも3人以外の誰かかも!? 今後も超鈍感女子・順子の胸きゅん相手が気になりますね。