【ハンドメイズテイル】シーズン3第6話ネタバレ
ジューンは、権力者を引き込んでギレアドを燃やし尽くす計画を順調に進めていましたが、セリーナの突然の裏切りで足踏み状態。
ニコールの件で掴みかけたチャンスも失ってしまう……。
さらに、ギレアドの非情さに改めて気づかされる衝撃描写に震撼!
【ハンドメイズテイル】シーズン3ネタバレ
フレッド(ウォーターフォード司令官)とセリーナが、ニコールの件を訴えた映像が流れてから毎日、あちらこちらでニコールが戻るよう祈りを捧げている光景を目にしました。
そんな彼女たちを横目で見ながら、ジューンは”彼らの願いが届かないよう”祈ります。
ただ、そんな光景はジューンの情報源となっており彼女たちが祈っている限りニコールはカナダで安全に暮らしていると安心できたのです。
そんな中、フレッドとセリーナがカナダと交渉することに……。
1週間D.Cで祈祷を捧げることで、カナダに圧力をかけようとしていたのです。
それには、侍女が居る方が映像的にも効果的だとしてジューンも彼らに同行させられることになりました。
D.Cでは、侍女が専用のマスクで沈黙を強制されている異様な光景があちらこちらで見られ、ジューンはもとより同行したリディアおばやリタも引き気味な様子。
また、宿泊はホテルではなくギレアドの高官の家でした。
高官の家には5人の子供がいるにも関わらず侍女もいる、高官だからこその特権。
ジューンは侍女のオブジョージと一緒の部屋を使うことになりましたが、彼女がマスクを外した顔を見て驚愕したのです。
【ハンドメイズテイル】シーズン3第6話の解説
沈黙描写に衝撃が走る!
D.Cで奉仕する侍女たちには沈黙が強制されていました。
しかしこれは、ただの沈黙ではなく唇に3本の丸い金具が取り付けられる”一切の沈黙”が強要されていたのです。
侍女は一言たりとも話すことは出来ませんし、声を出すことも禁じられているようでした。
ジューンがオブジョージに話しかけても返事が無かったため、振り向いてその姿に驚愕。
ギレアド自体、暴君で非情な政府と分かっていましたが、D.Cはそれ以上に恐ろしい”決まり”が成り立っていたのです。
まるで侍女を人とは思っていない、ただの家畜同様に扱うことに背筋が凍りつきました。
スイスの仲介でフレッドが出世!?
ギレアドは、ニコールを取り返すためにカナダのテレビで映像を流しましたが、向こうからの返事はありません。
そこでフレッドは、カナダに圧力をかけるために今回、1週間の祈祷をすることにしたようです。
ギレアドの軍事力は大きく、カナダは戦いを望んではいません。
そこでカナダは、スイスを仲介役として交渉の場を設けることにしたのです。
フレッドがスイスを引っ張り出したことが”力を誇示した”と評価され、高官に気に入られてD.Cに留まるよう誘われました。
これはフレッドにとって出世ではありますが、ジューンにとって操れる人物と離れることになります。
そうなれば、またゼロからのやり直し。
ただ高官からフレッドへの対応を見る限り、何やら怪しい雲行きを感じざるを得ません。
本当に喜べる出世なのか……というのが、気になるところです。
リディアおばの様子が変わった?
リディアおばは相変わらずですが、さすがにD.Cの侍女たちを見た時に驚きを隠せなかったようです。
祈祷には、ジューンを初めたくさんの侍女が参列しましたが、ジューン以外の侍女はみんな口に金具を付けられている様子。
ジューンも沈黙を求められ、金具は付けずともマスクの着用を求められました。
マスクを持ってきたのはリディアおばですが、彼女の目にはうっすら涙が……。
ジューンは彼女に尋ねます。
「リディアおば。私たちに沈黙を求めますか?」と。
リディアおばは、鼻を赤くして目をうるわせながら「いいえ」と答えました。
このシーンでは、リディアおばの人間らしい一面が垣間見れたような気がします。
ニックの過去が明らかに!
今回、D.Cにニックが訪ねてきました。
シカゴの前線にはまだ行っていないようで、ジューンと再会。
ジューンを見て「こんなところにステキな子が」なんて、洒落た褒め言葉をさりげなく言うところにキュンとします。
スイスとの話し合いではまずフレッドとセリーナが交渉し、その後はスイス側の希望でジューンのみと話す場が求められました。
フレッドとセリーナは、何を言われるか不安なようでしたが、ジューンにとってはこの上ない好都合なシチュエーションです。
スイス側には、
・自分が母親であること
・自分への同情はいらないし、救う約束も必要ない
・ただ娘をギレアドに連れ戻さないでほしい
と要求したのです。
カナダからは、フレッドが父親ではないことや、ジューンがルークに送ったカセットの存在も知っていました。
ただ状況は複雑で、カナダは軍事大国のギレアドとの争いは避けたいけど、情報が少ないからこのままではニコールをギレアドに戻さなくてはならなくなる様子。
そこでジューンは、ニックを説得してギレアドの情報を伝えさせると約束したのです。
しかしその結果、ニックは信用できない人物として交渉決裂。
なぜなら、それはニックの過去に問題があったからでした。
ニックは、司令官になる前は目でしたが、その前はギレアド建国のために戦っていたのです。
つまりは、ニックたちが戦ったからギレアドが建国されたということでした。
【ハンドメイズテイル】シーズン3今後の予想
リディアおばはキーマンになる?
リディアおばは、ギレアドに忠実ですがD.Cの現状を見てから気持ちに変化が表れているようにも思えます。
国を救うために一生懸命ではあるものの、侍女を人間としてではなく単なる道具として扱っていることに心を痛めているような……。
「みんなを助けたいだけ、だからあなたも助けたい」とジューンに話していたので、一応人間の心は失ってはいなかったようです(電気棒とか使いましたけど)。
あれほどきつく当たっていたジューンに寄り添ったり、涙を流したりと弱弱しい部分も見えてきました。
もしかしたら今後は、セリーナではなくリディアおばがキーマンになるかも?と予感させます。
セリーナは敵?味方?
ジューンが「ニコールはカナダの方が幸せになれる」、そう説得しましたがセリーナは自分の欲を抑えきれなかったようです。
今後はD.Cに留まると決心したようで、ジューンから離れるとのことですがジューンは彼女を話さないと。
遠く離れた所でジューンはどうやってセリーナとコンタクトを取るのか、どうやって借りを返してもらうのか。
ただ、2人はお互いを罵り合い仲違いしたので、すぐに手を組むと言うようなことはなさそうです。
このままではニコールが戻ってきそうな雰囲気ですが、セリーナがD.Cでの真相を知ったり、ニコールが戻って来た後で後悔するという可能性もあるかもしれません。
また、ニックの過去がスイスに知られることになったのもセリーナやフレッドが裏で糸を引いていた可能性もあります。
ジューンとニックの関係を知っているからこそ、情報源を封じ込めたのではないかと。
とことんジューンに難問が立ちはだかります!
【ハンドメイズテイル】シーズン3第6話の感想
とんとん拍子に来ていたギレアド崩壊計画でしたが、ここにきてジューンの行く手を阻む事態が勃発しました。
セリーナの裏切りは意外ではありませんでしたが、ルークの善意が彼女の”欲”に火をつけたと言う感じですね。
ニコールを取り戻すためには、どんな卑怯な手も使ってくるはず。
さらに、ニックもすでにシカゴの前線に向かってしまい、今のジューンの味方(権力者)は誰もいない状態。
ローレンス司令官も、良さそうに見えて結局コロニーを考えだすほど非情な人物というのが明るみになっただけです。
また、D.Cの侍女たちを見た時は背筋がゾッとするほど驚愕しました。
女性を子供製造機とでもいうべき扱いをしているのにも関わらず”神の名”を出すことすらおかしい。
ギレアドの異常さを改めて知る描写となりました。