画像引用:hulu
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2。
5話と6話は一気にストーリーが動いた上に、各々の見せ場もあって見どころが満載!
人気キャラの2人が早くも退場か!?
この記事では、ネタバレ感想と【ポロス特集】の放送内容についてお届けします。
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第5話ネタバレ
1対1の対決で、激しい戦いを繰り広げたプルとバムニ王。
プルは、力尽きて倒れているバムニ王に、とどめの一撃を与えようとします。
その瞬間、アヌスヤが現れてプルを止めました。
亡くなったはずのアヌスヤを見て、プルは驚きと喜びの表情を浮かべます。
また、同じく亡くなったと思い込んでいたバムニ王も、アヌスヤを見て呆然。
プルはすぐさまアヌスヤのそばに駆け寄り、アヌスヤが生きていたことを喜びます。
「思い出せますか?」と問うプル。
「ええ。全て覚えています。記憶が戻ったの」と答えるアヌスヤ。
そしてアヌスヤは、プルがバムニ王の息子であることをプルに告げるのです。
それを聞いたプルは、戸惑いの表情を浮かべたあと「バムニ王が父親ならば……(母親はもしかして)」とアヌスヤに視線を向けます。
アヌスヤは、プルの顔をしっかりと見据えて「私はお前の――母です」と伝えるのでした。
プルとアヌスヤが母子として再会を噛み締める中、バムニ王はまだ呆然としていました。
アヌスヤはそんなバムニ王に近づいていき、2人は20年ぶりの再会に涙します。
バムニ王は「何が起こった?今までどこにいた?私が受けた報告は……」と言いかけて、そこで何かに気づいたかのようにシヴダット宰相に視線を向けます。
おそらくバムニ王は、かつてのシヴダットの報告(アヌスヤと赤子が無理心中した)が偽りだったと気づいたのでしょう。
バムニ王は、後で講義堂へ来るようシヴダット宰相に命じるのでした。
その後、プルはラチとも再会。
ラチ「言ったでしょ。遅かれ早かれ、お前が受けるべき母の愛情は必ず見つかると」
プル「運命よりも、お前に感謝する。己の心に従うよう励ましてくれたから、出自にたどり着けた」
ラチは、サジャン(=リプダマン)の正体がパウラヴァ国の総司令官であること、長年プルを守るためにダスユで暮らしていたことを伝えます。
するとプルは「何て献身的な人なんだ。全てを捨て、俺を守るとは」と感激した様子。
これからリプダマンを探しに行こうと提案するプルですが、ラチは「私が探しておくから、プルは講義堂へ行ったほうがいい」と言い、プルを講義堂へ向かわせるのでした。
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第6話ネタバレ
講義堂に呼び出されたシヴダット宰相は、20年前の嘘報告がバムニ王にバレてしまいます。
(シヴダットは20年前、「アヌスヤと赤子が無理心中をした」と嘘の報告をした)
バムニ王は、20年前に起こったことを詳しく知るために、アヌスヤ王妃に何があったのかを尋ねます。
【20年前の真実】
・かつて、アヌスヤがバムニ王の尊厳を貶めたのは、バムニ王とプルの命を守るためだった
・バムニ王が意識を失っている時、シヴダットがアヌスヤとプルを殺そうとした
・アヌスヤとシヴダットが揉みあっているうちに、赤子プルが滝底へと落ちてしまった
・赤子プルを救ったリプダマンは、プルを連れてダスユ国へ逃げた
全てが明らかになり、これ以上は隠し切れなくなったシヴダットは、当時の行いを認めた上で理由を説明しました。
「タクシラ王はバムニ王を侮辱しました。その雪辱を果たす唯一の方法が、アヌスヤの死だったのです!」と。
さらに言葉を続けるシヴダット宰相。
「私にとって何より大切な事実とは、タクシラが敵であること。
タクシラの都市もタクシラの民も私の敵。
(アヌスヤの)殺害を試みたのは、陛下の過ちを正すためでした。あの女を妃にした過ちを。
確かに殺害を試みました。何度でもやってやります」
そう言ってシヴダットが動いた時、バムニ王は「シヴダット!」と声を荒げて剣を抜き、怒り心頭でシヴダットのもとへ近づきました。
シヴダットは目に涙を浮かべ、悲しそうな声でバムニ王に問いかけます。
「陛下は兄の私より、敵国の女(アヌスヤ)の方が大切なのですか。あの女のために私に剣を向けるのですか」
バムニ王は「そうだ」と答え、いつどんな時でもアヌスヤを守ると口にするのです。
そして、バムニ王はシヴダットに向けて剣を振りかざしますが、ギリギリのところで剣を止めました。
無抵抗でバムニ王を見据えるシヴダット。
2人を見たアヌスヤは「どうか宰相をお許しください。ご兄弟です」と言って、バムニ王を止めようとします。
続けてアヌスヤは、
しかし彼は、国へ多大な貢献をなさった。
この先私が、弟が兄を殺した原因として記憶されるのは本意ではありません。」
と言い、シヴダットの無罪放免を求めるのです。
バムニ王は、21年間アヌスヤを苦しめた罰として、シヴダットを21年間牢に入れることを決断します。
その後、ラチと共にリプダマンを探していたプルは、瀕死のリプダマンを目にしてしまい……!?
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第5話感想
ついに!ついにポロスの出自が明かされました!
プルからすると、母親だったらいいなと思っていた人が本当に自分の母親だと知り、さぞ嬉しいことでしょう。
育ての母プリタには愛されず、そのことで苦しんだプルも、きっとこれから母アヌスヤとの幸せな日々を取り戻せるのではないでしょうか。
また、アヌスヤとバムニ王の再会にも涙。
思えば、20年前バムニ王は、アヌスヤのことを「自分よりも信じている」「死の瞬間まで共にいたい」と言っていました。
アヌスヤを失ってからも、アヌスヤという名前を聞くたびに感情が揺さぶられていたバムニ王なので、完全にアヌスヤのことを忘れたことはないはず。
そんなバムニ王とアヌスヤの再会は感動ものでした。
言葉なく見つめあい、言葉なく涙を流す2人を見てもらい泣き。
5話は本当に感動の回でした!
バムニ王、プル、アヌスヤが喜びを噛み締めている中、シヴダット宰相が焦りに焦っているのがクスッときます。
予告では、バムニ王がシヴダット宰相に剣を振りかざしていました。
振りかざす勢いを見るに、本気で処刑しようとしている感じがします(涙)
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第6話感想
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
6話はめちゃめちゃ面白かったです!
シヴダット回と言えるぐらい、アマン・ダリワル(シヴダット役)の演技が素晴らしくて見入りました。
20年前の悪事が全てバムニ王にバレてしまったシヴダット。
しかしシヴダットの言い分を聞いていると、彼の気持ちも分からないでもないです。
もとはと言えば、タクシラの国王(アヌスヤの兄)がバムニ王を侮辱したのが始まり。
タクシラ王は、民衆の前でバムニ王の尊厳を貶めただけでは飽き足らず、バムニ王の命まで奪おうとしました。
宰相という立場のシヴダットからすると、敵対国のタクシラ王がしたことを許せるわけはないでしょうし、憎悪する気持ちも理解できます。
タクシラの血が流れているアヌスヤに悪感情を持ってしまうのも分からないでもない。
シヴダットがしたことは、愛国心ゆえの行動であり、バムニのことを慈しんでいるからこその行動だったのではないでしょうか。
とは言え、アヌスヤと赤子を殺そうとしたのはやりすぎでしたね。(ダメ、絶対!)
罰せられるべくして罰せられたといったところでしょうか。
でも、今回の6話で、シヴダットのバムニ王への兄弟愛を改めて感じました。
シヴダットは、バムニ王に剣を向けられても無抵抗でしたし
「陛下は兄の私より、敵国の女(アヌスヤ)の方が大切なのですか。あの女のために私に剣を向けるのですか」
と問う声も悲しそうで、ついシヴダットに感情移入をしてしまいました。
シヴダットは21年間牢に閉じ込められることになったので、今後はあまり登場しなくなるかもしれませんね。
そして衝撃だったのは、リプダマンが亡くなったこと。
人気キャラのリプダマンが、まさかこんなに早い段階で退場してしまうなんて予想外すぎます。
でもでも、滝底に落ちたアヌスヤも生きていたわけですし、リプダマンも息を吹き返す可能性がまだありますよね!(お願い、息を吹き返して!)
※次回7話と8話のネタバレ感想はこちら。
ついにマケドニア側のストーリーも始まりました!
でもどうしてそうなった?(なぜ砂漠にいる?おじさんはどこ行った?)
ポロス特集の内容
12月7日に、地上波の“Hulu傑作シアター”というTV番組で、【ポロス】が特集されました。
【特集内容】
・主にシーズン1の特集で、見どころと魅力が紹介された
・撮影準備に1年半、11種類のセット制作には7か月をかけたとのこと
・主演のラクシュ・ラールワーニーは、250人のオーディションの中から選ばれた
・インド人は映画館で歌ったり踊ったりしながら観賞するので、作品にも歌やダンスが盛り込まれている
・俳優のアップシーンが多いのは、感情表現が豊かなインドならではの演出
たまにHulu公式サイトのトップページに載ったり、Huluのピックアップ動画で紹介されたりと、Huluが【ポロス】の宣伝に力を入れていることが窺えます。
先日の“ポロス特集”もしかり。
また、Netflixの最高責任者であるリード・ヘイスティングスは、コンテンツ制作費用としてインドに460億円を投入したのだとか。(2020年度のコンテンツ)
このことからも、今後は動画配信サービスでインド作品が増えていくのは間違いなさそうですね。