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【ロスト・イン・スペース】シーズン1(8話・9話・最終話)
レゾルートへ戻る道が見つかったものの、今度は燃料の問題に悩まされることになった生存者たち。
さらに、ロボットを味方につけたドクター・スミスの計画が暴走する……。
ここではドラマ【ロスト・イン・スペース】8話・9話・最終話をネタバレで解説します。
【ロスト・イン・スペース】シーズン1第8話から最終話
8話「軌道を目指して」あらすじ
レゾルート帰還への解決を見つけたものの、ジュディがケガ人を助けたのと引き換えに燃料を失ってしまいます。
ヴィクターは、惑星が死ぬと知りながらも知らせなかったモーリーンに怒りを覚え、ロビンソン一家を残し、残り17%ほどの燃料で惑星脱出を決意。
モーリーンは、そのままでは船体が重すぎて大気圏を抜けられず、みんなが死んでしまうと忠告しますがヴィクターは聞く耳を持ちません。
しかし、離陸直前にジョンが船内に潜り込んでエンジンをショートさせ、寸前で阻止することが出来たのです。
モーリーンとジョンは、生存者に全てを話しました。
「この星は、このままの軌道だと太陽に近づき過ぎてどんどん暑くなる。星は死なないが生存者には有害。それでも十分な時間はある」と……。
ただ燃料は1隻しか飛ばすほどの量しか残っていません。
そこでモーリーン、1隻を飛ばして助けを呼びに行ってもらうと提案しました。
船体を軽くするために荷物を最小限にする、つまり昔ながらのやり方で船を飛ばそうというのです。
皆はそれに同意し、次なる準備が進む中ジュディが「ドクター・スミス」の事で話があるとモーリーンの所にやってきました。
ジュディから話しを聞いたモーリーンはドクター・スミスを閉じ込めて問い詰めますが、彼女は「本当の名はジェシカ・ハリスで、物理学者よ」と、あろうことか今度は姉の名を語ったのです。
一方で、レゾルートに向かう準備は出来たものの、誰が危険と隣り合わせの任務を担うのか。
失敗すれば手の打ちようがありません。
そこで、仲間や家族の生死を左右する重い任務はジョンとドンが背負うことになりました。
モーリーンは離陸後、無線で彼らに指示を送っていましたが、その頃ドクター・スミスはウィルを騙してドアを開けさせていたのです。
スミスは、船に指示を出していたモーリーンを殴って気絶させ、ジョンたちはその後の指示が分からなくなってしまいました。
9話「それぞれの復活」あらすじ
ジョンとドンの乗った船は空中で爆発していまいました。
その瞬間を見てしまったジュディとペニーは父の死と今後の不安から呆然としていたのです。
その頃、モーリーンは両手を縛られた状態で目を覚まし、船に事故が起こった事、それがドクター・スミスが原因だったことを知り怒りが込み上げてきます。
しかしドクター・スミスは冷静に「家族を救いたいなら私に協力するしかない、異星人の船に案内して」と、言うのです。(1話でロボットが乗っていた船で墜落したところをウィルが見つけました)
モーリーンは、仕方なく異星人の船の墜落した場所に彼女を案内することに……。
スミスは、船の近くでロボットを元に戻し異星人の船を直させて脱出しようと考えているようでしたがモーリーンは、この船を直すことが出来るとしたら自分だけだと説得します。
船内に入り、治す方法を模索している中モーリーンはあることに気づきました。
人間が突然、宇宙まで行ける船を作れたのはおかしい。ではどうやって作ったのか?
それは、異星人の乗って来た船を強奪、もしくは撃ち落として技術を盗んだ。
だからロボットは、その盗まれたエンジンを奪い返すために人間たちを襲ったのだと……。
ただ、このまま船を直してレゾルートに向かってもドクター・スミスがそこで暮らせるはずはなく、地球に送り還されることは間違いありません。
そこでスミスは、自己防衛策としてロボットを元に戻そうとしたのです。
そこにモーリンを助けにジュディがチャリオットで到着しますが、それと同時にバラバラになっていたロボットが船の残骸に接触して復活。
顔は白いものの、逃げようとするチャリオットを掴んで離さず、その背後からドクター・スミスが表れました。
ロボットは、ウィルを守っていた時と同じように、今度はドクター・スミスを守っていたのです。
最終話「迫り来る危険」あらすじ
ジョンとドンは、爆発した船内の残骸の中で生きていました。
直前に宇宙空間に脱出していたようで、2人とも無傷でしたが酸素残量は残り2時間。
モールス信号でウィルたちに生存を知らせた後、ジュピターに位置を知らせるため酸素剤を使って火を起こすことにします。
その頃、生存者たちも燃料を探し出し危険を冒して十分な量を確保していました。
一方で、ドクター・スミスはロボットを連れ、モーリーンとジュディとと共に戻ってきます。
ロボットはドクター・スミスのものになった、そう言われてもウィルは諦めず「覚えてる?」とロボットにボールを渡しました。
この間まで、キャッチボールを楽しんでいたはずでしたが、ボールをただ落とすだけのロボットにウィルは愕然とします。
そんな中、普通の山だと思っていたものが火山となり噴火を始めました。
生存者たちは各自のジュピターでレゾルートを目指し、モーリーンたちもジュピターに乗り込みジョンたちの救出に向かいます。
ジョンたちを見つけたモーリーンは、救出縄を発射し子供たちとチャリオットで逃げようとしますが、射程距離直前だったため、救出縄はジョンたちのところまで届きません。
さらに、ジュピターの燃料は最初から少なく、ドクター・スミスとロボットを宇宙空間に置き去りにしようとしていたことがバレてしまいました。
ドクター・スミスはロボットにモーリーンたちを探しに行かせましたが、ウィルが立ちはだかります。
ロボットがウィルに手を上げようとしたところで、モーリ-ンが反撃しロボットを宇宙空間に放り出したのです。
しかしロボットは、機体に捕まり再び船内に戻ってきてしまいます。
もう1体、別のロボットを連れて……。
2体は顔を赤くし、そのうちの1体がチャリオットに攻撃を仕掛けてきました。
その反動でウィルも飛ばされ、スーツに穴が開いてしまいます。
思うように息が出来ず、苦しそうにしているウィルにロボットが攻撃しようとしたその時、あのロボットの顔が白くなり別のロボットを投げ飛ばしてウィルを助けたのです。
「友達、ウィル・ロビンソン」
ロボットはそう言いながら、スーツの穴を塞ぎました。
ところが、今度は別のロボットがウィルのロボットを攻撃。
ロボットは、ウィルを守るために別のロボットにタックルしながら2体とも宇宙へと消えて行きました。
ジョンたちも無事に救出し、ドクター・スミスを再び捕えましたが、ロボットが残したある物が機関室に入り込んで船を操り、彼らを全く別の場所へと連れていったのです。
そこで彼らが見たのは、ロボットが砂に書いた∞のような絵「危険」と言っていたあの場所でした。
【ロスト・イン・スペース】シーズン1(8話・9話・最終話)の感想
ロボットはこのままという訳ではなさそうですが、ジュピターは異星人の船のように改造(?)され、自動操縦になってしまったようです。
やっとレゾルートへ行けるとほっとしたのも束の間でした。
それにしても、ドクター・スミスの生への執着心は非常に執念深いものです。
彼女は犯罪者で、物理学者でも心理カウンセラーでも何でもありませんが、全く別の才能がありますね。
彼女だけを見ていると、【ハンドメイズテイル】のジューンに似ているような気がしました。
何かに対する執念が強く、目的を達成するためには手段を選ばない。
いざ、そういった状況に立たされるとそんな風に変貌するのか?と思えるほど。
彼らが誘導された場所は恐らく、ロボットの故郷だとは思いますが、ロボットが危険と言っているので余程のところなのでしょう。
彼らがどうやって切り抜けるのかは想像付きませんが、やはりウィルのお友達ロボットの存在は不可欠なのかもしれません。