【ジ・アメリカンズ】シーズン2では偽装生活の中で子供との関係も深まり、家族の在り方や、親の愛と責任について問うようなストーリーが描かれました。
シーズン3は、偽装夫婦を装うスパイの存在の秘密が少しずつ綻び始めるストーリーで、スパイとしての二人の苦しみがジリジリと伝わってきます。
今回も、緊迫したミッションの中で思春期を迎えたペイジに振り回される2人の苦悩が同時に描かれます。
【ジ・アメリカンズ】シーズン3あらすじ
■スタンとニーナの未来
■FBI秘書マーサの危機
■ペイジの苦しみと驚愕のラスト
シーズン2ラストで襲撃されたエリザベスは、格闘の末相手を倒しなんとか逃げます。
フィリップは、CIAメンバーのボスの娘・キンバリーに目をつけ近づきますが、任務の為とはいえ、娘のペイジと同じくらいの若い少女を騙す事にためらいを見せていました。
しかし、KGB幹部ガブリエルはそんなフィリップを、「怒り相手が少女だろうが子供だろうが、プロスパイとして任務を遂行しろ」と迫ります。
更に、次から次と降りかかる無理難題の任務に、フィリップは疲れ果てていったのです。
その頃、FBIのスタンは愛するニーナを助けるために、国を裏切るかニーナを裏切り国に仕えるかという究極の選択を迫られます。
散々悩み抜いた結果……国を裏切ることはできずニーナを捨てました。
ニーナは、モスクワに送還され有罪となり刑務所に入ります。
スタンはニーナの裏切りを知らず本気で愛していたので、彼女を助ける方法を考えるのでした。
事実婚を続けていたFBI秘書のマーサは、盗聴器を置いた事がフィリップにバレそうになり必死で嘘をついて調査を交わしていることを告げます。
フィリップは最後の手段で、マーサの職場の職員を犯人に仕立て殺します。
マーサの犯行はバレずに済みましたが、自分のせいで無実の人が殺されたと知ったら平常心ではいられるはずはないでしょうねネ。
2人の関係は今後どうなっていくのか?
ある日、ソ連KGB本部から次世代工作員の候補として、スパイ夫婦の14歳の娘・ペイジを指名してきたのです。
優秀なスパイ夫婦の娘だから、さぞや有能なスパイになると?
あろうことか娘をソ連スパイにするなんて……と、驚愕するフィリップとエリザベス。
フィリップは大反対し、自分と同じような目には遭わせたくないと絶望します。
しかしエリザベスは反対する一方で、思っていた以上に娘が自分と似ていることに気づき、スパイの仕事が娘に合っているのではないかと思い始めました。
そんな苦悩する両親の思いをよそに、ペイジは「両親が賛成しなくてもキリスト教徒として生きていこう」と、洗礼を受ける決断をします。
しかし、KGB幹部から2人に決断を迫られ、のっぴきならない状況になってきました。
もはや言い逃れる事ができないため、ペイジに告白したのです。
自分たちがソ連のスパイであることを!
更に両親から”この事は誰にも言うな”と釘を刺され、真実を知ったペイジは、混乱と動揺でベッドの上で泣き続けました。
彼女に大きな秘密は重すぎます。
*シーズン3・ラスト
ペイジは親から知らされた秘密の苦しみに耐えきれず、泣きながら牧師に電話をかけました。
そして、両親がソ連のスパイである事を告白してしまったのです。
スパイの存在を知った牧師は、どう出るのでしょうか?
シーズン4へと続きます
【ジ・アメリカンズ 】シーズン3見どころ
FBIスタンとKGBニーナとの別れ
FBIとKGBの二重スパイとして活動していたニーナは、スタンの裏切りでモスクワに送還され刑務所に入ります。
スタンはニーナを本気で愛していたのに、自分のせいでニーナが有罪になった事に苦しみ、助ける事に手を打つもニーナを助ける事ができませんでした。
そして2人は、2度と会うこともできなくなってしまったのです。
これも悲しいスパイの定めですね。
スパイに指名されたペイジ
長女のペイジは、両親がKGBスパイと知らずに育った聡明で14歳の素直な少女。
気弱な弟をしっかりサポートする、優しくて頼りになるお姉ちゃんです。
しかし……勘も鋭く、日頃の両親の動きや秘密の会話からも、2人に不信感を募らせてきます。
そんなペイジが、ソ連KGB本部に次世代工作員の候補として指名されたのです。
スパイの娘がスパイになれと命令されたのです。
可愛い娘に自分たちと同じ仕事はさせたくない!とフィリップとエリザベスは猛反対。
しかし、KGB本部の決定と命令に逆らう事は許されません。
フィリップとエリザベスは、どうしたらいいのかわからず悩み苦しみます。
親として娘を心配する2人の姿、さらに両親の正体を知って苦しむペイジの、”親子”だからこそのシーンは見どころのひとつです。
長女のペイジ役を演じたホリー・テイラーは、シーズン1撮影時から出演していますが、美しくなりつつある今、彼女の成長過程も本作の見どころといえるでしょう。