【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(19話・20話)。
呉家東院の再建を決意した周瑩。
しかしその矢先に、呉家南院の柳婉児に密通現場をでっちあげられハメられてしまいます。
尚、呉家の登場人物が増えてややこしくなってきたため表にしてまとめました。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ19話
濡れ衣
蔚文の死を知った周瑩が慌てて呉家東院に戻ると、あれほど賑やかだった屋敷は静まり返っていました。
奥様は病に伏せており、残った使用人もわずかのみ。
そんな中、使用人の楊が別れの挨拶にやって来たため周瑩が立ち会います。
何があったのか楊に聞くと、
・沈家の長男・月生が死亡した現場で、蔚文は膏薬の偽材料を見つけて隠した
・ところが、隠した袋が証拠となり蔚文は捕らえられてしまった
・その袋は胡志存が営む胡月薬店の袋で、胡志存は「蔚文に指示されて材料を偽造した」と嘘の証言をしたらしい
このような経緯で蔚文は膏薬偽造の罪を着せられ、捕まってしまったのです。
濡れ衣だと知った周瑩は、役人の趙白石に裁きを求めるも取り合ってもらえず、役所から追い出されてしまいました。
周瑩が呉家の大当主に!?
王世均は役所の外で周瑩を待っていたらしく、人気のないところへ周瑩を連れ出します。
そして「もう無茶はするな」と言い、蔚文から預かったという“式易堂大印”を周瑩に手渡すのです。
式易堂大印とは。
・呉家の昔からの掟で、式易堂大印を持つ者が大当主となる
・どんな書類も、式易堂大印が押されていなければ無効となる
王世均が言うには、連行される際に蔚文から“式易堂大印”を預かり、周瑩に渡すよう指示されたとのこと。
そしてこのタイミングで、王世均は周瑩が妊娠していることも伝えました。
自身が妊娠していると知った周瑩は、子のため、そして蔚文の期待にこたえるためにも呉家東院を建て直す決意をします。
呉家に戻った周瑩は、さっそく別院の当主たち(蔚文の兄弟)を集めて、蔚文から式易堂大印を託されたことを話しました。
しかし当主たちは納得がいかないようで、周瑩を大当主とは認めないまま部屋へと戻ってしまうのです。
(呉家の登場人物が増えてややこしくなってきたので、以下、登場人物を表にしてまとめました)
呉家の登場人物まとめ
呉家東院
周瑩(東院当主) | 式易堂大印を授かったため呉家の大当主に!?呉聘の子を妊娠している |
奥様・鄭氏 | 前当主である蔚文の奥様 |
王世均 | 蔚文の指示で周瑩を支えている |
春杏 | 使用人 |
周老四 | 周瑩の妊娠を知り、呉家に残ることにした |
呉家西院
蔚武(西院当主) | 呉家の次男絶縁の際、蔚文に東院の取引先を譲ってもらう |
子供 | 呉漪、呉沢 |
孫 | 玉勝 |
呉家南院
蔚双(南院当主) | 三男。気弱三原質屋の株を、蔚文からすべて譲ってもらった |
嫁 | 柳婉児 |
子供 | 呉遇 |
孫番頭 | 柳婉児とデキている。三原質屋の番頭 |
呉家中院
蔚全(中院当主) | 四男。占い好き東院への借金をゼロにしてもらった |
子供 | 呉聴、呉聞、呉昭 |
孫 | 玉林、玉進 |
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ20話
沈家のその後
呉家没落に協力した沈四海は、その礼としてベイレ様の計らいで軍需品の発注を受けることになり大喜び。
かつての呉家東院も、軍需品の発注により発展したといっても過言ではなく、商人にとって軍需品の発注を受けることは大きな名誉となるのです。
そのころ星移は、相変わらず荷運びをして毎日を過ごしていました。
一時は星移にあきれ果てていた四海でしたが、毎日まっとうに働く星移を見て「明日から薬剤店を手伝いなさい」と命じます。
薬剤店では慌しく軍需品(膏薬)が作られており、星移は職人といっしょに徹夜をすることもありました。
呉家東院の再建のために
周瑩は、呉家東院を再建するために“三原質屋”だけでも取り戻そうと考えました。
現在の持ち主である呉家南院の蔚双(三男)は、嫁の柳婉児が「絶対に手放さない」と言うため逆らえず、周瑩に店は渡さないと言います。
そこで周瑩は、蔚武(次男)と蔚全(四男)を味方につけて、蔚双に口添えをしてもらうことに。
周瑩の作戦は成功し、無事に三原質屋を取り戻すことができました。
柳婉児の悪だくみ
呉家南院の嫁・柳婉児は、蔚双と結婚している身でありながら孫番頭とデキている模様。
これまでは、商いに興味がない蔚双に代わって、孫番頭が三原質屋を仕切っていました。
そして、孫番頭は不正に横領した金を、柳婉児に長年の間渡し続けていたのです。
しかし、最近になって不正を呉聘に知られてしまったため、柳婉児は毒を使って呉聘を亡き者にしました。
そして今、周瑩に三原質屋を奪われた柳婉児は、新たな陰謀を思いつきます。
その陰謀とは、周瑩と男の密通現場をでっちあげることでした。
【月に咲く花の如く】感想19話
王世均が墓で待っていたのも、王世均が家を用意していたのも実は蔚文の指示だったとは……。
生前はいつも口論ばかりしていた周瑩と蔚文でしたが、今は家族として固い絆で繋がっているように思えます。
奥様とも、夫を亡くした者同士どこか通じる部分があるのか、以前よりも良い関係に。
ストーリーの面では、周瑩は蔚文の遺志により呉家の大当主に指名されましたが、簡単にはいかなさそうですね。
女が商いに関わることすらご法度なのに、女の周瑩が大当主になると言われても、男性陣は当然納得できないでしょう。
これから周瑩が、どのように男性たちを納得させどのように呉家東院を建て直すのか。
そのあたりが見どころとなりそうです。
【月に咲く花の如く】感想20話
呉聘の死はとても悲しいですが、星移の一途さにも時折り胸が痛みます。
周瑩が呉聘の子を宿したと聞いてショックそうな顔を浮かべる星移。
かつて「皇帝に嫁ごうが取り戻す!」と言っていた星移もさすがに諦めたかな?と思える瞬間でした。
ところで、呉聘の死因は“星移が呉聘を暴行したときの古傷“だと思っていましたが、どうやら本当の原因は毒だったようです。
呉家南院の柳婉児は、おそらく三原質屋の不正が呉聘にバレたため呉聘を亡き者にしようとしたのでしょう。
店とお金のためだけに人を殺そうとするなんて、柳婉児はかなりの悪女ですね。
20話でも、周瑩と王世均の密通現場をでっちあげて、周瑩を嵌めようとしていましたし。
呉家では柳婉児が、外では杜明礼が周瑩を潰しにくると思うので、今後の周瑩が心配です。
どうかお腹の子だけは最後まで無事でいてほしいと願ってしまいますね。
※次回の21話と22話のネタバレ感想は以下です。
キャスト相関図はこちら