【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】7話・8話のネタバレ感想。
トッケビの剣を抜くことが出来なかったウンタク。
それには、なにか条件があるのか……。
果たしてトッケビの剣が抜ける日は近いのでしょうか?
【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】7話ネタバレ
トッケビの”恋敵”テヒお兄さん
トッケビとウンタクは、剣が抜けないまま家に戻ります。
するとそこには、泣きじゃくるドクファとそれを宥める死神の姿がありました。
しかしトッケビは、その状況を気にするよりもまずドクファにはカード、死神には家の権利証、ウンタクにはあげたプレゼントを返してくれるよう言います。
その後、執事のところに行き、別れの挨拶のときに処分を頼んだ巻き軸を返してほしいと頼みました。
すると執事は、明日ドクファに届けさせると約束をし、もう死ぬことを諦めてはどうか?と提案するのでした。
未来とお告げ、どちらが変わったのか、どちらせよ戻ってこれて良かったとトッケビは安堵するのです。
そして、ウンタクの大学試験当日。
トッケビはバス停でお弁当を手渡しますが、少し緊張した様子のウンタクを見て頭を優しく撫でてあげます。
しかし、ふと気がつけば30分も時間が経過し遅刻しそうなことに気づき焦るウンタク。
「トッケビの彼氏に任せろ」とトッケビが自慢げに出した扉を使い、ウンタクは入試会場まで向かったのです。
無事に試験が終わったウンタクは、周りの子達に迎えがあるのを見て少し悲しくなりますが、家に着くと、トッケビと死神とドクファがケーキを持って出迎えてくれました。
ケーキを見たウンタクは”お願いをしなくちゃ”と言い、”トッケビさんと映画が見たい”とお願いをすると、早速「映画に行こう」とトッケビが誘います。
次の日、トッケビがウンタクを試験会場まで迎えに行くと、そこで目にしたのは知らない男の子と楽しそうに話すウンタクの姿でした。
それを見て、ショックを受けたトッケビはそのまま帰ってしまいます。
一方、ウンタクは試験会場で再会した初恋の相手であるテヒと久々に話せて嬉しそうな様子です。
トッケビは、ウンタクが話していた相手が”テヒ”なのが面白くありません。
なぜなら、テヒの今があるのは自分のおかげだからなのです。
トッケビはテヒが子どもの頃にバッティングセンターで会っており、勝った方が言うことを何でも聞くことを賭けて勝負をしたのです。
テヒはその勝負に勝ち、当時止めたかったピアノを消してもらうように頼み、家に帰ると本当にピアノが消えていました。
トッケビは、テヒにウンタクのことを探りに行くべく大学に向かいます。
しかし、そこには大きな誤算がありました。
トッケビは慌ててその場を去るのでした。
想いが確信に変わるとき……
結婚式場のバイトを掛け持ちし始めたウンタクは、自分のことを探しにきたトッケビと一緒に帰る途中でふと言いました。
「結婚式を見ていると複雑な気持ちになる。私にはキャンドルに火をともしてくれる母も、エスコートしてくれる父もいない。友達もいないからご祝儀ももらえない。」
出典:【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】7話より引用
ウンタクは、トッケビの花嫁だと信じたかったこと、自分にも家族ができたって思いたかったのだと泣きだしてしまいます。
それを聞いたトッケビは、何故泣くのか、謝ればいいのかと聞き返します。
ウンタクは謝るのは自分の方だと、剣を抜いてあげられなかったことを謝罪し、顔を合わせるとケンカしてばかりで言えなかったと伝えました。
さらに、ウンタクが家を出る準備も進めているからもう少し待ってほしいと言うと、トッケビは彼女を抱きしめます。
その瞬間、トッケビは胸が急に痛みだしで倒れかけてしまいました。
それを見たウンタクはトッケビに近寄り、剣のせいねと剣に触れようとします。
驚いたトッケビは、とっさにウンタクを突き飛ばしてしまいました。
しかし、我に返ったトッケビは突き飛ばされた勢いで看板にぶつかりそうなウンタクを、間一髪で受け止めます。
その時トッケビは気づいたのです。
「神のお告げも、未来も間違っていなかった。この子の手により私は呪いから解放され無に帰するのだな。人の人生は長くても100年、私が死ぬ前に思い返すのは900年の人生か君の顔か、きっと君の顔だろう」
出典:【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】7話より引用
死神の恋と”謎の巻き軸”
死神は、トッケビとウンタクのそば畑での一件を聞くも、自分は名刺もなく電話も出れずにいるのに2人がキスまでしたことにヤキモチを妬いてる様子。
そこで死神は、ドクファに名刺の作り方を聞きます。
その後も、相変わらずサニーからの電話に出られずにいた死神はウンタクに頼み、サニーと会う約束を取り付けてもらいました。
サニーとの約束の日、事前にウンタクからあらゆる質問に備えるよう言われていた死神は、会って早々に早口で自己紹介をし始めます。
勢い余った死神は、「会いたかった」と言ってしまい、サニーは驚きつつも嬉しそうに「私も」と答えるのです。
サニーは、死神の趣味や何が好きなのかを質問しますが、返ってくる答えは全てサニーさん。
死神は、サニーの出す問題はどれも難しくて”サニーさん”という僕の新しい趣味はまるで神のいたずらですと続けます。
その後、死神は用事のために帰ろうとしますが、サニーに「あなたは全問不正解ね」と怒られてしまいました。
ある日、死神はトッケビも名刺を持っていることを知りショックを受けます。
何故持っているのか聞くと、チョヌ財閥の会社は全てトッケビのものだからとのこと。
死神が家に着くと、祖父に頼まれたというドクファが、トッケビに巻き軸を返しにやって来ていました。
死神はトッケビの留守を伝えると、何が書かれているか気になった死神とドクファはこっそり中身を見てみることに。
ドクファが巻き軸を開けると、そこには綺麗な女性の肖像画が描かれていました。
その絵を見た死神は、何故か急に涙が止まらなくなったのです。
【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】8話のネタバレ
ウンタクの悲しい運命
ウンタクの大学の面接日。
トッケビは、ウンタクがいつものマフラーを忘れていることに気づき届けに行きました。
バスに乗り込むウンタクを見送っていると時、トッケビは以前自分にぶつかってきた自転車の男がいるのに気づきます。
すると再びトッケビに彼の未来が見えてきました。
ただ不思議なのは、事故に巻き込まれるバスは同じなのに、未来にはウンタクの姿がないこと。
トッケビが状況がを理解できずに動揺したまま、ウンタクを乗せたバスは走り出してしまいます。
そこから少し先のバス停にはたくさんの死神の姿がありました。
トッケビはドアを出してバスを先回りし、男に事故を起こさせないために転ばすことに……。
これにより、ウンタクの乗るバスは何事もなく走り去っていきました。
バス停にいた死神たちは戸惑っていましたが、そこにトッケビが現われて死神を連れ出すと、何故黙っていたのかと詰め寄ります。
「ウンタクを守るために全人類の生死に関与してもいいんだぞ」
出典:【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】8話より引用
死神は、それが定めなら仕方ないと言います。
ここで今回の出来事をまとめると、
- トッケビが見た未来に”ウンタクだけ”いなかった
- ひったくりの男、風景、バスの乗客も同じ
- 死神たちの名簿にウンタクの名前はなかった
これらのことから、ウンタクはそもそも”処理漏れ”として名簿がないまま生きていて、本来存在しないはずの存在なので、トッケビの見えた未来にも死神たちの名簿にも残らなかったことになります。
死神の話では、トッケビの見た未来にウンタクがいなかったのは事故が彼女の運命ではなく、何かの間違いで乗り合わせたのだろうとのことでした。
トッケビの初恋
トッケビは自身の剣が動いたことに動揺を隠せず、人間の薬を飲んでごまかそうとしていました。
薬が効き始めた頃、トッケビはリビングで倒れてしまいます。
その音に気づいたウンタクは、トッケビに毛布を掛けて隣に寄り添いました。
ウンタクが「そんなに薬を飲むほど痛かったの?」と聞くとトッケビは目を覚まし「初恋とは痛いものだな」と言ったのです。
ある日、ウンタクは今までずっと動かなかった剣が急に動いたのは不思議だと言いました。
そこでトッケビは以前、死神が剣を動かすのには真実の愛が必要なのではないかと言っていたことを思い出したのです。
その後トッケビは、行きつけの本屋で産神から注意を受けます。
✔早く決断を出し無に帰さないとあの子が死ぬ
✔早くしなければ危険がより残酷に、より増えていく
✔あなたの幸せを願うからこそ言っている
✔あの子は剣を抜く運命でありトッケビがそうさせたから役割を果たさないと存在価値がなくなる
これを聞いたトッケビは悩みました。
本当なら天に許しを請うつもりだったからです。
私は”生”であり”死”である君に私は恋をしている。どうか100年だけ気づかないでいてくれ。
出典:【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】8話より引用
死神の前世の記憶
ドクファから、死神が巻き軸を見て泣いていたことを聞いたトッケビは、死神に話を聞きに行きました。
巻き軸の絵を見て何故泣いたのかわからない、でもその女性に見覚えがあるのだと死神は言います。
少し驚いた様子のトッケビは、その女性は俺の妹だ、何故お前が妹を知っているのかと聞き返しました。
すると死神は、自分が担当した死者なのかもしれない、前世の記憶はないのだからそれしか考えられないと言うのです。
その頃、サニーは閉店後のチキン店で道行く人を数えていました。
50人まで数えたその時……目の前に死神が現われたのです。
それから2人は一緒に歩いていると、サニーが死神に「私のことも正直に教えるから、あなたも正直に話して欲しい」と言いました。
私の本当の名前はキム・ソン、あなたの名前はと聞くサニー。
ここでトッケビが毎年の行事である灯篭を飛ばすシーンに変わります。
トッケビが灯篭に書いている名前は”キム・ソン”で、もう1人の名前は”ワン・ヨ”でした。
時代は高麗に遡り、王とキム・シンが会話しているシーンに変わります。
そして現代に戻ると、死神は激しく胸を痛がります。
助けようとするサニーに、死神の力を使い今日のことを忘れるように言うのでした。
【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】7話の感想
ここに来て、ウンタクの初恋の相手テヒが出てきました。
ウンタクはすごく嬉しそうではありますが、決して恋をしているようには感じられません。
トッケビはいつの間にか、完全にウンタクに夢中になっているように見えます。
剣を抜かれそうになったときから、トッケビの気持ちが恋から愛に変化しているように思います。
一方、死神の恋も少しずつ動き始めました。
謎の巻き軸ついても”何か”深い由縁がありそうです。
【トッケビ~君がくれた愛しい日々~】8話の感想
やっと幸せになり始めたように見えるウンタクでしたが、逃れられない運命は変わらないようです。
あまりにウンタクに救いがなくて切なくなりました。
トッケビはついに自分の気持ちに気づいたようですが、ここでも運命が邪魔をします。
サニーの名前がキム・シンの妹であるキム・ソンと同じ……⁉
ということは、サニーはトッケビの妹の生まれ変わりなのでしょうか?
死神まで胸を激しく痛がっていたのが何の関係があるのか、次回も楽しみです!