【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(33話・34話)。
人質になってしまった周瑩たち旅のメンバーは、命に危機に瀕します。
そんな中、星移がついに周瑩への愛を自覚!?
なお、趙白石を演じるレン・ジョンについての俳優情報もお伝えします。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ33話
千紅との予期せぬ再会
盗賊に捕らえられた周瑩たちは、頭の韓三春のところへ連れて行かれました。
韓三春の目的は身代金のようで、呉家東院に2万両を要求つもりだと言います。
韓三春が「呉家東院の若奥様はどいつだ?」と問うと、春杏がとっさに自分だと偽って周瑩をかばおうとしました。
続けて春杏は、星移と周瑩を逃がすために「文を届けさせるから2人に行かせてほしい」と頭に頼みます。
春杏の機転により、建物の外に出られた星移と周瑩ですが、そこで顔見知りの千紅と遭遇したことで本当の身分がバレてしまうのです。
千紅は、星移に娶ってもらえなかったことを根に持っているらしく、星移と周瑩の本当の身分を韓三春にバラしてしまうのです。
そうして周瑩たちは、再び囚われの身となってしまいました。
杜明礼の計画
周瑩が誘拐されたことを知った呉家の人たちは、それぞれが周瑩の身を案じ、中には身代金の足しにと言って己の金を差し出す者もいました。
また、呉家東院の奥様は、身代金が足りないのなら屋敷を売っても構わないと言い、何としても周瑩を助け出そうとするのです。
その頃 杜明礼は、部下から周瑩の誘拐に成功したと報告を受けて満足そうな笑みを浮かべます。
ただ杜明礼にとっては、沈家の星移まで盗賊に捕らえられたことは予想外でした。
沈家とベイレ様は現在深い関係にあるので、ベイレ様に仕える杜明礼も星移を見殺しにするわけにはいきません。
そこで、杜明礼は次のような計画を立てました。
・役人に誘拐のことを知らせて派兵させる
・兵が到着する前に星移だけを助け出す
・その後、兵vs盗賊の乱戦に乗じて、盗賊に周瑩を殺させる
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ34話
韓三春への説得
周瑩たち旅のメンバーは、いまだに人質として盗賊のアジトに閉じ込められたままでした。
「俺がお前(周瑩)の身代金も払う」と何度も言う星移。
周瑩が「盗賊から助けようとしてくれただけでも感謝している」と伝えると、星移は嬉しそうな表情を浮かべるのです。
その後周瑩は、牢の様子を見に来た韓三春に対して、盗賊を商いにたとえながら改心するよう説得を試みます。
盗賊という“商い”がいかに危険であるか、いかにハイリスク・ノーリターンであるかを分かりやすく説明する周瑩。
また周瑩は、韓三春がかつて猛将だったことも持ち出し、韓三春から“義の心”や良心を引き出そうとするのです。
周瑩の説得が効いたのか、韓三春は“まっとうな生き方をするべきなのかもしれない”と心に迷いが生じ始めます。
自覚した愛
韓三春の弟分である寿娃は、杜明礼の命令で星移だけを解放しました。
星移はひとり解放されるも、周瑩のことで頭がいっぱいになってしまい「牢に戻る」と寿娃に伝えました。
寿娃「つまり、あの寡婦(周瑩)を解放せねばお前も帰らないと?」
星移「そうだ」
寿娃「寡婦が死んだら?」
星移「私も一緒に死ぬ」
出典:【月に咲く花の如く】34話より引用
迷いなく「周瑩と一緒に死ぬ」と口にした星移。
“そこまで深く愛しているのか”と寿娃に問われ、そこで初めて星移は周瑩への愛を自覚するのです。
自分の気持ちに気づき自ら牢に戻った星移は、周瑩の顔を見るなり微笑を浮かべ、その後も幸福感を抑えられず周りに変な目で見られてしまいます。
その頃、役人の趙白石は、周瑩を助けるために兵を率いて盗賊のアジトに向かっていました。
死んでも悔いはない、愛する女と一緒なら
人質の周瑩たちは、寿娃に外に連れ出され今にも殺されそうな状況下にありました。
寿娃が死ぬ前に言いたいことがあるかと聞くと、星移は「ある!」と声を張り上げ、そのままありったけの声量で叫びます。
「周瑩!我愛你!」
さらに星移は、自分の気持ちに気づけて良かったこと、愛する女と共に死ねるのなら本望であることを周瑩に伝えるのです。
寿娃の部下たちが刀を振り上げ、周瑩らがもうダメだと思ったその時、盗賊たちの間で突然内戦が始まりました。
その隙をついて逃げる人質の周瑩たち。
ところが、周瑩はこのまま逃げずに韓三春や千紅を助けると言い出し、アジトに戻ろうとするのです。
その頃、兵を率いた趙白石が盗賊のアジトに到着。
アジト内は、盗賊間の内戦に加えて“盗賊vs官兵”の戦いも繰り広げられ、その場景はカオスそのもの。
そんな中、千紅を見つけ出した周瑩は「投降するよう韓三春を説得して」と千紅に頼みます。
投降をして盗賊の一掃に協力すれば、韓三春の命は助かるからと。
韓三春は千紅に説得をされても迷っていましたが、部下から「寿娃が反旗を翻した」と聞いたことで投降を決意するのです。
趙白石(ちょう・はくせき)役の俳優は誰?
名前:任重(レン・ジョン)
生年月日:1979年11月26日
身長:181㎝
血液型:B型
代表作:【将婚姻进行到底】(2017)、【青年医生】 、【实习生】(1997年)
・父親が劇場マネージャーだった影響で、幼いころから演劇を見て育った
・1998年に上海演劇学院の演技部門に入学
・中国では温かい男性の代表として、常に成熟した安心感を視聴者に与え続けている
・2006年に貯蓄を使ってレストランを開業するも、6カ月あまりで閉鎖してしまう
レン・ジョンが演じる趙白石は、【月に咲く花の如く】のファンの間では“不憫”と呼ばれることも多いキャラクター。
26話で七品に降格させられた頃から、彼の不憫な境遇が始まっているように思えます。
【月に咲く花の如く】感想33話
前回予想したとおり、盗賊に周瑩をさらわせたのはやはり杜明礼でした。
ただ杜明礼の息がかかっているのは頭の韓三春ではなく、その子分の寿娃のようです。
頭は人情に厚いタイプの男性なので、呉家東院にはお金がないと正直に話せば分かってくれそうな気もします。
予想外だったのは、1話で出てきた千紅が再登場したこと。
千紅が星移に恨みごとを吐くシーンでは、普段はふてぶてしい星移がタジタジになりながら「ごめん」や「ありがとう」を連呼しているのが笑えました。
そして、もう一つの注目ポイントは、趙白石が上司に“あること”を問われて、うろたえたシーン。
♦うろたえたシーン♦
・趙白石は周瑩が盗賊にさらわれたと聞いて、その焦りから なりふり構わず取り乱す
・「なぜ焦っているのか」と上司に聞かれ、口をパクパクして答えられずにうろたえる
おそらく、「なぜ焦っているのか」の答えは“周瑩が好きだから”ではないかと予想します(笑)
趙白石本人もそれに気づいたから、口をパクパクしたまま何も答えられなかったのでしょう。
【月に咲く花の如く】感想34話
人質としていつ死んでもおかしくない状況下だというのに、星移がどこか幸せそうなのは周瑩と一緒だからなのでしょう。
初めて周瑩に感謝の言葉を言われたシーンでは、星移は今までにないほど穏やかな表情を見せていました。
今までずっと周瑩に執着はしていたけれど、星移はそれが愛だとは気づいていなかったようで、だからなのか彼が周瑩に向ける表情はいつもイタズラ好きな子供のようでした。
けれど、自分の気持ち(愛)に気づいてからの星移は、今までとは表情が変わり、周瑩への溢れんばかりの愛が感じられます。
穏やかで優しくて愛に溢れる星移の表情に、思わずときめいてしまいました。
そして、命を失うと悟った瞬間、星移が口にした言葉が印象深かったです。
「周瑩!我愛你!」
愛する女性と一緒に死ねるなら本望だとばかりに、どこか幸せそうだったのが深く印象に残りました。
助かった後も、まだまだ命の危険にさらされているというのに、ケガの心配を周瑩がしてくれたことが嬉しくて満面の笑みを見せる星移がかわいいです♥
34話は全体を通して純粋でまっすぐな星移の愛が感じられ、1話から星移の気持ちを察していた一視聴者としては、涙腺が緩むシーンも多くて忘れられない回となりました。
呉聘役のピーター・ホーもそうでしたが、表情ひとつでその時の感情がはっきりと伝わってくるチェン・シャオ(星移)の演技力に脱帽です。
※次回の35話・36話の感想記事はこちら。
キャスト相関図はこちら