【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(37話・38話)。
周瑩は迪化で大きな取り引きを成立させ、呉家東院に戻ることになりました。
星移とも仲直りをし、穏やかな日々を過ごします。
なお、図爾丹(トゥーアルダン)役の俳優情報についてもお伝えします。
【月に咲く花の如く】ネタバレ37話
星移との再会
“盛隆全”の偽薬を売った犯人は、呉家南院の呉遇でした。
逆恨みしているらしい呉遇が、周瑩を刺し殺そうとしたその時、星移が現れて周瑩を助けました。
星移が言うには、ケンカのあと旅をやめようと思ったけれど、結局迪化に来たとのこと。
迪化で変装をした周瑩を見かけて、それからずっと周瑩の後を追っていたのだと言います。
周瑩は、黒幕の呉遇は捕らえられませんでしたが、手下の男(=偽薬を売った男)だけは捕獲成功。
周瑩はすぐに図爾丹に会いに行き、帳簿と手下の男を“証拠”として突き出しました。
すると、図爾丹は“盛隆全”が無実であることを認め、後日改めて謝罪しに行くと約束するのです。
周瑩は、図爾丹の潔い対応に感心し「あなたは道理の分かる人ですね」と言って敬意を表しました。
図爾丹も周瑩の手腕を褒め「面白い女子だ」と彼女に興味を示すのでした。
迪化での目標達成!?
偽薬事件が解決したその日、周瑩たちは図爾丹の屋敷に招かれ宴を楽しみました。
すっかり友人となり、打ちとけた様子の周瑩と図爾丹。
周瑩は宴の席で、図爾丹に以下のように話します。
・友のあなたに損をさせるわけにはいかないから、偽薬をすべて本物と交換する
・他のだまされた商人たちの偽薬も、すべて無償で本物と交換する
・そうすることで“盛隆全”の知名度も上がるはず
話を聞いた図爾丹は、ますます周瑩のことを気に入り「呉家の綿布をすべて買う」と言うのでした。
周瑩が迪化に来た目的は、綿布を売ること。
その目的が達成されたため、周瑩は数日後に迪化を去ることにするのでした。
呉遇の行く末
周瑩は、迪化を去る前に星移が滞在している宿を訪れ、蔵で助けてもらったお礼を言いました。
「礼よりも信じてくれ。俺は呉聘を毒殺してない」と言う星移。
すると周瑩は「あなたにも信じてもらいたいことがある。あなたの兄を殺したのは、呉聘でもなく呉家東院の誰でもない」と話します。
2人はお互いに信じあうと決め、和解しました。
その流れで星移はどさくさに紛れて求婚しますが、「永遠に友達」だと言われてしまうのでした。
周瑩が迪化を去る当日。
見送りにきた図爾丹は、別れを惜しんだ後、呉遇の身柄を周瑩に引き渡しました。
周瑩は帰りの道中で、呉遇に「一緒に呉家へ戻って南院を再建しましょう」と提案します。
しかし、いまだに周瑩への憎しみが消えないらしい呉遇は、提案を断ってひとりどこかへと歩いて行ってしまうのでした。
【月に咲く花の如く】ネタバレ解説38話
呉聘の幻
綿布を売るという目的を果たした周瑩は、呉家に戻ってきました。
その日の夜、深酒して屋敷内を歩いていた周瑩は、呉聘の思い出と共に彼の幻を見ます。
翌日、周瑩はジョゼフの教会を訪ねて西洋の織物工房について話を聞きました。
ジョゼフの話によると、西洋では
✓“工房”ではなく、“工場”で布が作られている
✓手織りではなく、自動の機械
✓機械を使えば、手織りよりも質のいい布が早く大量に作れる
話を聞いた周瑩は、ジョゼフを通じて織機を購入し自分たちで布を生産しようと考えました。
機器織布局の設立と出資
涇陽(地名)では洋布が大流行していますが、布の仕入れは海外からの輸入です。
輸入により外国人に稼がせるのではなく、自国で布を生産したい。
そう考えた役人の趙白石は、涇陽に機器織布局を設立しようと思いつきます。
ある時、趙白石は民間の出資者を募るため、涇陽の商人たちを(周瑩以外)招集しました。
呼び出された中には、洋布店の詠梅や、迪化から戻ってきた星移の姿もあります。
“織布局”に出資する話を聞いた商人たちは、即断はできないと言い皆帰宅。
そんな中、星移はひとりだけ居残り「千株分の出資をする」と趙白石に伝えるのです。
一方、店に戻った詠梅は、杜明礼に出資(株)の件ついて相談しました。
「出資するなら全ての株を買うべきだ」と助言を受けた詠梅は、すぐに趙白石のもとへ行き、残りの株をすべて買ったのです。
図爾丹(トゥーアルダン)役の俳優は誰?
名前:高圣远(アーチー・カオ)
生年月日:1969年12月14日
身長:178㎝
趣味:サーフィン、テニス、ロッククライミング
代表作:【CSI:科学捜査班】(2001年)、【シカゴ P.D.】(2014年)、【冒牌卧底】(2016年)
・ワシントンで生まれ、アジア人がほとんどいないバージニア州で子供時代を過ごした
・テレビ広告のモデルをしていたが、その後は映画界に足を踏み入れ活躍の場を広げる
・中国系アメリカ人なので、海外ドラマにも多く出演している
【月に咲く花の如く】感想37話
新章がスタートしたのかと思いきや、37話でいつも通りの【月に咲く花の如く】に戻りました。
想像よりも早く、星移と周瑩が仲直りできて良かったです。
以前に周瑩が「呉聘を毒殺したのもあんたでしょ」と星移に言ったのは、きっと本心ではなかったのでしょうね。
星移も、その場ではカッとなっても最後は必ず周瑩を助けてくれますし、そのブレなさに安心しました。
ここのところ興味深いのは、查坤という人物。
どうも查坤は、杜明礼が詠梅と親しくしているのが気に入らないようです。
查坤は30話あたりから、詠梅のことを「あの女」呼ばわりし始め、杜明礼が詠梅と親しくするたびにジェラシーをチラつかせているように見えます。
恋愛感情かどうかは分かりませんが、查坤は“詠梅に杜明礼を取られたくない”と思っているような気がします。
【月に咲く花の如く】感想38話
今回、久しぶりに呉聘が出てきてくれました。(幻としてですが)
普段は気丈に生きている周瑩も、心の深いところでは呉聘が生き続けているのでしょうね。
きっと、周瑩の心により深く残っている思い出が、幻として現れたのだと思います。
✓愛を確かめ合った後、2人でひざまずいたこと
✓初めて呉聘と結ばれた時のこと
✓呉聘と月を見上げて幸せを嚙みしめた日のこと
これらの場面は視聴者にとっても心に残ったシーンでした。
だからこそ、これらのシーンが再現された幻を見て涙が止まらなくなりました。
ちなみに、このシーンのメイキング動画がユーチューブでアップされています。
このワードで検索した時に、一番上に表示されている動画がメイキングです。
メイキング動画では、シーンのチェックをした出演者たちが涙ぐんでいる場面も映っており、それが余計に悲しみを誘います。
※次回39話・40話の感想&考察記事はこちらです。
キャスト相関図はこちら
きっと、周瑩がジョゼフを訪れたのは、前の日に呉聘の幻を見たことでジョゼフのことも思い出したからではないかと推測します。
(ジョゼフは呉聘の薬をくれた人で、そのことで呉聘とケンカをして離縁問題にまでなったけれど、それが愛を確かめ合うことにも繋がったから)
だから周瑩にとってジョゼフという人物は、呉聘の思い出と切り離せない存在なのではないかと思います。