【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(41話・42話)。
周瑩が2人の男性から求婚されました。
図爾丹から大金を贈られたら感動するのに、星移が同じことをしようとすると腹が立つという周瑩。
それはなぜなのか?
查坤役の俳優情報についてもお伝えします。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ41話
図爾丹の求婚
周瑩が大当主の座を降ろされてから1ヶ月がたったある日、呉家に図爾丹が訪ねてきました。
図爾丹は呉家の食事に同席し、当主たちがいる前で周瑩にプロポーズをします。
結納の品として、金銀財宝を周瑩に贈るという図爾丹。
さらに図爾丹は、以前に周瑩が見たいと言っていた“雪蓮”の花を手渡しました。
彼いわく、自ら天山の頂上まで登り“雪蓮”を手に入れたとのこと。
求婚された周瑩は、突然のことに戸惑い、はっきりと返事をしないまま酒を飲み始めるのです。
図爾丹はしばらく涇陽(地名)に滞在するとのことで、「返事を待つ」と言い呉家を後にしました。
呉漪(ご・い)の慕情
呉家西院の娘である呉漪は、以前に周瑩と間違えられて盗賊にさらわれた時、趙白石に助けてもらいました。
それ以来、呉漪は趙白石に片思いをしています。
趙白石の友人である兄の話によると、趙白石は今“織布局”のことで頭がいっぱいで他のことは念頭にない様子とのこと。
兄と話し終えた呉漪が両親の部屋に向かうと、呉漪の縁談話が聞こえてきました。
自分には趙白石という想い人がいるのに、縁談話が進んでいると知りショックを受ける呉漪。
翌日。
呉漪が周瑩に会いに行くと千紅も来ており、話は次第に恋愛の話へと移っていきます。
周瑩は図爾丹からのプロポーズを受けるかどうか迷っていると話し、その理由は、図爾丹から贈られた金で織布局の株をすべて買えるからとのこと。
それを聞いた千紅は、好きじゃないならお金を積まれても嫁ぐべきではないと周瑩をたしなめます。
次に、呉漪が縁談の件で悩んでいると打ち明けると、好きな人がいることを千紅に見抜かれてしまうのです。
2人の重み
“図爾丹がプロポーズをした”と聞きつけた星移は、慌てて周瑩に会いに行きました。
周瑩の顔を見るなり「応じたのか?応じるな!」と言う星移。
続けて「図爾丹が2万両を出したなら、俺は5万両でも10万両でも出す」と言うも、いくら出されようが星移には嫁がないと言われてしまいます。
その答えに腹を立てた星移は、「好きにしろ。誰に何度嫁ごうが、最後は俺のものにする」と言い捨てて呉家を後にしました。
星移が帰ったあと、周瑩はふと疑問を口にします。
「図爾丹にお金を贈られたら感動するのに、なんで星移が同じことをしようとすると腹が立つのか」
すると、近くで聞いていた韓三春はこう言うのです。
「それは、あなたの心の中で 2人の重みが違うからでしょう」と。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ42話
土に埋まっている心
涇陽に滞在中の図爾丹に会いに行った周瑩は、彼に町を案内してあげます。
次第に綿布の話になり、図爾丹は「すべて売れたから、追加でもう少し綿布が欲しい」と言いました。
周瑩は今は洋布が流行りだと話し、実際に洋布の品を図爾丹に見てもらいます。
ぜひ迪化でも洋布を売りたいと言う図爾丹に対して、周瑩は本題を切り出しました。
・自分で洋布を生産したいと思っている
・そのために織布局を設立したいけれど、設立費用として20万両が必要
話を聞いた図爾丹は、自分に嫁いでくれるなら20万両でも200万両でも出すと言い、再び結婚の話を蒸し返しました。
その後 呉家に戻った2人は、結婚について改めて真剣に話し合うことに。
周瑩は、10年前に図爾丹に会っていたらきっと嫁いだけれど、今は嫁ぐことはできないと伝えます。
その理由は、「私の心は、夫と共に土に埋まっているから」。
そうして正式にプロポーズを断られた図爾丹は、呉家との取引きをすべてやめると言い出しました。
取引きがある限り、周瑩のことを思い出して心が痛むからと。
再び収入源がゼロに……
呉家にとって、図爾丹は大きな取引き先でした。
それを失ってしまったことで、呉家の収入源は(ほぼ)ゼロになってしまいます。
その状況を打開するため、西院当主の蔚武は、これまで反対していた織布局への出資に賛成の意思を示すのです。
蔚武の賛同を得た周瑩は、すぐさま趙白石のもとへ行き、織布局の株をすべて買うのでした。
查坤(さこん)の見えざる本心について、中国でも議論!?
查坤役を演じているリー・イークァの簡単なプロフィールは以下のとおりです。
名前:李藝科(リー・イークァ)
生年月日:1987年2月9日
身長:180㎝
※以下、ネタバレ要素を含んでいますのでご注意ください。
查坤は杜明礼の側近で、表面的には2人は主従関係にあります。
ただ作中の查坤を見ていると、“それだけ”ではないもっと深い感情があるように思えてなりません。
查坤が杜明礼に対して、実際はどのような感情を抱いているのかという疑問点は、中国の視聴者の間でも議論されたようです。
中国では、リー・イークァ(查坤役)が脚本家やネットユーザーとチャットをするという企画がありました。
その企画で、脚本家は「查坤と杜明礼の関係については、自分からははっきりと答えることができない」と明言を避けたようです。
しかし、ネットユーザーたちは「言わなくても大丈夫」と言い、自分たちの考察を次々に述べました。
その多くが“查坤は杜明礼を本気で愛していた”という考察だったのです。
中国の視聴者が考察をしているということは、おそらく、ドラマでは查坤の本心は最後まで明かされないのでしょう。
(答えが出ているのなら、考察する必要はないから)
查坤の細かい表情や心の動きにも注目すると、ドラマへの理解がより深まるかもしれませんね。
【月に咲く花の如く】感想41話
図爾丹が周瑩に好意を抱いていることは以前から察しがついていましたが、まさか求婚までするとは驚きです。
彼が“雪蓮”を渡すくだりは情熱的でロマンチックでもあり、あんな風にプロポーズをされたら心が揺れてしまう女性も多そう。
ただ周瑩の性格からすると、いくら金銀財宝を積まれようとも嫌いな相手ならば即断ったはずです。
けれども周瑩はすぐに断らず、迷いがあるように見えました。
そのことから、図爾丹に対して少なからず好意はあるのだろうと思います。(恋愛感情ではなくても)
今回とても考えさせられたのは、韓三春の言葉。
「あなたの心の中で、2人の重みが違うからでしょう」
この言葉が正しいとした場合、2人の重みは一体どのように違うのでしょうか。
大金を出すから嫁げと言われた場合、一般的には好きな人に言われた時のほうがショックだし腹ただしい気がします。
好きな人には真ごころを込めて求婚してもらいたいと思うのが一般的でしょう。
その点、星移は嫁げというタイミングがいつも最悪な上に、毎回上から目線で真ごころが感じられません。(愛自体はホンモノなのですが)
あの求婚の仕方では、周瑩が腹を立てるのも分かります。
ですが、周瑩が星移のことを何とも思っていないのなら、真ごころがあろうがなかろうが彼女にとってはどうでも良いはずです。
なのに腹を立てたということは、周瑩の心の中に星移が入り始めているということではないでしょうか。
【月に咲く花の如く】感想42話
呉聘が亡くなって数年が経ちましたが、周瑩は今でもまだ呉聘を愛しているのだと分かる回でした。
「私の心は、夫と共に土の下に埋まっている」
この一言が、周瑩の心中をすべて物語っていると感じます。
以前のような明るさを取り戻したかのように見えても、きっと心の深いところでは彼の死を忘れたことは一瞬たりともないのでしょう。
周瑩が生前の呉聘の言葉を引用するシーンもあり、つい涙腺が緩んでしまいました。
ストーリー面では、周瑩が織布局の株をすべて購入したことで、物語が大きく動き出すような気がします。
※次回の43話・44の感想はこちらです。
キャスト相関図はこちら