【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(47話・48話)。
株を売り始めた周瑩は、織布局の再建資金を集めることができました。
その一方で、別院当主たちは、やりたい放題の周瑩に不満を募らせるのです。
なお、千紅役の俳優情報についてもお届けします。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ47話
手織り職人たちとの折り合い
店が赤字を出した場合、株主も損をしてしまいます。
それを防ぐため、呉家のあらゆる家具を担保にし、もしも店が赤字だった時にはその担保を株主に与えることにしました。
上記のような保証(=担保)をつけたことで、呉家東院の株はあっという間に売り切れました。
周瑩は、株を売って得たお金を“織布局の再建資金”にします。
けれども、呉家東院の屋敷はそこら中に担保の札が貼られている状態で、食卓の机や奥様の箸にまで貼ってある始末。
そんな中、周瑩は役人の趙白石に会いに行き、いくつかの報告と頼みごとをします。
✓織布局の再建資金を集めたこと
✓暴動を起こした職人たちを釈放して連れてきてほしい
✓その際、職人たちの“大事な”織機も持ってきてほしい
いざ職人たちと対峙した周瑩は、織機をひとつずつ壊していき、やめてくれと懇願する彼らに「私も同じ気持ちだったのよ」と一言。
そして周瑩は、これでおあいこだとした上で、今後は織布局の工員として働かないかと彼らに提案をするのです。
織布局で働けば以前の10倍の給料をもらえると聞いた職人たちは、工員として働くことにしました。
魂を取られる趙白石
海外から中古の織機を取り寄せた周瑩は、英語の説明書が読めなかったためジョゼフを織布局に呼びました。
すると、西洋人のジョゼフを見た工員たちは、魂を取られると怖がって誰も近寄ろうとしません。
皆のあまりの怯えように困ってしまった周瑩は、同じ場にいた趙白石の手を取り、ジョゼフと握手をさせました。
触っても魂は取られないと証明するために。
ほらね、魂は取られないでしょと周瑩が言うも、工員たちは口を揃えて叫びました。
「やっぱり魂取られてるよ!!」
趙白石は、周瑩に手を握られたことで魂が抜けてしまったのでした。
上海からの電報
上海に到着した星移は、文化の違いに興味津々。
ふと“電報局”というものが気になり立ち寄ってみると、店の者が「電気で言葉を伝える場所です。一瞬で届きます」と教えてくれました。
それを聞いた星移は、さっそく周瑩に電報を送ることにするのです。
一方の周瑩は、職務の合間に“星移が描いた周瑩の絵”を見て笑みをこぼしていました。
そこに侍女がやってきて「電報が届いた」と知らされるも、電報というものが何なのかよく分かりません。
とりあえず奥様のところへ受け取りに行くと、電報は星移からのものでした。
ところが、星移からの電報だと知った奥様は一気に不機嫌に……。
実は奥様は、沈家の大奥様に怒鳴り込まれたことを未だに引きずっていて、沈家とは関わりたくないと思っているのです。
そんな奥様の気持ちを汲みとった周瑩は、電報(文?)が気になりながらも読まずに部屋に戻りました。
その後、侍女の春杏が気を利かせてこっそり電報を持ってきます。
初めは読まないと言っていた周瑩でしたが、結局気になり電報を読むことにするのです。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ48話
星移の独立
✓織布局の設立を阻止すること
✓趙白石を追放すること
この2つをベイレ様から命じられていた杜明礼ですが、どちらも果たせなかったため“棒打ち”の罰を受けていました。
その間、部屋の外で待機していた查坤は、罰が終わるなり杜明礼のもとへ(転びそうな勢いで)駆け寄り、彼の体を心配するのです。
その頃、上海にいる星移はスーツにサングラスといった格好で街を歩き、すっかりあちらの文化に馴染んでいました。
そんなある日、星移は“星月貿易会社”を上海に設立するのです。
株の制度
西院当主の蔚武は、自身の管理下にある茶屋を訪れますが、店の者たちが居眠りをするほど客足がない状態でした。
逆に、すぐ近くにある東院の茶屋は大盛況で、どうやらあちらの店に客をすべて取られているようです。
不思議に思った蔚武が西院の者に理由を問うと、このように返ってきます。
✓東院の茶屋で働く者たちは、株を持っているから自分の店のように思えて働くのが苦にならないらしい
✓店の売り上げが多いほど株主もたくさん配当をもらえるから、みんな売り込みに必死
✓その結果、ほとんどの客を取られている
それを聞いた蔚武は、周瑩の手腕に改めて感心し、西院も株の制度を取り入れることにするのです。
民富洋布、始動!
織布局は“民富洋布”と命名され、ついに稼働を開始しました!
でき上がった洋布に大満足の周瑩は、まずは詠梅の洋布店と取り引きをしようと考えつきます。
周瑩はさっそく詠梅の店を訪れますが、あからさまに嫌な顔をされてしまいます。
というのも、詠梅は周瑩のせいで父親が死んだと思い込んでいるため、その憎しみから敵意をむき出しにしているのです。
そんな詠梅を相手に、周瑩は冷静に「父親の件は真相が明らかになれば分かること」だと諭し、再び商いの話を持ち出します。
どこよりも安く提供すると周瑩が約束をすると、ようやく詠梅は取り引きを飲むのです。
千紅(せんこう)を演じているのは誰?
名前:周麗淇(ニキ・チョウ)
生年月日:1979年8月30日
身長:174㎝
代表作:【賢后 衛子夫】(2014)、【書剣恩仇録】(2009)
・姉と一緒にモデルをしていたが、2001年に女優デビュー
・個性的なファッションを好み、カラフルな衣装を着ることもしばしば。
・ランニング、フィットネス、ヨガといった運動を欠かさず健康を維持している。
【月に咲く花の如く】感想47話
星移が上海に行ってしまい、つらすぎた前回の46話。
正直、彼なしの【月に咲く花の如く】はどうなってしまうのだろうと不安でした。
ところが、いざ47話が始まってみると、見どころが盛りだくさんでいつものように楽しめました。
まず、奥様の侍女である張さん。
彼女は、皆が食卓の机を叩くたびに苦い顔をしていました。
なぜだろう?と思って見ていると、張さんが食卓を株の担保に取っていたことが判明!
その流れが面白くてクスっときました。
そして、今回の一番の見どころはやはり趙白石でしょう!
西洋人と握手しても魂は取られない。
それを証明するために西洋人と握手したはずなのに、結果として魂が抜けてしまった(←周瑩の手に触れたから)というオチには爆笑しました。
【月に咲く花の如く】感想48話
確か杜明礼は、趙白石を追放するために四海に請願書を書かせていたはずですが、なぜか趙白石は追放されるどころか昇格しました。
なぜ杜明礼の計画が失敗したのかは分かりませんが、棒打ちの罰を受ける彼の姿は悲痛そのもの……。
杜明礼のことが心配で仕方がないといった查坤の姿も印象的でした。
杜明礼は悪役ではありますが、彼の心情やエピソードが随所で描かれているため憎みきれず、つい同情心を抱いてしまいます。
話は変わり、今回おもしろかったのは株の制度です。
株主は、店が利益を出したらその分配当をもらえるので、利益を出すために皆が自主的に働く。
これは現代にも通用しそうな制度だなと思いました。
商品を売るために、道ゆく人に試飲をすすめたり呼び込みをしたりと、意欲的に働く人たちの姿が印象的でした。
ところで周瑩は
✓電報局の職員が呉家の前を通るたびに、星移からの電報ではないかと嬉しそうな顔をする
✓星移がくれた絵を大事そうに持ち歩き、仕事の合間にも絵を見ている
このことから、周瑩はやはり星移のことを愛し始めているのではないかと感じました。
とはいえ、彼女は誓いを立ててしまいましたし、この先も沈家とは和解できなさそうなので、星移と周瑩が正式に結ばれるのは難しいかもしれません。
※次回の49話・50話の感想記事はこちらです。
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