【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(53話・54話)。
上海で甘い時間を過ごした周瑩と星移。
2人はこのまま結ばれるのかと思いきや、1通の手紙により引き裂かれてしまうのです。
その手紙の内容とは?
2人はもう一度愛を取り戻すことができるのか!?
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ53話
取り引きを横取りする理由とは?
周瑩に届いた急ぎの文には、“沈家の四海が呉家東院を没落させた”といった内容が書かれていました。
(実際のドラマでは、文の内容が明かされるのは後半です)
文を読んだ周瑩は、沈家への復讐を誓うとともに、再び星移に心を閉ざすのです。
その後、周瑩が取り引きのためにクラウディの会社へ行くと、彼と星移が口論をしていました。
・クラウディは、星移から2千袋の生糸を仕入れる予定だったらしい
・しかし、何からのトラブルにより、星移が生糸を用意できなくなったらしい
・クラウディはどうしても生糸を仕入れなければならないらしい
このような状況を把握した周瑩は、星移が去ったすぐ後にクラウディと面会し、取り引きを持ちかけたのです。
「2千袋の生糸が必要だとか。我らならば、すぐにご用意できますよ」と。
すると、クラウディは
✓10日以内にすべての生糸を必ず用意してほしい
✓1袋につき310両までしか出せない
と2つの条件を示してきました。
対する周瑩は、2つの条件を飲むかわりにこちらも条件があると言い、10年の専属契約を提示するのです。
クラウディは、まずは単発で取り引きをしてから10年契約について考えると答えます。
結局、今回は単発の取り引きということで商談成立。
周瑩がさっそく生糸を仕入れに行こうとすると、ずっと同行していた王世均が慌てた様子で声をかけます。
彼はいろいろと不安を感じているらしく、周瑩にあれこれと質問をするのです。
・一体どこで生糸を仕入れるのか
・どこで仕入れても赤字になるのでは?
・生糸を仕入れるためのお金はどうするのか
周瑩が質問にすべて答えるも、王世均は釈然としない様子で口を開きます。
「星移殿の取り引きを横取りした形になりますが、彼にはどう釈明するつもりなのですか」
周瑩は「横取りする理由があるの」とだけ言い、それ以上は何も語りませんでした。
星移との別れ
周瑩はクラウディとの取り引きがうまくいき、10年の専属契約も達成!
その夜、契約祝いとして食事に招かれた周瑩は、クラウディの商人仲間たちと商談に花を咲かせました。
数日後。
周瑩一行は、涇陽(地名)に帰るため港に来ていました。
そこに星移が現れて「なぜ黙って去る」と周瑩に問います。
続けて、クラウディとの取り引きを横取りした理由も問いますが、周瑩から返ってくるのは適当な言葉ばかり。
星移がさらに追及すると、ようやく周瑩は真実を話しました。
「呉家東院を没落させ、義父を死に追いやったのはあなたの父親だったのよ」
そして周瑩は続けます。
「私にだって心があるから、あなたに心が揺れることもある。
でもそれ以上に、呉家と義父には恩があるの。
だからこれからは、一切の関わりを断ちましょう」
周瑩はそう言って、船に乗り込みました。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ54話
沈家との絶縁
「呉家東院を没落させたのは、あなたの父親だったのよ」
周瑩からそう聞いた星移は、真相を確かめるために涇陽に戻り帰宅しました。
父親の四海を問い詰めると、長男・月生の敵討ちのためだったと答えが返ってきます。
星移は、月生を殺したのは呉家の者ではないこと、そもそも呉家は膏薬の偽装もしていないことを説明しますが分かってもらえません。
杜明礼とは手を切るべきだとも忠告。
しかし、四海は今となっては杜明礼(ベイレ様)の権力にすっかり依存しており、そこから抜け出すことも後戻りすることもできずにいるのです。
星移がどれだけ強い口調で説得しても、四海は最後まで非を認めませんでした。
そんな四海に失望した星移は、家を出ていくことを決意。
上海の貿易会社の権利を放棄し、身につけている宝石類をすべて外し、さらには衣まで脱ぎ捨て、沈家から去るのでした。
家出により無一文&帰る場所がなくなってしまった星移は、その後 住み込みの雑用係として”味経書院”で働くこととなったのです。
呉家vs沈家
呉家東院は没落して以来、取り引き客のほとんどを沈家に奪われました。
沈家への復讐に心を燃やす周瑩は、奪われた顧客を取り返すために様々な策を実行。
✓呉家のみと取り引きをする客には株を渡す
✓沈家とも取り引きする客には、商品の2割分を優遇(10両の品を買うと、2両分の品が贈られる)
✓新規の客には、3月先の支払いでも可とする
これらの策がうまくはまり、呉家は半分以上の顧客を取り戻すことができました。
一方、顧客を次々と奪われる四海はたまったものではありません。
ある時、昔からの大口客である布和が涇陽に来ていると知った四海は、何としても茶葉の契約をとりつけるよう番頭に申し付けました。
ところが、番頭は布和と契約できなかったため、茶葉を積んだ呉家の船を浸水させたのです。
浸水により5千袋の茶葉がダメになってしまった周瑩は、布和との取り引きを中止。
それにより、茶葉の商いは沈家が巻き返すこととなったのです。
【月に咲く花の如く】感想53話
文の内容は、やはり“沈家が呉家東院を没落させた”というものでした。
それを知った周瑩が復讐心に燃えるのは分かります。
分かりますが、でも周瑩には思い出して欲しいのです、かつての呉聘の言葉を。
「親子であっても、別の人間」
呉聘は昔、そう言って周瑩のことをかばってくれました。
四海と星移も、別の人間です。
四海は確かに呉家を陥れましたが、息子の星移は何もしていないし何も悪くありません。
そのことに、周瑩が気づいてくれると良いのですが……。
幸せのあとに辛い展開が待っているのはドラマあるあるですが、それにしても今回の展開は、星移推しの視聴者にとっては大ダメージ。
せっかく少しずつ周瑩の心が開きかけていたのに、再び星移に完全に心を閉ざしてしまい、胸が痛いかぎりです。
【月に咲く花の如く】感想54話
父が呉家を陥れたと知った星移は、なんと、沈家を出てしまいました。
正義感の強い星移は、父が悪の手先となり他人をハメたことが納得できないのでしょう。
もともと星移は商人になりたかったわけでもないので、やめると決めたら潔い。
ただ、家を出るときに衣を脱ぎ捨てたせいで、農民が着ているような粗末な格好になってしまいどことなく不憫でした。
50話を過ぎましたが、残りの20話は
①周瑩と沈家の戦い
②周瑩と杜明礼の戦い
③周瑩とベイレ様の戦い
が順番に描かれていくのではないかと予想します。
でも実は、ドラマ内で周瑩は、まだ1度も杜明礼と顔を合わせたことがありません。
ベイレ様に至っては、1度も画面上に映ったことがないため、もしや1度も登場しないままドラマが終わるのではないかと思い始めています。
登場しない相手をどうやって倒すのかは疑問ですが(笑)
※次回の55話・56話のネタバレ感想はこちら。
キャスト相関図はこちら