【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第3話ネタバレ。
地獄から這い出てくる、数十億の忌々しい魂を戻そうとするウィンチェスター兄弟の戦いが続く。
その一方で、強力な助っ人2人を失い、さらにカスティエルも兄弟の元を去り……。
神vsウィンチェスター兄弟!最終決戦の第3話ネタバレをお届けします。
【スーパーナチュラル】シーズン15ファイナル第2話までの流れ
神の逆鱗に触れたウィンチェスター兄弟は、ジャックを殺されるどころか、地獄に亀裂を生じさせ悪魔を解き放たれてしまいます。
数十億にも上る悪霊から町の人々を守るため、ジャックの体に憑依した悪魔ベルフェゴールの呪文で囲いを作ったものの、魔術はそう長くは続きませんでした。
悪霊の数が多くなるほど結界が弱くなり、このままでは悪魔が世界に解き放たれるのは時間の問題。
ディーンとサムは、結界を強くしてもらおうとロウィーナに協力を求める一方で、兄弟が助けを求めていると聞きつけたケッチも合流したのです。
【スーパーナチュラル】シーズン15ファイナル第3話ネタバレ
リリスの杖
魂封じの効力が消える前に、ロウィーナの魔術で囲いを強靭なものにしようと、地獄の亀裂の近くにある安全な場所(1話でシーンたちが逃げ込んだ旧礼拝堂)で魔術をかけました。
ところが、効力はすぐに消えてしまいます。
ロウィーナは囲っている壁と交信し、崩壊寸前であることが分かりました。
夥しい数の霊の怒りや憎しみ、自暴自棄や激しいもがきが渦となり、壁を壊し続けていたのです。
この魔術が効かなければどんな魔術も効かないとロウィーナは断言し、諦めかけていました。
霊が集まれば強大な力となり阻止できる魔術もありません。
残された時間は数時間。
もはやクリスタルを以ってもどうにもならない状況に追い込まれてしまったのです。
そこでベルフェゴールがフラッと外に出て行き、アスティエルが後を追います。
彼が向かったのは地獄の切れ目。
切れ目を見たベルフェゴールは、旧礼拝堂に戻り兄弟たちにある提案をしました。
「リリスの杖で悪魔を呼び寄せて地獄に連れ戻す」
リリスの杖は、先が曲がっている杖で呼び名は”杖”ですが実際は呼び笛。リリスは悪魔に忠誠を誓わせて地上に送ったものの部下たちは離反しかねない。そこでリリスは悪魔を呼び寄せる笛を作った。支配するために。
杖は今まで使われたことがなくカスティエルも初耳。
ベルフェゴール曰く、その存在が抑止力になっていたとのことでした。
リリスの杖は私室にあり普段は閉ざされていますが、地獄の扉が開いた今なら入ることが出来ると言うのです。
ベルフェゴールの計画は、自分が地獄に行って笛を吹きすべての霊を地獄に吸い込み、ロウィーナが魔術で扉を閉めるというもの。
これにはロウィーナが考案した癒しの魔術が役に立つようでした。
ベルフェゴールの本当の目的
登場当初から、好戦的ではなかったベルフェゴール。
とは言え、彼は数世紀もの長い間魂をいたぶって来た悪魔です。
地獄が好きだというベルフェゴールの言葉は、彼の目的に伏線となっていました。
もはや、ベルフェゴールが言う方法しか無くなったディーン、サム、カスティエル、ロウィーナの4人は、早々に実行に移します。
ロウィーナは助手としてサムを指名、ベルフェゴールは護衛としてカスティエルに同行を頼みました。
ディーンは地獄の亀裂の近くで待機し、ロウィーナの合図で”魔術の小袋”を亀裂に投げ込む役割を担うことに。
ディーン、そしてロウィーナとサムがスタンバイし、カスティエルはベルフェゴールとリリスの私室へ向かいました。
リリスの私室には、先に泥棒(悪魔だけど害はない)がいましたが、リリスの杖には手を付けていません。
カスティエルは、この時点で自分が指名された理由が分かりました。
*ベルフェゴールはエノク語を理解できなかったためカスティルが必要で、護衛というのは嘘だったのです。
カスティエルは疑いつつも、エノク語を唱えて箱を開けてリリスの杖を取り出しました。
ベルフェゴールは「後は自分がやるから戻れ」とカスティエルにいうものの、どうしても怪しさを拭えなかったのです。
ケッチの死
怪我を負い、病院に入院していたケッチの元にアルダトがやってきました。
彼女はケッチにベルフェゴール殺害を依頼していましたが、どうやらケッチの裏切りに気づいた様子。
ウィンチェスター兄弟の居所を掴めばベルフェゴールの居場所も分かると思ったようですが、ケッチは兄弟を守るために口を閉ざしたのです。
そのせいで、ケッチはアルダトに心臓を奪われて死亡してしまいました。
アルダトはケッチの携帯から、彼のフリをしてメールを送りベルフェゴーが地獄に戻っていることを突き止めたのです。
彼女の目的はあくまでもベルフェゴールを殺すこと。
すぐに地獄へ戻ったアルダトは、カスティエルとベルフェゴールの前に姿を現します。
アルダトはカスティエルを投げ飛ばしてベルフェゴールの首に剣を突き立てましたが、カスティエルが阻止。
カスティエルはアルダトと戦いっている最中に、彼女からベルフェゴールの真の目的を聞かされました。
ベルフェゴールはリリスやクラウリーにへつらいながら、王になる機会を待っていたこと。
アルダトは、ベルフェゴールの本性も知らずに彼を王にするのかとカスティルに掴みかかりますが、その瞬間後ろからベルフェゴールに刺されてしまいました。
カスティエルはベルフェゴールを問い詰めて、本当の目的を聞き出します。
彼の真の目的は、すべての霊や悪魔を自分の中に取り込んで無数の魂の力を得て神になること。
そう話した後、ベルフェゴールはリリスの笛を吹き始めたのです。
【スーパーナチュラル】シーズン15ファイナル第3話の結末まで
ジャックと永遠の別れ
ベルフェゴールがリリスの笛を吹くと、すべての霊が引き寄せられてきました。
何も知らず、始まったことに気づいたロウィーナは魔術を唱え、ディーンも亀裂に小袋を投げ入れます。
ところが、カスティエルはベルフェゴールの計画を阻止するため、天使の力を以ってベルフェゴールを消し去ってしまったのです。
ジャックの体は焼け焦げ、ベルフェゴールもリリスの杖も消滅し、ロウィーナの魔術も途中で途絶えてしまいます。
地上に戻ったカスティエルは、ディーンに事情を説明しようとしましたが、どんな理由があるにせよディーンの怒りは収まりませんでした。
計画の失敗に気づいたロウィーナは、自分の右肩にナイフで切り込みを入れて小さな小袋を取り出します。
その小袋はロウィーナの復活の小袋でした。
ロウィーナはサムに、リリスの杖で霊を地獄に戻すのがサムの手段、でも自分には別の手段があるといいます。
魔術はどんなことでも可能、だから自分の体に地獄の無数の霊を取り込むと言うのです。
ロウィーナの死
ロウィーナ曰く、死は無限の器であり、代償を払うことで霊や悪魔を全て吸い込めるということでした。
それに必要な材料は2つ。
ロウィーナの生き血、そしてロウィーナの最期の息でした。
彼女が霊や悪魔を吸い込んで地獄へ行き、肉体が消滅したら霊は地獄に放たれるというもの。
サムはロウィーナを止めようとしますが、彼女は”自分の命が代償になる”と考えを変えません。
さらに、死神から「ロウィーナの最期はサムに刺されて死ぬ」と言われていたことから、ロウィーナはサムに刺すよう頼みます。
ディーンを殺して私が生きるのは耐えられないと……。
それでもサムは断りますが、これ以外に方法はないと説得され「ごめん」と言いながら泣く泣くロウィーナを刺したのです。
ロウィーナはサムを褒めると腹に刺さったナイフを抜き、外に出て霊や悪魔を取り込み始め亀裂へ向かって歩いて行きました。
ディーンとサム、カスティエルに「元気でね」と伝え、そのまま亀裂に身を投げたのです。
ロウィーナの犠牲で霊や悪魔は地獄へ戻され、亀裂もふさがれました。
その後、3人は隠れ家に戻りましたが、サムはロウィーナのことで憔悴し、カスティエルもベルフェゴールを殺したことをディーンに責められます。
カスティエルは、ベルフェゴールが自分たちを利用して地獄も地上も支配しようとしたと説明しますが、ディーンはあとでロウィーナと何とか出来たはずと意見が合いません。
しかし、2人が言い合うなかで「いつもお前が絡む」というディーンの言葉がきっかけで、カスティエルは彼との信頼関係が崩れたと気づきます。
全ては、ジャックがメアリーを殺したことが原因。
ディーンは、”カスティエルがジャックの異変を伝えなかったからメアリーは死んだ”と、カスティエルを許すことが出来なかったのです。
それが2人の溝を大きくしていました。
これがきっかけで、カスティエルはディーンとサムの元を去って行ったのです。
【スーパーナチュラル】シーズン15ファイナル第3話の感想
ケッチが両親を取り戻し、ロウィーナもいい魔女になってきた矢先、2人ともあっけない死を迎えてしまいました。
ロウィーナは、出会い当初はともかくディーンとサムのことを息子のように思っていたのかもしれませんね。
ケッチも、彼らと関わっていく中で、良心を取り戻しつつあったのに残念。
意外にもケッチがここで?という驚きはありましたが、何より地獄の亀裂問題が思ったよりも早く集結してしまったことの方が驚きです。
とは言え、これで神との戦いが終わったわけではなく、これから兄弟に試練が待ち受けるはず。
彼らと仲間になったり、手助けしてくれた人たちは次々と亡くなっていきました。
悪魔でさえ、ウィンチェスター兄弟に絡むと死ぬと言っていたほど、確かに兄弟に関わった人々で命を落とした人は数知れず。
沢山の人々に協力を得て来たディーンとサムでしたが、カスティエルも去りまた2人に戻ってしまいました。
これからはロウィーナの力も借りることは出来ず、ボビーの知恵にも母の愛情にも触れることはできません。
ただ、彼らは何かしらの形で協力を得ているので、今後も協力者が現れるでしょう。
でも、ここにきてロウィーナの死はやっぱり痛いですね。