【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話ネタバレと考察。
ついに最終決戦の火ぶたが切られた。
しかし、囁く者の思わぬ攻撃にダリルたちは後退せざるを得ない状況に追い詰められる。
建物の中へ避難しようも、火矢が放たれヒルトップは火に覆われてしまったのだ。
逃げ場を失った住民たち、そして子供たちの運命は!?
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話あらすじ
囁く者に襲撃を受けたヒルトップは火に覆われてしまった。
エゼキエルは子供たちを助け出そうとしたがジュディスの姿が見当たらない。
また、ユージーンはステファニーと唯一の連絡手段となっている無線機を取りに町へ戻ろうとする。
こうして仲間の体制は崩れ、バラバラになって行く。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話ネタバレ(前編)
序章
ダリルたちは追いつけられるも、何とかして食い止めようと抵抗したが、辺りはウォーカーなのか囁く者なのかもわからないほど混乱していた。
一時は、ウォーカーと囁く者の死体で、大群をせき止める。
その間に、エゼキエルは子供たちを連れ出して逃がそうとしたがジュディスの姿が見当たらない。
ジュディスはその頃、ウォーカーを相手に戦っていたのだ。
その瞬間、ヒルトップの建物が爆発しその勢いでウォーカーがなだれ込んでしまう。
その一方でユミコは、ウォーカーの群れの中にいたマグナを見つける。
ニーガン
空が明るくなった頃、アルファはニーガンに望むものがまだ手に入っていないから、守護者(ウォーカー)をもう一度集結させると話していた。
彼女の望むものとはリディアのことだ。
ニーガンは、呆れたような顔をしてアルファから離れた瞬間、逃げていく男を見つけて追って行った。
するとそこでアーロンと遭遇。
ニーガンは「違うんだ」とアーロンに言うが、アーロンは殺さない方がおかしいとニーガンにナイフを向けて来た。
しかし、声を荒げたせいでウォーカーが集まってきてしまう。
ニーガンは、マスクを被っていることもあり、ウォーカーに囲まれたアーロンを置き去りにしてその場を去ってしまった。
その後、ニーガンはリディアを見つけ「すまない」と拘束して小屋に閉じ込めた。
ガンマの死
ガンマは、甥のアダムを抱きかかえたアルデンと、ケリーの4人で逃げていた。
アダムは一向に泣き止まず、ガンマが変わりたいというもアルデンはアダムを触らせようとしなかった。
ところが、あまりにも泣き止まなかったため、不安ながらもアダムをガンマに手渡すとすぐに泣き止んだ。
しかし、すぐにウォーカーが集まりだし近くにあった車に逃げ込んだが、ガンマは3人を車の中に入れると、ひとりウォーカーに立ち向かっていく。
川辺の近くでウォーカーをすべて倒したガンマは、顔をあげて嬉しそうに笑っていた。
ところがその瞬間、ベータに刺されてしまう。
「お前はずっと俺達と歩くんだ」
つまり、ベータはガンマをウォーカーにしようとしていたのだった。
ガンマは最期の抵抗として、ベータのマスクは半分引きちぎったが、そのまま息を引き取ってしまう。
数分後、ウォーカーになったガンマをアルデンが矢で射抜いて阻止した。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話ネタバレ(後編)
キャロル・ユージーン
キャロルはユージーンと、ユミコ、マグナの4人で逃げ延びていた。
マグナはどうやって洞窟から脱出できたのか。
どうやら、マグナとコニーは抜け出したあと歩き続けてたものの、いつの間にかウォーカーの群れの中にいたという。
しかし、コニーの手を放してしまい2人は離ればなれになり、コニーの行方が分からなくなってしまったというのだ。
その時、キャロルが先を進もうと伝える。
ユミコはキャロルに食い掛かり左の頬を一発殴ったが、マグナは事情は変わるからとキャロルを責めることはなかった。
険悪なムードが漂う中、キャロルは少し離れたところに座る。
するとユージーンが気に掛け話しかけてきた。
自分は数日後に大事な会合があるが、今の状況では非常に難しいと……。
キャロルは、ユージーンが”彼女”に会いに行くのだとすぐにわかり、会いに行くよう背中を押した。
ダリル
ダリルは、ロジータやジェリーら9人で、あらかじめ決めておいた集合場所に向かったが、そこに子供たちは来ておらず、別れて探すことにした。
その頃、子供たちはアールが別の小屋で保護していたが、何やら彼の様子がおかしい。
アールはウォーカーに噛まれていたのだった。
ジュディスはアールの異変に気付いており、他の子供たちに悟られないよう彼と話した。
アールは、子供たちのことをジュディスに頼むと意識がもうろうとする前に自ら命を絶つ。
ところが、頭を狙ったはずがズレていたようで、ウォーカーとなってしまい、ジュディスがトドメを刺した。
その後、ダリルたちは子供たちを見つる。
ダリルは、アールの最期に心を痛め、彼の死体の側で座り込んでいたジュディスに寄り添った。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話の結末
ニーガンは、アルファに”望むもの”を手に入れたと、小屋まで案内する。
小屋に着くまでにニーガンは、すい臓がんで亡くした妻ルシールの話をした。
ニーガンは妻を失ってから何も感じなくなった、だがアルファは何も感じないフリをしているだけだと言う。
アルファはリディアを殺すつもりだったのだ。
リディアを死で解放する。
ニーガンは、アルファの考えを変えようとしたが、彼女の考えは変わることがなかった。
アルファはニーガンに「ありがとう」とキスをして小屋に向かう。
一方で、リディアは気を失ったまま小屋の中にある椅子に縛られていたが、意識を取り戻して縄を解いた。
アルファがドアノブに手を掛けると同時に、リディアがドアを開ける。
しかし、リディアの前には草原が広がっており、アルファの目には何もない部屋が写る。
ニーガンは、リディアを隠している小屋とは別の場所にアルファを連れて行ったのだ。
そして、アルファが振り返った瞬間、ニーガンはアルファの首を切り、キスをしながら横たわせる。
アルファの首だけを切断して持ち去った。
コロコロコロ……。
アルファの首が誰かの足元に転がっていく。
「遅かったわね」
そこにいたのはキャロルだった。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話考察
囁く者との戦いはまだ終結しない?
アルファがニーガンに殺されたことは、まだベータは知らないでしょう。
しかし、ベータはアルファの考えを崇めていたので、これで戦いが収束することはなさそうです。
ただ、囁く者はアルファで成り立っていたので、残った者たちがベータの後に続くかは不明。
ベータを葬るには、それなりのパワーが必要と思われますが、いずれにしろ彼の首を取るのはきっとダリルではないかと推測します。
ニーガンを逃がしたのはキャロルか?
ラストで、ニーガンがアルファの首をキャロルに差し出したのは驚きでしたが、これでニーガンを逃がしたのはキャロルという線が濃厚になりました。
キャロルは、ニーガンを囁く者に潜入させてアルファの首を取るよう取引したのではないかと思います。
では、ニーガンがキャロルにアルファの首を与えるとしたら、キャロルはニーガンに何を与えるのか。
一方通行の取引ではないと思いますが、キャロルは普通では想像できないようなやり方をすることがあるので、その辺が不安なところです。
また、聖域のようなやり方が復活するとは思いませんが、ニーガンが取引に応じるとするならばリーダーの座なのかもしれませんね。
【ウォーキング・デッド】シーズン10第12話の感想
ルシールの死の原因、ニーガンの非情さの原因、そしてアルファの死と、色々なことが浮き彫りになった密度の濃い展開でした。
キャロルとニーガンが裏で計画していたとは驚きでしたが、2人が繋がった理由は、キャロルもニーガンもあぶれ者ということかもしれません。
キャロルは一匹狼のように、自分の考え方で前に進むタイプだし、彼女もヘンリーを失ってから、何も感じなくなったのかなと思います。
そういったことでもニーガンと似ているような気がしました。
ここでアルファが死亡というのも、まさかの展開でしたが、計画を進めるためにニーガンがアルファに信用される必要があったわけですね。
ニーガンが、本気で囁く者の仲間入りをするとは思っておらず、必ず何か目的があるだろうと思っていた方も多いはず。
しかし今回はまさか……な感じでした。