Netflix【愛の不時着】あらすじ 感想(1話・2話)。
本作は、北朝鮮に不時着してしまったヒロインと、彼女の第一発見者である軍人のラブロマンスが描かれています。
ヒョンビンの新作としても話題で、すでにロスを嘆く声も多数!?
【愛の不時着】あらすじ1話(ネタバレあり)
セリの不時着
財閥の末娘であるユン・セリ(ソン・イェジン)は、10年前にファッションブランド“セリズ・チョイス”を立ち上げて成功。
現在は、“セリズ・チョイス”の経営者および代表として世間から注目を浴びる存在です。
そんなある日、セリは俳優とのツーショット写真をパパラッチに撮られてしまいました。
週刊誌に載るであろうセリの顔をどのように隠すか、必死に会議する“セリズ・チョイス”のスタッフたち。
ところがセリは、写真に写っているイヤリング(←自社ブランド)を見てもらうために、自身の顔にかかっているモザイクをもっと薄めろと言い出します。
さらに、セリのかばんや靴(←自社ブランド)も見えるように全身写真に変えてはどうかと言い出す始末。
スタッフの心配をよそに、セリは自社ブランドを宣伝することで頭がいっぱいなのです。
数日後。
セリは自社が開発したパラグライダー用のスポーツウェアを試着し、テスト飛行をすることに。
初めは快適に空を飛んでいたセリでしたが、突然発生したトルネードに巻き込まれて、見知らぬ地へと飛ばされてしまうのです。
セリが不時着したその地は、北朝鮮でした。
セリとジョンヒョクの出会い
北朝鮮の軍隊に所属するリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)は、隊の仲間たちとともに非武装地帯をパトロールしていました。
銃声が聞こえた方角へと進むと、韓国の軍人たちが北朝鮮の民間人3名に銃を突きつけていたのです。
韓国軍人の話では、民間人3名は境界線を越えて墓を掘っていたらしく、証拠の写真もあるとのこと。
ジョンヒョクは、我が国で厳しく罰するとして3名を引き渡してもらいました。
その後、保衛部のチョルガン少佐に“墓堀り”の件を報告しましたが、なぜか少佐は3名を見逃すと言い出します。
ジョンヒョクが所属する第5部隊のメンバーたちは、明日が任務最終日であるいう嬉しさから気が緩み、派手に酒を楽しみました。(ジョンヒョク以外)
翌朝。
パラシュートが木に引っかかった状態で目覚めたセリは、韓国内のどこかの公園だと思い込み、ひとまず無線で助けを呼ぼうとしますが繋がりません。
「誰か!誰か助けてください!」
その声を聞きつけて現れたのは、周辺をパトロールしていたジョンヒョクでした。
パラシュートから降りてきた彼女に、ジョンヒョクは問いました。
「所属と名前は」
「……所属はファッション系企業です。それにしても、あなたは大きな決断をされましたね、韓国へようこそ。帰順兵ですか?」
セリは、彼の軍隊服を見て北朝鮮の人間だということには気づいたようですが、いまだにこの場所が韓国だと思い込んでいるのです。
そんな彼女に、ジョンヒョクはここが北朝鮮であることを伝えました。
(この場所は非武装地帯なので、厳密には北朝鮮といえるかどうかは分かりません)
ジョンヒョクにとっては、韓国からの侵入者を捕まえることも仕事のひとつなので、セリを取り調べ室まで連れて行こうとします。
意図して侵入したわけではない上に、一刻も早く韓国に帰りたいセリはこんな場所で捕まるわけにはいかず、ジョンヒョクから逃走。
ジョンヒョクは慌てて彼女を追いかけますが、途中で地雷を踏んでしまい動けなくなってしまいます。
セリはその隙に、一目散に駆け出しました。
鉄柵の向こう側
仲間に地雷を除去してもらったジョンヒョクは、韓国からの侵入者(セリ)を捕らえるよう第5部隊のメンバーに指示をします。
仲間のひとりがセリの姿を見つけるも、前日に深酒したせいかなかなか彼女を捕らえられません。
ジョンヒョクたちがセリを追いかけ続けていると、彼女はとんでもない行動に出ようとしました。
鉄柵の向こう側が北朝鮮の国だと知らないセリが、鉄柵を越えようとしていたのです。
「そちらはあなたの国ではない!そちら側に行けば、あなたも我々もおしまいだ!!」
北朝鮮への侵入を許したことが保衛部に知られれば、第5部隊のメンバーたちは厳しい罰を受けることになるため、必死でセリを止めました。
しかし、その声はセリには届かず、彼女は北朝鮮の地に足を踏み入れてしまったのです。
その後、夜ふけまで森を歩き続けたセリは、ようやく町にたどり着いて安堵するも、住人たちの様子がどこかおかしいと感じ、そして気づきます。
ここは韓国ではなく、北朝鮮の町だと。
【愛の不時着】あらすじ2話(ネタバレあり)
運命共同体
北朝鮮の町に来てしまったセリが呆然と立ち尽くしていると、そこにジョンヒョクが現れて自宅の庭に彼女を引き入れました。
チョルガン少佐を乗せた車が近くを通りがかったため、セリの存在を隠そうとしたのです。
とっさのことだったので、壁ドンのような体制に……。
セリは、今はとにかく味方が必要だと判断し、媚び全開モードで彼を篭絡することにしました。
「またあなたに会えて良かった♥」
一方のジョンヒョクは、真剣な表情でセリを殺すべきかどうか考えていたのでした。
結局、ジョンヒョクはセリを家に招き入れて食事を与えることにします。
彼が食事の準備をしている間、セリは顔を洗おうとしますがここには洗面所というものがありません。
とんでもない場所に来てしまったという現実に直面したセリは、これもいい経験だと自分を励ましてみるも涙が出てきてしまいます。
さらにこの場所は、ガスコンロもなくお湯も出ず、インターネットも繋がりません。
ジョンヒョクに出された食事も毒入りなのではないかと恐ろしくなり、なかなか食べられず……。
そんな中、第5部隊のひとりであるピョ・チスが訪ねてきて、庭でジョンヒョクと何やら話し込んでいました。
「あの女(セリ)が北朝鮮に侵入したことが保衛部にバレたら、
侵入を許してしまった第5部隊のメンバーは解雇または刑務所行きになる」
2人の話を聞いたセリは、第5部隊のメンバーたちと自分は“運命共同体”のような関係であると察しました。
その後、他の第5部隊のメンバーも訪ねてきて、全員が集まった場でセリは強気に発言します。
「私が不時着した場所まで送って。あとは自力で何とか帰るわ」
するとジョンヒョクは、第5部隊は勤務交代をしたばかりだから、しばらくの間“非武装地帯”には入れないと言うのでした。
(おそらく、隊ごとにパトロールや事務といった仕事をローテーション勤務している?)
第5部隊のメンバーが勤務に戻ってしまい、ひとり家に残されたセリ。
電話の5番を押せばジョンヒョクの事務室に繋がると教わったセリは、ことあるごとに押して彼を困らせます。
アロマキャンドルはどこか、シャンプーはどこか、お湯が出ないetc……。
その度に面倒くさそうにため息をついたり、無言で電話を切っていたジョンヒョクでしたが、帰り道にセリが欲しいと言っていたものをすべて買って帰るのでした。
とっさのウソ
ジョンヒョクは、墓堀りをした3名が平壌(首都)に護送される途中で事故死したとの報告を受けました。
保衛部のチョルガン少佐に「調査させてください」と頼みますが、少佐は難色を示します。
それもそのはず、少佐は3人に墓堀りを指示しただけでなく、事故死に見せかけて彼らを殺したため調べられては困るのです。
それを知らないジョンヒョクは、少佐が渋るのも無視して調査のために平壌へと向かいました。
平壌に到着して汽車から降りると、軍人たちに呼び止められて取り調べ室へと連行されてしまいます。
少しすると取り調べ室に大佐が現れて、ジョンヒョクの顔を見るなり「やめろ!」と軍人たちを止めました。
「彼を誰だと思っているんだ!総政治局長の息子さんだぞ!」と激怒する大佐。
その後、ジョンヒョクは墓堀りの事故死の件について大佐に相談をします。
過去に似たような事件が何度も起こっているから、事故ではなく誰かのしわざかもしれないと。
そんな話をしている時、ジョンヒョクの移動電話が鳴りました。
ピョ・チスからの電話で「今からチョルガン少佐が社宅検問をするらしい」と聞いたジョンヒョクは、急いで帰ることにします。
大佐の車を借りて猛スピードで社宅へ帰ると、セリがチョルガン少佐に銃を突きつけられていました。
それを見たジョンヒョクはとっさに言います。
「銃をおろして下さい。彼女は私の婚約者です」
【愛の不時着】感想1話
Netflixで連日TOP10入りしているのも納得の面白さでした。
まず素晴らしいのは、ヒロイン・セリのキャラクター。
ブランドを立ち上げて成功するぐらいですから、デキる女性だということは間違いないのですが、チャーミングな性格なので親しみを覚えやすいのです。
冒頭のモザイク議論を見ただけでも、セリの魅力的な人物像が伝わってきました。
何不自由ない暮らしを送る彼女が、ある日突然、身一つで見知らぬ地に不時着してしまうという展開もバツグンに面白いです。
ジョンヒョクとの出会いのシーンは、勘違いコントのようで笑えましたし、他にもクスッと笑える要素が散らばめられておりシリアスと笑いのバランスが絶妙でした。
また、セリはブランドファッションの代表というだけあり、彼女の衣装は素敵なものばかり。
ただ、どうやら今後は北朝鮮の地がメイン舞台になっていくようなので、セリのお洒落なファッションはしばらく見られないかもしれません。
予告を見た感じでは、第5部隊のメンバーとセリの共同生活が始まる予感!?
【愛の不時着】感想2話
セリが不時着した地は自給自足が基本で、練炭で火をおこしたり、お湯が出ないので窯から沸かしたりと古代人のような暮らしをしています。
てっきり、北朝鮮全体がそのような場所なのかと思いきや違いました。
首都の平壌は驚くほど栄えていて、煌びやかな平壌の夜景が映し出された時には目が釘付けになるほどでした。
ところで、ジョンヒョクが平壌から猛スピードで帰ったところを見ると、この時点でセリのことをかなり気にかけているようです。
また、セリにアロマキャンドルが欲しいと言われたジョンヒョクが、ろうそくを持ち帰ってくるシーンは、クスッと笑えながらも心が温まる一幕でした。
電話で頼まれたときには面倒くさそうにしていたのに、ジョンヒョクなりにアロマキャンドルの代用品となるものをあれこれ考えたのだろうと思うと、彼がかわいく見えてきます。
ラストシーンでは、ジョンヒョクがセリのことを婚約者だと表明したので、今後しばらくは2人であの家に住むことになりそう。
たまにセリの様子を見にきてくれる他の第5隊員たちも面白い人ばかりで、今後は彼らとの掛け合いも見どころのひとつになりそうです。
※次回3話・4話のネタバレ感想はこちら。