【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第8話ネタバレ。
もはや悪すぎて神と呼べなくなったチャックは、カジノ・バーで守るべき人間を排除して酒を楽しんでいた。
一方で、神を倒す方法を模索していたサム、ディーン、カスティエルは、悪魔の石板を持ち出し……。
【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第8話の序章
あるカジノ・バーでは、店内にいた客やバーテンダーなど、たったひとりのウェイトレスを除いたすべての人間が倒れていた。
ウェイトレスは、手足を震わせながらスロットを楽しむ客に酒を運んでいく。
その男こそチャック(神)だった。
チャックは、ウェイトレスからグラスを受け取ると「酒は弱めにしたか?私がキレると大変だ」と、彼女を脅した。
【スーパーナチュラル】シーズン15第8話ネタバレ
悪魔の石板
神が弱っているとサムから聞いたディーンは、悪魔の石板を見つけてきた。
チャックは神だから天使や悪魔から人間を守ることが出来るが、守れない場合を想定して書き残したものだった。
無敵の神がなぜそんなことをしたのか?
ディーン曰く、神は無敵ではないというのだ。
石板はいわゆる事前指示書であり、神に弱点があるから万が一に備えたのだとサムとエイリーンに話した。
その頃、カスティエルはディーンの指示で預言者ドナテロを訪ねていた。
彼はイカレた過去があることから、出来れば関わりたくない様子だったが、半ば強制的に隠れ家に連れて来られてしまった。
ディーンたちの計画を聞いたドナテロは、神を殺せばいいと言うが宇宙の均衡を保つには、神の存在は不可欠だったのだ。
今回の計画は、神を封じて鍵を捨てること。
そこでまずは、神を封じる方法を探るようドナテロに依頼した。
すぐに解読を始めたドナテロは、神の書記メタトロン個人の意見が書かれている注釈を見つける。
彼は神の行動について補足していたのだ。
”神は恐怖を隠しているが 常に そこにある 恐怖の正体は不明 知るのはお気に入りのみ”
出典:【スーパーナチュラル】ファイナルシーズン第8話から引用
そこでディーンたちは気づいた。
神はミカエルとルシファーを檻に封じた。つまり、神の弱点は長男であるミカエルであることに。
ミカエルは神に忠実な大天使で、アマラを封じる手助けもしたなら神を封じる方法も知っているはず。
そして、今まさに彼は愛する神によって地獄の檻に封じられているため、仕返ししたいと思っているかもしれないと考えたのだ。
ロウィーナが地獄の女王に?
ミカエルは、10年前にアダム(ディーンとサムの異母兄弟)を器にして、地獄の檻に封じ込められていた。
その話をした瞬間、ドナテロの様子が変わる。
「だから面白い」
神がドナテロの体を乗っ取り、話しかけてきたのだ。
預言者は神の言葉を伝えるがゆえに、ドナテロの頭の中にあるものや聞いているものはすべて神に筒抜けになってるのだった。
神は、今までは自分がお題をだして兄弟たちが返していくのは気に入っていたが、今回は抵抗せず諦めろという。
さらに、ジョディやドナ、エイリーンなどディーンたちの身近な友人が大切なら諦めろと言ってきたのだ。
ディーンたちの計画は筒抜けだったが、引き下がるわけにはいかない。
ただ、ドナテロが傍にいては何を計画してもダダ漏れになってしまうと、まずは彼を帰した。
「大切な友人に危険が及ぶのは分かっているがチャックがいる以上は同じことだ」と、皆を守るためにチャックを倒すという結論に達した。
そこで3人は、ミカエルと話しをするために地獄に行く決意をした。
ロウィーナ直伝の魔術で3人は地獄に行き、エイリーンは魔術の炎が消えないよう残って見張ることにする。
地獄に着くとすぐに、悪魔が襲ってきた。
がしかし、危機一髪のところでロウィーナが現れストップを掛けた。
彼女は、地獄の裂け目を閉じるときに死に魂は地獄に堕ちたと話す。
悪魔が彼女に追う座を渡したのかと言えばそうではなく、彼女自らが王座を奪い取ったのだ。
3人は、神を封じ込めるためにミカエルを話しがしたいと伝えたが、地獄の裂け目が生じた時点ですべての扉が開いた、だから檻にミカエルはいないという。
現状、どこにミカエルがいてもおかしくないし、もしかしたら地獄を出ているかもしれないと……。
そして、ロウィーナの読みは当たっていた。
【スーパーナチュラル】シーズン15第8話の結末まで
ミカエルとの取引
地上では、アダムがダイナーで10年ぶりのハンバーガーやピザを堪能し、向かいにはアダム姿のミカエルが座っていた。
2人の話では、アダムはディーンとサムには一度しか会っていないし地獄に放置されたことを根に持っている様子だった。
一方で、ミカエルが地上にいることを確かめようと、ディーンはドナテロに連絡して神とは別の”強烈な力”を感じたら連絡するよう伝える。
その瞬間はすぐに訪れた。
アダム(ミカエル)のところに、「神に連れて来いと命じられた」とリリスが現れたのだ。
ミカエルは、用があるなら神自から出向けばいいとリリスを消し去った瞬間に強烈な力を発した。
ドナテロは、すぐにパワーを感じてディーンに連絡をする。
ミカエルが地上にいることは確認できたが、あちこち飛び回っていて捕まえられない、ならば呼び出せばいいと考えたのだ。
カスティエルは、天使ラジオでミカエルに話しかけて呼び出し、聖油の炎で動きを封じた。
そこにディーンとサムが天使封じの手錠を持って現れる。
ミカエルを隠れ家に連れてきて事情を話すが、彼は信じようとはしない。
当然のごとくミカエルは抵抗してきたが、カスティエルがミカエルの頭に手を当て、神がウソをついていることや全ての存在で遊んでいることを伝えた。
真実を知ったミカエルは絶望して取り乱したものの、それが現実だと理解した上で神を封じる呪文を教えた。
呪文に必要なミルラ、カシア、ロックローズは隠れ家にはあるが、呪文のつなぎに必要なリヴァイアサンの花の蜜だけは煉獄にしか咲いていないものだったのだ。
ミカエルは、指を鳴らして煉獄への扉を開き、12時間後には閉じると伝えて隠れ家を後にした。
チャックの罠
その頃、地上ではエイリーンがスー・バリッシュからの電話を受けていた。
彼女はヴァンパイアたちが狩り場を求めて移動したからと、狩りの応援を要請してきたのだ。
ただ、エイリーンは今隠れ家を離れるわけにはいかない。
エイリーンは手が空いたら行くと約束して、一旦電話を切る。
ディーンたちが地獄から戻った後、再びスー・バリッシュから連絡を受けたエイリーンは、サムに伝えて2人で応戦に向かった。
ところが、ス-・バリッシュが指定した場所は無人で、ヴァンパイアの姿はないどころか気配すらなかったのだ。
サムが不審に思っていると、スー・バリッシュが姿を現したが、彼女はスー・バリッシュではなくチャックが姿を変えていただけだった。
計画を知ったチャックは先手を打とうと、サムとエイリーンを呼び出してきたのかもしれない。
【スーパーナチュラル】シーズン15第8話の感想
【スーパーナチュラル】は、神や大天使、悪魔が登場するドラマとはいえ宗教色が強くないのが魅力のドラマ。
今回は、創造主はもしかしたら悪魔なのかもしれないという感情が湧いてきました。
もはや、チャック=悪魔としか見えなくなっています。
神と悪魔は紙一重、自分が創った世界だからすべてを自由に出来ると思い込んでいるチャックに苛立ちながらも、彼は一体何をしたいのか、何を求めているのかも迷っているような感じでした。
後に引けないという感じなのか、ディーンとサムだけに執着し、彼らが抵抗することに不服として敵対しているだけのような気も……。
だとすると、神は心が狭い小さな存在でしかありません。
また、神を封印するための呪文に必要な材料にリヴァイアサンの花の蜜があるため、ディーンは再びのおぞましい煉獄に足を踏み入れる様子。
カスティエルも一緒だとしても、2人にとって避けたい場所であるに違いありません。
でも、神を封じるためならディーンは躊躇することなく足を踏み入れると思います。
第9話は「The Trap」なので、サムとエイリーン、そしてディーンとカスティエルが罠に掛けられるかも!?
そもそも、ミカエルから受け取った呪文は本当なのか!?