『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7ネタバレと解説。一族をベイラー大聖堂の爆破によって殺されたオレナ、ラニスター憎しのエラリア、鉄諸島の王位に就きたいヤーラ達がデナーリス・ターガリエンと連合して七王国の女王サーセイ・ラニスターと対決する『ゲームオブスローンズ』シーズン7の解説及び、シーズン8を予想してみます。
デザイン一新、夏服から冬服へ
ウェスタロスに進軍するにあたってデナーリスの服装が青を基調とした軽装から、雪イメージの白い物と屋内での黒の冬服へとデザイン変更。通訳のミッサンディもシックな黒い服を『ゲームオブスローンズ』シーズン7では纏います。
またサーセイやマウンテンなどの取り巻きの騎士達もそれまでの金基調の鎧から黒に変更、全体的に『ゲームオブスローンズ』シーズン7では色彩が奪われて、白と黒という冬を象徴する色へと置き換えれれているように思います。まさに”冬来たる”ですね。
シーズン7のネタバレ解説
デナーリス、オレナ、エラリア、ヤーラ連合軍の運命は?
デナーリス達は王都をエラリア、ヤーラ、オレナの軍勢で囲って兵糧攻めにし、汚れなき軍団アンサリードとドスラク人でラニスター家の本拠地、キャスタリーロックを攻撃するという作戦を立て実行に移しますが……。
キャスタリーロックはがら空きにされ、ラニスター軍によって逆にオレナ・タイレルの本拠地ハイガーデンを占拠されてしまいます。ジェイミーによって毒を仰いで自決する事を強要されたオレナは”ジョフリー毒殺の犯人は自分である”と告白して息絶えます。
そしてヤーラとエラリア・サンド、彼女の4人の娘も夜の海上でユーロン・グレイジョイに強襲され、エラリアの娘3人は戦死し、ヤーラとエラリア、その娘タイエニー・サンドは捕らえられてしまいます。
また行動を共にしていたシオンは、またもヤーラを助けずに逃げ出してしまいます。
……と、ここまでいい事無しのデナーリス連合ですが、アンサリードとドスラク人、そして3頭のドラゴンでジェイミー率いるラニスター軍を、野戦で蹴散らして反撃します。
そしてデナーリスは残存部隊に降伏を促しますが、ラニスター側に従軍していたサムの父と弟は降伏せず、デナーリスの”ドラカリス”で焼死してしまいます。
ジョン・スノウ、デーナリスと同盟する!
一方、知識の城(シタデル)にいるサムは夜の王との戦いに必要なドラゴングラスが古文書から『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7で、再びターガリエン家の物となったドラゴンストーンにある事を発見、早速ジョン・スノウに知らせます。
ジョン・スノウとデナーリス・ターガリエンは遂に出会う事になり、ここでストーリーラインがまた一本繋がります。
原題の『氷と炎の歌』の通り炎であるデナーリスと氷のジョンを結びつけたメリサンドルは務めを果たしたと言ってドラゴンストーンを去ります。
話し合いの結果ドラゴングラスを供給する事とデナーリスがジョンと共に夜の王と戦う事が決まりす。
ジョン・スノウ、サーセイとの会談に臨む
ジョン・スノウ達は、サーセイを死の軍団を率いる夜の王との戦いに協力させる為に、ゾンビを一体生け捕り(矛盾しますが)にする事に決めて、壁の向こう側へと向かいます。
案の定、彼らは夜の王率いるゾンビ軍団に囲まれてしまいます。しかし、空からデナーリスと3匹のドラゴン達が救援に駆け付けます。
今までのドラゴン圧勝の戦いとは違い、夜の王が放った槍の強力な一撃で3匹のドラゴンの一匹、ヴィセーリオンを失ってしまいます。
また、ジョン・スノウもゾンビ軍団との戦いの最中に、割れた氷の中に落ちてしまい、デナーリスは泣く泣くジョンの救出を諦め、その場を飛び去ります。
しかしながら毎度お馴染みベンジェン叔父さんが、ミーラ、ブランを救った時と同様にジョンを助け、黒の城へと連れ去ります。主人公は絶対死にません(今の所は)
さて、連れ帰ったゾンビと共にジョン・スノウ一行は、サーセイとの円形闘技場での会見に臨むのですが、ゾンビを見せてサーセイを説得して共同で死の軍団に対応するはずが、ジョン・スノウとは戦わないと言ったサーセイに対して、”二人の女王には使えられない、デナーリスに忠誠を誓った”と言葉を返してしまい、ご会談は一旦破算に。
仕方なくティリオンが決死の覚悟でサーセイと直談判に赴きます。(サーセイはこのシーンでジェイミーの子を身ごもっている事が発覚します)。
そして再度の円形闘技場(ここでは旧ドラゴンピット?)での会談ではサーセイは共に戦うと誓うのでした。
しかしながらどこまでも腹黒いサーセイは自分達の軍は出さないとジェイミーに言い、デナーリスらと戦う義理があると考えるジェイミーの間に軋轢を生じます。
ウィンターフェル城でベイリッシュ公がまたも陰謀を企む!
ベイリッシュ公は、サンサとアリアを仲違いさせようと企みますが、それによって一体何をしたかったのか?
サンサ主導でアリアを排除させたかったのだと思いますが不明。サンサとアリアは、ベイリッシュ公に騙されている振りをし、アリアを裁くと見せかけてベイリッシュ公を裁判の場に連れ出します。
人間ドライブレコーダー(三つ目鴉)となったブラン君には”悪事はすべてお見通し”なので、彼の裏切りによって姉妹の父ネッド・スタークが失脚した事などが次々と明らかにされ、ベイリッシュ公は、アリアに喉を切られて処刑されてジエンドとなります。
結局、宮廷内での陰謀と裏切りは『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8では登場せず、よってベイリッシュ公は不要になったという事で納得。
シーズン8を予想
サーセイは死亡確定か?
ジョフリー、ラムジーと憎まれ役はこれまでの所死んでいます。従ってサーセイが死亡する可能性も高いでしょう。
常に”絶対殺すリスト”の上位にいるサーセイをアリアが見逃すはずもなくアリア役のメイジー・ウィリアムズへのサプライズとして登場した歌手のエド・シーランや再会したホットパイに”女王を殺しに行く”と言った通りにシーズン8ではサーセイを殺す為にジェイミー或いはカイバーンに変装してサーセイ近づくのではないでしょうか?
ベイロン・グレイジョイもやはりシオン・グレイジョイに倒される筋書きのように思えます。
ジョンとデナーリスは生き残るのか?
これは予想が難しいですね。実は名前もジョン・スノウではなくレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの正式な婚姻から生まれ、エイゴン・ターガリエンが本当の名前だったジョン・スノウ。
デナーリスとジョンが近親婚をすればハッピーエンドなのですが、”誰もが望む結末ではない”らしいので夜の王と死の軍団との戦いで両者とも死んでしまい、サムが玉座に就き、サムは三つ目鴉ブランの力を借りて英知による統治を行ってタリー朝は七王国に長い平和をもたらすと勝手に予想。(笑)皆さんはどう予想されますか?
もっとも”誰もが望む結末ではない”と言うのが視聴者を誤魔化すための罠で案外ハッピーエンドなのかも知れませんね。
3月5日(米)付けの最新予告編を見る前の予想で下の動画だとサーセイは『銀河英雄伝説』のようにワインを仰いで自裁するようにも見えるし、シーズン6でベイラー大聖堂を爆破した時のように誰かを倒して彼女が祝杯を挙げている、とも取れます。
ただ『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン全体に流れる因果律の法則、ラムジーが犬に喰われる、エラリアが娘を毒殺される、などから推測すると前者の可能性が高い気がします。
またサムが持ち去ったターリー家の宝刀ハーツベインをジョラー・モーモントに渡しているようにも見えます。その他ユーロンが鉄の銀行から兵隊を艦隊で輸送している事などが短い動画から見て取れます。色々な事が解ってきて増々4月15日が楽しみですね。