【武則天-The Empress-】ネタバレ感想21話・22話。
陛下は予言から武媚娘を守りましたが、大臣たちは納得していない様子です。
その後、予言のせいで陛下から遠ざけられてしまった武媚娘はこの先どうなってしまうのでしょうか!?
【武則天-The Empress-】ネタバレ21話
予言
皇太子の教育係である魏徴は、“予言”の件を話し合うため皇太子のもとを訪れました。
どうやら皇太子は「武媚娘を殺すべきだ」と陛下に進言するつもりのようですが、魏徴は反対をします。
武媚娘を生かしたいと思っている陛下の意向をくみ取って行動すべきだと。
さらに魏徴は、兄弟の李泰を警戒するべきだと皇太子に伝えます。
✓李泰は韋貴妃と裏で繋がっている=皇太子の座を狙っているのでは?
✓韋貴妃と敵対関係にある武媚娘を味方に引き入れたほうが良い
と皇太子を諭しました。
一方の李世民(陛下)は、武氏は武媚娘のことではなく別の者かもしれないと家臣たちに主張するのです。
韋貴妃の策略
武媚娘を陥れたい韋貴妃は、李淳風を殺して予言内容を細工しました。
それにより、“武媚娘は武氏として殺されるはず”というのが韋貴妃の狙い。
しかし、実際の陛下は大臣たちの前で武媚娘をかばいました。
それを知った韋貴妃は、新たな策を講じることにします。
陛下を呪った人形を武媚娘の部屋に置き、陛下を殺そうとしたという嘘の罪を着せるつもりなのです。
韋貴妃の侍女は計画どおり、韋貴妃の猫を探すという名目で武媚娘の部屋に入り、猫を探すフリをします。
あとは、あらかじめ置いておいた呪い人形を見つけるだけ。
ところが、寝台の下に置いたはずの呪い人形がありません。
実は楊淑妃が、韋貴妃のもとにスパイとして送り込んでいた侍女からこの計画を聞いていたため、事前に阻止していたのです。
計画が失敗して悔しそうな侍女を横目に、楊淑妃は武媚娘を外に連れ出しました。
楊淑妃は、今の武媚娘の状況がかつての自分と似ていると話します。
前朝の公主である自分は家臣らにとっては邪魔な存在でしかなく、常に命を狙われていたと。
楊淑妃はそう言うと、毒の有無を調べる道具や、毒にあたると味が変わる食材を武媚娘に渡しました。
暴れ馬の鎮め方
武媚娘を陥れるための計画がまたもや失敗してしまった韋貴妃。
陛下が武媚娘に馬を贈ったと知った韋貴妃は、今度は馬を利用して武媚娘をハメようと思いつきます。
興奮薬を馬のエサに混ぜて、武媚娘を落馬させようというのです。
韋貴妃に命じられた使用人は、さっそく馬小屋へ行き薬をエサに混ぜました。
翌日。
武媚娘は、陛下たちの前で乗馬の様子をお披露目します。
次に稚奴(少年期)が乗るよう陛下に勧められ、気乗りしないまま乗ると……。
急に馬が暴れ出し、あらぬ方角へと全速力で走っていってしまったのです。
すぐさま追いかける武媚娘と陛下。
武媚娘は稚奴の乗る馬と並走し、タイミングを見て稚奴の馬に乗り移ります。
馬をコントロールしようとしますが止まる気配はなく、武媚娘はやむなく短剣を馬の首に刺しました。
そうして何とか馬の暴走を止めたものの、馬は死んでしまったのです……。
【武則天-The Empress-】ネタバレ22話
陛下と徐慧
武媚娘が馬を刺し殺したことで、重臣たちはますます武媚娘の存在を恐れはじめます。
多くの家臣が「武媚娘を抹殺すべき」と陛下に訴える中、魏徴だけは違いました。
彼は、“武媚娘を殺したくない”という陛下の心を察した上で、あえて武媚娘をかばう発言をしたのです。
魏徴とは対照的に、長孫無忌は唐のことを第一に考えるあまり「武媚娘を殺すべき」だと意固地に。
根負けした陛下は、3月後の狩りの際に予言の件をはっきりさせると約束をします。
その後、陛下は武媚娘を遠ざけるために、御書房でのアシスタントの仕事をやめさせました。
武媚娘の代わりに御書房に呼ばれたのは徐慧。
陛下が、武媚娘にも劣らぬ文才があると徐慧を褒めて長所を挙げると、彼女は嬉しそうに言いました。
「陛下から賜った言葉は、今ので39言になります」
蕭薔との既成事実
李世民が韋貴妃の寝殿へ行くと、蕭薔も来ていました。
韋貴妃がお酒に媚薬を盛ったのか、陛下は次第に意識が薄れていきます。
その後、蕭薔は子供ができやすくなる薬を飲み、陛下との“既成事実”を作るのでした。
【武則天-The Empress-】感想21話
陛下は「女帝・武氏は、武媚娘のことではない」と断言しました!
陛下が根拠もなく断言するなんて珍しいですが、それだけ武媚娘を守りたいということなのでしょう。
とはいえ、大臣たちは納得しないでしょうから、武媚娘は今後は常にピンチと隣り合わせといった状況になりそうです。
たとえ陛下でも、すべてのことから武媚娘を守りきるのは難しいはず……。
また、以前の陛下と武媚娘は父子のような微笑ましい間柄でしたが、今はそれにプラスして男女の愛が芽生えはじめているように見えます。
陛下が武媚娘を大切に思っていることも見て取れるので、できれば2人には仲睦まじいままでいてほしいものです。
【武則天-The Empress-】感想22話
武媚娘に代わり、御書房で陛下に仕えることになった徐慧。
入宮前から陛下を慕っていた徐慧の想いが報われた気がして、見ていて顔がほころびました。
陛下から賜った言葉の数を覚えていたのもとても印象的で、徐慧の控え目で深い情が感じられます。
陛下もそんな徐慧の魅力に気づいたのか、彼女を気に入った様子!?
初めは徐慧のことを“武媚娘の親友”として見ていたであろう陛下も、今では1人の女性として見ているように思えます。
一方の武媚娘は、予言のせいで寵愛を失いつつある状況ですが、賢くて思慮深い武媚娘であれば、陛下が国のためにやむなく取った行動だと分かっているはずです。
武媚娘にとってはしばらくは耐える期間が続くかもしれません。
大臣たちの猛攻撃を武媚娘がどのようにかわすのか、そのあたりも見どころになりそうです。
※次回23話・24話のネタバレ感想は以下になります。
記事内画像: 公式サイト