『アウトランダー』シーズン4第10話の考察と感想。早くも親子に亀裂!? 誤解が誤解を招いた理由とは!?

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『アウトランダー』シーズン4第10話ネタバレ。ドラマ『アウトランダー』シーズン4は全13話ということで、早くも終盤が見えてきました。

ジェイミーとクレアは、会えるはずのない娘と会えたものの、彼女の愛するロジャーはリズの誤解からとんでもないことになってしまいます。

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シーズン4第10話「見えない心」あらすじ

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クレアは、ブリアナが暴行された事実をジェイミーに話しましたが、相手がスティーブン・ボネットであることを伏せていました。

これが原因で、フレイザーズリッジに尋ねてきたロジャーがブリアナを襲った人物だと勘違いしたジェイミーは彼を殴り倒すと、ヤングイアンにロジャーをどこかに捨ててくるようにいいます。

しかし、ヤングイアンは、ロジャーを捨てずにたまたま通りかかったモホーク族に彼を売ってしまったのです。

この件に関して知っているのは、ジェイミーとヤングイアン、そしてロジャーがブリアナを襲った男だと勘違いしたリズの3人のみ。これでクレアもジェイミーも、お互いに言えないことを抱えることになりました。

ジェイミーは、ボネットの件で自分を責めているブリアナの気持ちを、少しでも和らげようと、獲物に仕掛けた罠を見に行こうと誘います。それでもブリアナが、抵抗できたはずだと自分を責め続けるため、ジェイミーは荒療治に出ました。

「襲われたというのは間違いで、自分も楽しんだんじゃないか」と……。そして、ロジャーがモホーク族に売られてから1週間。ロジャーは、後で戻るときのために、売られて何日たったのか、どっちの方向に向かっているのかを毎日記憶していました。

「いつか必ず妻のところに帰る」と……。

その頃、リズの勘違いに気づいたブリアナは、凄い剣幕でロジャーはどこかとジェイミーを問いただします。するとジェイミーがロジャーを殴り、ヤングイアンが通りかかったモホーク族に彼を売ったと知ったのです。

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シーズン4第10話の考察と解析

ジェイミーとブリアナに亀裂!?

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誤解を誤解を招き、ロジャーガ先住民の手に渡ってしまったのは、それぞれが隠していたことや勘違いが原因でした。

  • クレアがブリアナを襲ったのはボネットだと言わなかった
  • リズがブリアナを襲ったのはロジャーだと勘違いした。
  • ジェイミーがロジャーがブリアナを襲ったと思い込んだ
  • ヤングイアンは捨てろと言われたのにロジャーをモホーク族に売った

嘘が嘘を重ねるといった状況と同じようなものですね。しかしクレアは、ブリアナを襲ったのがボネットだとジェイミーが知ったらどうなるのかわかっていたから、あえて彼には言わない方がいいと決断したのでしょう。

まして、ロジャーは現代に帰ったものだと思っていたので、余計な波風は立てない方がいいと考えたはず。母としてブリアナを守ろうとし、妻としてジェイミーを守ろうとしたクレアならではの思いでした。

しかし、これで責められたのは確かめもせずにロジャーを殴り、捨てるよう指示したジェイミー。でもこれは仕方なかったような気がします。

ブリアナを襲ったのは彼(ロジャー)に間違いないとリズに言われましたし。どちらにしろ、すべて勘違いから起こった悲劇であることは間違いありません。

「パパ(フランク)だったらそんな野蛮なことはしない」というブリアナと、自分を責めるジェイミーとの間に亀裂が……。しかも、ヤングイアンが売り飛ばしたという事に、激怒したブリアナはヤングイアンに必殺パンチ!

さすがのヤングイアンも「あぁぁ……」と痛々しい声が漏れました(ブリアナ強し)。たしかに、モホーク族に売り飛ばすなんて現代では考えられませんが、みんなブリアナの事を大切に思っているからこその行動のはず。

現代に生きる人と、過去に生きる人との考え方の違いっていうのもあるのかもしれませんが、誰が悪いとは責められませんね。

ロジャー救出作戦開始!

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モホーク族が暮らすところはニューヨーク州にあり、フレイザーズリッジから1000kmも離れた場所にありました。

最低でも、往復で4ヶ月以上掛かってしまいます。その間にもブリアナのお腹は大きくなり、遅れれば遅れるほどロジャーの命も危険にさらされることに。

ロジャーを売り飛ばしてからすでに1週間が経過しており、モホーク族に追いつくには何か月も掛かってしまいます。身重のブリアナが一緒ではさらに危険が伴うという事で、彼女はジョカスタに面倒見てもらうことに。

しかし、この時代ではシングルマザーなんていう言葉も風習もない世間体が大事。ジェイミーやクレアが留守の間、ジョカスタが変なことを考えなければいいのですが……。

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その頃ロジャーは?

モホーク族に売られたロジャーは、ニューヨーク州のモホーク族の村まで歩かされていました。昔とはいえ、さすがに1000kmもの距離を歩きで移動とは想像もつきません。現代でいえば、青森から大阪までの距離(徒歩で982km 205時間)に匹敵します。

今は道路が整備されていますが、1700年代はいくつもの山を乗り越えるので、現代の道を行くよりとても大変なことです。休み休み行くので、確かに往復4ヶ月掛かるというのもうなづけます。そんなロジャーに逃げ出すチャンスが一度だけありました。

ふらついた瞬間に崖から転落し、手首のロープが外れたのです。残り少ない体力を振り絞って走るロジャー。モホーク族のひとりが発砲しましたが、別の男が止めたのでロジャーを殺す気はないようですね。

逃げる途中でロジャーは、意外なことにストーンサークルを見つけました。風の音も聞こえるし、石に触れば現代に戻れる。ロジャーはもう身も心もボロボロなので、ここで帰ってもきっとブリアナが責めることはないでしょう。

それどころか、生きていることを、そして無事に帰れたことを喜ぶはず。ただ、ロジャーが本当にブリアナを愛しているのなら、きっとストーンサークルを通ることはないはず。ロジャーが選ぶのは現代か過去か、それは次回11話のお話です。

*シーズン4は原作では「妖精の丘にふたたびⅢ」にあたります。

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