【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】11話・12話。懐妊中の愉貴人を陥れたい嘉嬪は、あれこれと策を弄して愉貴人を害そうとします。瓔珞も応戦し、策のぶつかり合いは見ごたえ十分!
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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ11話
仕掛ける嘉嬪
♦御花園♦
皇后は、ふさぎ込んでいる愉貴人を心配して散歩に誘い出しました。(瓔珞も同行)
同じく御花園で散歩をしていた高貴妃と嘉嬪は、わざと雪球を暴れさせます。
犬が苦手な愉貴人は、震えるほど怯え……。
見かねた瓔珞が足で雪球を追い払うと、嘉嬪たちに「犬を傷つけた罰は、命で償え」と言われました。
それに対し、瓔珞は高貴妃を守るための行動だったと主張します。
「もしも愉貴人のお腹の子に何かあれば、飼い主の高貴妃が罪に問われてしまう。そうならないように、高貴妃のためを思って犬を蹴った」と。
皇后も瓔珞に加勢し、この場はうまく収まりました。
宮に戻った高貴妃は、犬を策略に使った嘉嬪に激怒し、平手打ちをくらわせるも怒りがおさまりません。
嘉嬪は必死にすがり、作戦はまだ序章です、この後の成り行きを見ていてくださいと懇願しました。
真珠粉の真実
瓔珞は皇后に頼まれて、寝つきが悪いという愉貴人に追加の真珠粉を届けました。
よく見てみると、愉貴人の侍女の爪に黄色の粉が……。
「真珠粉は白いはずなのに、黄色の粉がつくなんておかしい」と瓔珞は不審に思います。
侍女を問い詰めると、嘉嬪の指示で“真珠粉を貝殻の粉にすり替えた”ことを白状しました。
さらに、貝殻の粉だとバレないように染料を使ったとのことですが、染料には毒が含まれているため懐妊中の愉貴人が服用するのは危険です。
すぐに皇后に報告をしようとする愉貴人。
しかし瓔珞は、証拠がなくては逆にこちらが讒言の罪で訴えられてしまうと言って愉貴人を諭します。
そして侍女には、追加で貝殻の粉をもらうようにと指示をしました。
一方の嘉嬪は、追加で貝殻の粉を渡そうとする侍女を引き止めて、愉貴人の様子を聞きました。
すると、腹痛が激しいらしいと聞き、そんなはずはない(効果が出るのはもっと後なはず)と不審に思った嘉嬪は、渡す日を引き延ばすよう侍女に指示しました。
ライチの植木
皇后の宮に、乾隆帝からの贈り物が届きます。
それは、非常に貴重とされる茘枝(ライチ)の植木でした。
皇后はライチの世話を瓔珞に申し付け、翌日のお茶会で摘みたてのライチを味わいたいと言います。
茶会の当日。
瓔珞は、貝殻の粉の受け渡し現場をおさえましたが、嘉嬪の侍女が持ってきたものは貝殻の粉ではありませんでした。
どうやら、瓔珞の狙いが嘉嬪に見抜かれていたようです。
【瓔珞(エイラク)紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃】ネタバレ12話
瓔珞の策
茶会の当日。
嘉嬪にこちらの策を見破られた、と気づいた瓔珞は急いで長春宮に戻ります。
すると、何者かがライチの植木に熱湯をかけて枯らせたせいで、実がすべて落ちていました。
お茶会でライチを摘む段取りになっているのに、実がなくては大変なことになってしまいます。
しかも、陛下からの貴重な贈り物であるライチを枯らしたとあれば、瓔珞の罪はかなり重いものになってしまうはず。
そこで策を考えた瓔珞は、まずは愉貴人のところへ行き、今からお茶会に出席をして高貴妃たちに反撃しようと説得をします。
その後、ライチの植木に布をかけて自身もお茶会に向かいました。
犬を使った瓔珞の作戦とは?
皇后はお茶会の席で、誕生日の際に一番良いものを贈ってくれた嫻妃に恩賞を与えたいと言います。
嫻妃が受け取ると、それは銀子でした。
そんな中、愉貴人がお茶会に到着し遅れてしまったことを謝罪します。
すぐ後に瓔珞も現れ、布で覆ったライチの植木を運び込みました。
そして植木の布を取ると……中から犬の雪球が飛び出してきました!
これは、ライチの木を荒らした罪を雪球に着せようという瓔珞の策だったのです。
一方の愉貴人は、部屋を走り回る雪球を前にして計画どおりに怖がりながら、高貴妃に向かって大声で叫びます。
「御花園で怯えさせただけでは飽き足らず、今度は殺すつもりですか!!」
すると乾隆帝は、御花園で何があったのだと高貴妃を厳しく追及しました。
高貴妃は、御花園でのことも今回のことも「犬がしたこと」だと言い逃れます。
そこで瓔珞が口を挟み、犬の飼い主にも責任があるはずだと乾隆帝に意見するのです。
すると、嘉嬪が飛び出してきて「犬を任されていたのに管理できなかった自分のせいです」とひざまずいて謝罪。
皇后は、謝る相手が違うといって愉貴人への謝罪をさせます。
最終的に、嘉嬪は貴人に降格させられ3か月の禁足、高貴妃も1年間の減俸を言い渡されたのでした。
いつもとは違う乾隆帝
侍衛の海蘭察は、雪球の処分を命じられました。
雪球を抱いて歩いていると瓔珞が近づいてきて「自分に処分を任せてほしい」と言うので、海蘭察は瓔珞に任せることにして雪球を渡しました。
一方で、乾隆帝は書物を読みながらふと思い至ります。
瓔珞は犬のせいだと言っていたが、犬の仕業ならば木の上のほうについた実には届かないはずだと。
乾隆帝は、瓔珞に欺かれたと気づいて怒りが湧いたものの、彼女が知恵をしぼるのは皇后を守るためだろうと思い直し、罪には問わないことにしました。
「とはいえ、朕の手を借りて報復するとは誠に腹が立つ!」
乾隆帝の様子を見ていた李総管は、首をかしげながら部屋を後にし、いつもの陛下なら気に入らない人間を残酷に処するはずなのに……とボソッと口にします。
すると同僚が、もしや相手は女で器量よしなのでは?と何かを悟ったようにニヤニヤするのでした。
【瓔珞(エイラク)】感想11話
高貴妃の話し方はクセが強いですが病みつきになりつつあります(笑)
それにしても、そのへんの妃たちよりも高貴妃の犬のほうが身分が高いなんてすごい世界です。
犬がちゃんと可愛がられているなら安心して見ていられるのですが、嘉嬪が犬を使って策を弄しているので、犬への心配が尽きません。
ですが、嘉嬪vs瓔珞のだまし合いはとても見ごたえがありました。
瓔珞の頭の良さは相変わらずですし、嘉嬪も策の切り替えしが見事です。
やはり頭が良くて失敗のすくない人間というのは、何手も先まで見越す能力があるのだと分かる回でした。
ところで、この時代にライチがこれほど貴重なものだったとは驚きです。
前回の豚の膀胱にも驚きましたが、今の時代では信じられないような風習や価値観などを知れるのも歴史ドラマの魅力ですね。
【瓔珞(エイラク)】感想12話
今回は犬を傷つけない策だったのでホッとしましたし、瓔珞の策は見事でした。
愉貴人に謝罪したときの、嘉嬪のあの悔しそうな顔が忘れられません。
嘉嬪は今までの敵の中では断トツで手ごわい相手なので、また近いうちにワナを仕掛けてきそうです。
一方で陛下は、瓔珞が気になりはじめているのでしょうか?
重臣であろうと気に入らない者は容赦なく処罰してきた陛下が、瓔珞に腹をたてまくりながらも罪に問わないのは、何となく気になる存在だからなのかもしれません。
それにしても、皇后は温厚で天使のように優しい女性なので、彼女がでてくると気持ちが和らぎます。
そんな皇后が陛下に寵愛されるのは当然という感じですし、瓔珞が皇后を慕って守ろうとするのも納得しきりです。
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