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【武則天-The Empress-】あらすじネタバレ49話・50話。

アジアドラマ
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【武則天-The Empress-】49話・50話。長孫無忌は、武媚娘を排除するために女帝・武氏の占いを蒸し返します。どうしても占われるわけにはいかない武媚娘は、宮殿から追放してほしいと陛下に頼みこむのです。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ49話

女帝・武氏の占い、再び

袁天罡えん・てんこう・・・占星術師。李淳風の師匠

武媚娘を排除したい長孫無忌ちょうそんむきは、陛下の前に袁天罡を連れてきて「女帝・武氏について占卜するべきです」と訴えました。

武媚娘はまつりごとに干渉し、北の遠征に同行して軍事にも口を出した。

重臣や民は、陛下が規則を破って政をかえりみないと噂している。

以上の理由をもって占卜するべきだと主張する長孫無忌は、陛下が了承するまでひざまずいて嘆願するつもりです。

また、甘露殿(陛下の住まい)の外でも、長孫無忌派の重臣が多数ひざまずいています。

陛下と長孫無忌のやりとりを聞いていた稚奴ちぬは、急いで武媚娘のもとへ向かいました。

文娘殺しの犯人

瑞安ずいあんは、武媚娘からの贈り物を徐慧の宮に届けました。

徐慧の部屋に案内された瑞安は、席を外した徐慧が戻るのを待っている間、部屋の燭台を手に取って確認します。

すると……その燭台の底には“文”と彫られていたのです。

瑞安は放心状態で宮に戻り、「文娘を殺したのは徐慧だった。部屋に燭台があった」と武媚娘に話します。

敵討ちをすると言って飛び出そうとする瑞安を、武媚娘が止めたその時……。

慌てた様子の稚奴が現れて、「長孫無忌が女帝・武氏の占卜をしようとしている」と伝えました。

どうやら長孫無忌は、武媚娘が戦地に同行して軍事に口出したことを引き合いに出しているとのこと。

それを聞いた武媚娘は涙を流します。

なぜなら、北の戦地に同行したことを話した相手は徐慧だけだったからです。

(武媚娘は、徐慧が裏切り者だと確信して涙を流したのでしょう)

稚奴の話では、ひざまずいている大臣たちは、長孫無忌派の関隴かんろう集団の者たちであるとのこと。

それを知った武媚娘は、朝廷で発言権があり、なおかつ関隴集団に属していない李義府り・ぎふを味方に引き入れることにします。

李義府への説得

武媚娘は李義府を呼び出し、以下のように説得をします。

今の朝廷は長孫無忌を筆頭に関隴集団が仕切り、その子弟のみが出世できる

ゆえに、出自の卑しいあなたは長孫無忌を倒さないかぎり一生出世できない

共通の敵である長孫無忌を共に倒そう

長孫無忌の勢力に対抗するためには、出自の低い家臣を集めて結託すればよい

李義府は、今宵の局面(←占卜)を乗り切れたなら今後は武媚娘についていくと約束しました。

武媚娘はすぐに陛下に会いにいき、宮殿から追放してほしいと申し出ます。

女帝・武氏は宮中にいれば唐を滅ぼす、ならば自分が宮殿の外に出れば長孫殿も納得するはずです。私を高陽公主の侍女にし、高陽公主が嫁ぐ日に一緒に宮殿から出してください」

陛下は武媚娘の案に賛成し、長孫無忌にもその案を伝えました。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ50話

徐慧の末路

2日後に宮殿を去ることになった武媚娘は、女帝・武氏の占卜をせずに済みピンチを切り抜けました。

もしも占卜をしていれば、「武媚娘=女帝・武氏」という結果が出て処刑されたはず。

水汲みの馬車を見た武媚娘は、あの馬車に鈴をつけて毎日 房府(公主の嫁ぎ先)の前を通らせてほしいと陛下にお願いします。

そうすれば、鈴の音を聞くたびに陛下を思い出せるからと。

翌日。

武媚娘は、御花園に徐慧を呼び出し「戦地に同行したことを広めたのはあなたね」と問い詰めました。

すると徐慧は、同行したことを知っているのは瑞安もでしょうと返し、瑞安の筆跡で書かれた大臣への密書を取り出すのです。

しかし、武媚娘は言います。

「瑞安にも話したというのは嘘だったの。戦地に同行したことは徐慧にしか話していない」と。

それを聞いた徐慧は、密書をばらまいたのは自分だと認めました。

さらに、以前に白布&黒布の紙をすり替えて皇太子をハメたことや、文娘を殺したのもすべて自分だと白状した徐慧は、武媚娘をなぜ陥れたのかを語ります。

・武媚娘を陥れたのは、陛下と引き離したかったから

・陛下に仕えていたある日、陛下は私を武媚娘と呼んだ

・武媚娘がいる限り、私は陛下と幸せになれない、だから陥れた

武媚娘は、聡明で美しい徐慧が陛下の心を得られないのは、陛下が徐慧の心をすべてを見抜いているからだと言います。

さらに「あなたの負けよ、あなたは永遠に誰かの影として生きる運命なの」と辛辣な言葉を放ちました。

激昂した徐慧は武媚娘に殴りかかった挙句に首をしめようとしますが、そのままやられる武媚娘ではありません。

武媚娘は、あなたに幸せは訪れないと言い残してその場を去りました。

そのすべてのやり取りを、陛下は見ていました。

おそらく、瑞安が陛下を御花園に向かわせたのでしょう。

すべてを聞いていた陛下は、その後 徐慧の前に現れてこれまでの悪事について問いつめました。

徐慧は、陛下に何の関心も持たれないよりは憎まれたほうがマシだといって罪を認めます。

「私のおかげで陛下は平穏に暮らせる」という彼女の言葉に激怒した陛下は、徐慧に平手打ちをし、禁足処分を言い渡すのでした。

房府での日々

高陽公主と武媚娘は房府で暮らし始めました。

武媚娘は、水汲みの馬車が通るのを心待ちにする日々。

一方の公主は、房府に嫁いでからも写経にかこつけて弁機と会い続けているようです。

一年後。

杏芳蘆こうほうろで開かれた酒盛りでは、高陽公主や呉王・李恪のほかに弁機も同席しています。

武媚娘が追加の酒を取りに行くと、そこに稚奴がいて……。

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【武則天-The Empress-】感想49話

ついに、文娘殺害の犯人が徐慧だと武媚娘が知りました!

ですが、同時に武氏の予言が蒸し返されたため、今は予言の対応に追われて文娘の件は後回しになりそう。

李義府への説得は、武媚娘のブラックな面が少し見えた気もしますが、これでこそ未来の女帝と思える交渉力でした。

今宵 生きるか死ぬかという状況なので、武媚娘も必死なのでしょう。

ひとまず、宮殿からの追放という形で予言の件は決着がつきそうです。

おそらくは、武媚娘が宮殿の外にいる間に、李義府が長孫無忌に対抗する勢力を作るのではないかと予想します。

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【武則天-The Empress-】感想50話

武媚娘が房府へ行く前に、徐慧との決着がつきました!

入宮した当初は姉妹同然だったのに、2人の友情がこんな末路を迎えるなんてやりきれなさを感じます。

きっと徐慧は、心のどこかで武媚娘に劣等感を抱いており、陛下を愛すれば愛するほどその劣等感が大きくなってしまったのではないでしょうか。

そしていつしか、陛下の愛を得るには武媚娘を排除するしかないという考えに憑りつかれてしまったのだと思います。

徐慧は禁足処分となりましたが、そうなると後宮を仕切る妃が誰もいないので(主要キャラの妃はすべて死亡)今後また新たな妃が登場するかもしれません。

それにしても、武媚娘が房府で暮らしはじめて1年とは、時間の経過がいっきに早くなりました。

武媚娘はどのようにして後宮に戻るのか、今後の展開も注目です。

※次回51話・52話のネタバレ感想はこちらになります。

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