【武則天-The Empress-】ネタバレ感想55話・56話。武媚娘は、ついに後宮に戻ることになりました!しかし、お腹の子が李治(稚奴)の子だと言うわけにはいきません。戻った後宮では、さっそく妃たちの争いに巻き込まれてしまい!?
【武則天-The Empress-】ネタバレ55話
遺詔の内容
妹の高陽公主から「武媚娘は、大朝会で見た花火が忘れられないそうよ」と聞いた李治は、武媚娘のために花火を上げようと思いつきます。
その後 李治は、先帝から預かった遺詔を取りだしました。
♦遺詔の内容♦
女帝・武氏の予言は妄言とはいえ放任はできぬ。
朕の死後に武媚娘が懐妊したなら子を排除せよ。
ただし、武媚娘の命だけは奪ってはならない。
李治は遺詔を握りしめながら「武媚娘は、こんな無情な父上と見た花火が忘れられないのか……」と呟くのでした。
※
李治は即位したものの、重臣は誰もかれも長孫無忌の勢力の者ばかり。
李治が勅命を下しても長孫無忌の許可が必須で、すべてにおいて干渉してきます。
そのような状況に不満を抱える李治は、兄の李恪を長安に呼び戻して力になってもらおうと考えました。
そして、長孫無忌と戦うことを決意したのです。
李治(稚奴)暗殺計画
李恪のもとに、李治からの伝文が届きました。
伝文には、そばで力になってほしいゆえ長安に戻ってくるよう書いてあります。
青玄(楊淑妃の侍女)の説得もあり、李恪は長安に戻る決心をしました。
少し離れた場所では間者らしき兵が聞き耳を立てており、後に報告文をしたためます。
“呉王・李恪に二心はない様子。青玄だけを抹殺しましょう”と。
実際に青玄はいまだに謀反を企てており、李治を暗殺するための刺客組織と頻繫に会っていました。
刺客たちは皆、隋の末裔です。
組織のリーダー的存在である楊沫は、文徳皇后の命日に李治を暗殺つもりだと青玄に伝えました。
※
李恪を呼び戻したい李治は、次の朝議で“軍の副頭取に李恪を推薦”するよう許敬宗に指示をしました。
許敬宗を選んだ理由は、長孫無忌の勢力に属していないから。
朝議当日、許敬宗は予定どおりに李恪を推薦しますが失敗。
なぜなら、長孫無忌が許敬宗の悪事を訴えたことにより、許敬宗の推薦は無意味となったからです。
寺からの脱走
感業寺で修行中の武媚娘は、花火の音を聞いて外へ出ました。
李治が打ち上げさせたのだろうと察知した武媚娘は、花火を眺めながら心の中で李治に別れを告げます。
一方の李治は、武媚娘をそばに置いて守り抜くことを誓うのです。
※
王皇后は、蕭淑妃のことは憎んでいるものの子の素節には好意を抱いているようで、おやつの干し肉を与えてあげます。
すると、素節は目の前で捨てました。
「蕭淑妃は私を軽んじるよう教育しているに違いない!」
と激怒した王皇后は、蕭淑妃の鼻を折るために武媚娘を利用することにしました。
王皇后は文徳皇后の命日に感業寺に行くことになっているため、その際に武媚娘と接触することに。
当日、王皇后は武媚娘に会おうとするも、武媚娘はすでに寺を脱走していました。
一方で、武媚娘の脱走を聞いた李治は、彼女を探して見つけだし「子が生まれるまででもいいから、一緒に宮殿に戻ろう」と説得をします。
その直後、隋の刺客たちが現れて……!?
【武則天-The Empress-】ネタバレ56話
李恪の宣言
武媚娘と李治は、隋の刺客たちに襲われそうになります。
そこに、李恪と青玄が現れて2人を助けます。
乱闘にまぎれて、リーダーの楊沫を殺す青玄。
李恪も戦いに乗じて間者を始末します。
長孫無忌の息子が遅れてやってきた頃には、すでに刺客は片付けられていました。
李治は、長孫無忌の息子や李恪たちの前で宣言をします。
「武媚娘は先帝の子を宿している!掟に従い、後宮で住まわせる」と。
打倒、長孫無忌!
長孫無忌は、李恪に送り込んだ間者の遺体を調べます。
すると、戦いに紛れて李恪に刺されたであろう痕跡が見つかりました。
これにより長孫無忌は、李恪を長安に戻らせまいと決意するのです。
その後。
長孫無忌は、刺客の正体が隋の末裔だったことを李治に報告しました。
そして、李恪を長安に戻す件については、なにかと理由をつけて反対するのです。
※
李治は、李恪に話します。
「李恪兄上を長安に戻す件だが、またもや長孫無忌に阻止された。一緒に長孫無忌を倒そう。ひとまず皇子の教育係として毎日入宮してほしい」と。
後宮に戻った武媚娘
武媚娘が後宮に戻ったことを知った李義府は、これで自分の出世は間違いないと喜びます。
※
後宮で目覚めた武媚娘は、瑞安と再会をします。
武媚娘への贈り物が山積みで、その中には李義府や王皇后からの献上品もありました。
※
王皇后・・・李治の正妻。
蕭淑妃・・・李治の側室。李治から寵愛を受けており皇子も生んだ。
武媚娘のもとに、贈り物を持参した蕭淑妃が訪ねてきました。
蕭淑妃は、李治が大切にしている女性(武媚娘)に取り入って損はない、と判断したようです。
2人が話しこんでいるところに、王皇后もやってきてきました。
王皇后は、不遜な態度をとる蕭淑妃に対しここぞとばかりに注意するのです。
【武則天-The Empress-】感想55話
子供っぽい印象だった稚奴は、朝議の場では王としての威厳を放ちつつあります。
とはいえ、朝廷では長孫無忌の独断場。
長孫無忌に二心はありませんし、すべては唐を思っての行動なのですが、干渉されまくっている稚奴からすると“皇帝として認められていない”と感じるのかもしれませんね。
稚奴は長孫無忌と戦うことを決意したようなので、朝廷でも一波乱おこる気がします。
【武則天-The Empress-】感想56話
本作は色彩が非常に豊かで、登場人物たちの衣装を見ているだけでも目の保養になります。
稚奴はオレンジや黄色といった暖色系がよく映えますし、蕭淑妃のド派手な色合いの衣も目を見張るばかり。
後宮に戻った武媚娘の衣装も美しく、紫を基調とした淡い衣が最高に似合っていました。
ストーリーに関しては、これからまた後宮の争いに巻き込まれる予感がします。
また、久しぶりに再会した瑞安は発言が以前より鋭くなっており、すっかり頼りになる太監という感じに。
周りには武媚娘を支持する人も多いので、ここから少しずつ武媚娘が権力を得ていくのではないかと思われます。
オフィシャルサイト
© 2014 ZheJiang Talent Television & Film Co., Ltd. All Rights Reserved