【アウトランダー】原作ネタバレ解説と考察。時の旅人、ファーガスの本名、意外な人物が繋がる!?

アウトランダーシーズン5 ファンタジー
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【アウトランダー】は、たくさんの登場人物と共に内容も複雑に絡み合っています。さらに、シーズン5では未来に繋がる重要な人物も現れました。今回は、原作から、フレイザー家とマッケンジー家の繋がりと解説、さらにロジャーに纏わる情報や考察をお届けします。

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【アウトランダー】家系図

Written in My Own Heart’s Blood by Diana Gabaldon, copyright © 2014 by Diana Gabaldon. Published by Delacorte Press, an imprint of Random House, a division of Random House LLC, a Penguin Random House Company, New York.

公式サイトでは【アウトランダー】の家系図が掲載されているが一部翻訳。(記事内画像:公式サイト

この家系図から、ロジャーはドゥーガルとゲイリスの子孫であることが分かり、フランクはブラックジャックの直接の子孫ではないことも分かる。

【アウトランダー】フランス編では、ジョナサン・ランダルの弟アレックスがメアリー・ホーキンスと恋に落ち身ごもった。

ところが、アレックスが病気で他界。

ジョナサン・ランダルは、アレックスの息子を守るためにメアリーと結婚した。

つまり、フランクの祖先はアレックスとなる。

さらに、ロジャーの実父はジェレマイア・ウォルター・マッケンジーで、実母はマージョリー・ウェイクフィールド。

ロジャーの父ジェリーはパイロットで、実は生前フランクともつながりがあった。

ただ、原作ではロジャー本人がこれを知ることは無い。

ジェリーはフランクに依頼されて単独任務に向かっている最中に墜落。

その時、過去にタイムスリップをしてしまった可能性がある!?

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【アウトランダー】原作ネタバレ

アウトランダー 15「燃ゆる十字架のもとに」


ここまでの流れは【アウトランダー】シーズン5第8話ネタバレ。ロジャーを連れ去った男の正体に衝撃!?で。

ある日、リッジにジェイミーを訪ねてチェロキー族のツァツァウィという若者がやってきた。

彼の暮らす村が、熊の被害に遭っているとのことだった。

かつてジェイミーは、短刀で熊を戦って倒したことからモホーク族に「熊殺し」と呼ばれるようになった。

通常の熊ならチェロキー族で戦えるはずだが、問題は次々と人が襲われるようになったので、ツッァウィは兄妹の夫であるピーター・ビューリーにジェイミーを紹介してもらったという。

干していた魚や吊りさげていたトウモロコシが持ち去られたり、小屋から肉が盗まれていたことから、彼らは通常より賢い熊の仕業だと考えていた。

しかも、熊は物音も立てず必ず夜にやって来るそうな……。

ジェイミーは、クレアとブリアナそしてジェミー、ケザイアとジョサイア、ピーターを同行させツァツァウィの村を訪れることにした。

旅の途中で、魚や肉、トウモロコシを盗んでいたのはケザイアとジョサイアであることが判明する。

ところが、熊はなぜか白い熊であることが分かる。

シロクマといえば真っ先に思い浮かぶのがホッキョクグマではないだろうか。

この時代のここで白い熊とは……。

もしかして、この熊も時を旅してきたのだろうか?

近年、白いヒグマが発見されてはいるが、果たしてこの時代の熊も遺伝子疾患による”白”なのか、それとも……!?

最終的に熊は雷に打たれて死んでしまい、ここでは「なぜ白い熊が?」という疑問だけが残ることになる。

アウトランダー 16「燃ゆる十字架のもとに 4」


ジェミーはロジャーの子供なのか?というのはとても気になる描写で、ドラマでジェミーは金髪でボネットの子供を匂わせているが、文章から察するに実はロジャーの子供のようだ。

ジェミーがロジャーの子どもだとは明確にされていないが、時の旅人の話の中でおそらくそうだと思われる。

髪の色が違うということで、もしかしたら?という思いも浮かんだことだろう。

原作ではジェミーはロジャーとブリアナの子供で、さらに2人は後にアマンダという娘も授かるが、実はアマンダは心臓に重い病気を抱えていることも判明した。

ブリアナたちは20世紀に戻る


アマンダの病気を治すため、ブリアナたちは20世紀に戻ることを決めた。

それは原作となる【アウトランダー 20】「炎の山稜を越えて」でのこと。

ジェイミーはクレアを戻すときのためにと黒いダイヤだけは残していたが、他にも宝石を使ってブリアナたちは20世紀にタイムスリップする。

クレアも、お腹にいたブリアナを守るために時を超えたが、ブリアナも子を守るために時を超えるのだ。

時の旅で使った宝石は、ジェイミーが父から受け継いだ指輪に使われていたルビーと、イアンがフォーブスから奪ったキャッツアイ、クレアがインディアンから貰ったサファイア、そしてジョン・グレイがジェイミーから貰い大切にしていたサファイア。

ファーガスの実両親について

ドラマの中ではファーガスの両親について語られていないが、原作では彼の出生が明かされている。

父はサン・ジェルマン伯爵で母はアメリー・エリス・ルヴィン・ボーシャン

ボーシャンは英語表記をフランス語表記に変換しても「Beecham」となる。

これは、英語読みだとビーチャムとなる(ファーガスの母はクレアの先祖の可能性?)

サン・ジェルマン伯爵は妻子がありながら、アメリーを誘惑して妊娠させ娼館に預けた。

アメリーは娼館でファーガスを出産してから1年後、病気でこの世を去る。

ファーガスの本名は、クローデル・ラコッツィー。

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原作から判明した時の旅人


【アウトランダー 18】「炎の山稜を越えて2」

ウェンディゴ・ドナーが呼んでいた「名前」から、彼らが20世紀から来た時の旅人であることが分かった。

原作で判明した時の旅人は以下。

・クレア、ブリアナ、ロジャー、ゲイリス。

・ウェンディゴ・ドナー:20世紀の名前「ドナー」1977年からタイムスリップ「炎の山稜を越えて4」で死亡。

・カワウソの歯:20世紀の名前「ボブ」クレアが頭蓋骨を見つけた人物。既に死亡。

・レーモンド:20世紀の名前不明(マスター・レーモンの可能性大、フランス編でクレアと出会っている)

・不明:「ジェレミー」(名前からロジャーの父ジェレマイア・マッケンジーか?)

・不明:「アタ」

・不明:「ジョジョ」

この中に存在するか不明だが、ジョカスタと結婚したダンカン・イネスが子供の頃に受けた口唇裂の手術を行った治療師がいる。(既に50年以上経過している。治療師はレーモン?)

・ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジー(ロジャーの先祖)

・サン・ジェルマンン伯爵(フランス編で毒を飲まされて死亡とされたが実は生きている)

「追憶の扉」では、マスター・レーモンがサンジェルマンは自分の血統だと話している。

ファーガスがサン・ジェルマンの息子で、ファーガスの母が「ボーシャン」つまり「ビーチャム」と呼ぶのであれば、クレアとファーガスは血統である可能性がある。

ファーガスがクレアの先祖?

家系図には記されてはいないが、可能性はゼロとは言い切れない。

マスター・レーモンとサン・ジェルマンは血統である。(マスター・レーモンが言っている)

ただ、2人がどの時代から来たかが焦点となるはず。

サン・ジェルマンは、船の一件でクレアを目の仇にしていたが、理由はそれだけでは無いような気がする。

マスター・レーモンは、サン・ジェルマンには毒を盛ったが、クレアに対する態度は「大切」にしているように見える。

レーモンにとってクレアは重要だと考るならば、レーモンはクレアの子孫(クレアが祖母?曾祖母?)になるか、それともいつかクレアが自分を救うことになるのか……。

*家系図にジェミーやアマンダの子らは表記されていないため可能性はゼロではない。

だから、クレアに危害を及ぼそうとしていたサン・ジェルマンが何かする前に毒を盛って排除しようとしたとも考えられる。(しかし、レーモンは血統に免じてあえて殺さなかったと外伝にある)

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【アウトランダー】原作の感想

【アウトランダー】シリーズ原作には、まだまだ書き切れないほどの物語があります。

「ジェイミーの墓標」ではオーラについて書かれていましたが、クレアのオーラは青。

マスター・レーモンが言うに「青」は聖母の色で、レーモンもサン・ジェルマンも青。

レーモンは自分の血筋は「青」と言っているので、クレアとサンジェルマン、レーモンは何かしら繋がっているのだろうと考えます。

年代は分からずとも、すごい血統……。

原作もそうですが、こんな内容を知ったらドラマももう一度最初から観たくなります。

細かいところを見逃さないように、レーモンのクレアへの態度や、サンジェルマンの行動など目を凝らしていると思いがけない発見があるかもしれません。

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