【瓔珞(エイラク)】あらすじとネタバレ感想 35話・36話。

瓔珞(エイラク) アジアドラマ
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【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】ネタバレ感想35話・36話。失恋で傷心した純妃は、周りのすすめもあり陛下に取り入る決意をします。一方で、傅恒の婚儀の日が近づいていました。傅恒は本当にこのまま爾晴と結婚してしまうのでしょうか!?

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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ35話

純妃の嘆き

雍正帝ようせいてい(乾隆帝の父親)の私生子であることを瓔珞に打ち明けた袁春望えんしゅんぼう

彼は、本来であれば高貴な存在であるはずなのに、周囲に虐げられる現在の境遇を憎んでいた。

話の途中で寝てしまった瓔珞に、袁春望は「やられたくないなら殺す側に回るしかない、お前のことは私が守る」と呟く。

富察傅恒と爾晴の結婚話を知った純妃は、傅恒に会って尋ねた。

かつて、頻繁に富察家を訪れていた私のことを覚えているかと。

覚えていないと答える傅恒に、純妃は「嘘よ、そんなはずない。私が贈った腰飾りの紐をつけているじゃない」と指摘する。

姉からの贈り物だと思っていたらしい傅恒は、その場で腰飾りを引きちぎって去った。

宮に戻った純妃は、激しく取り乱す。

かつて純妃は、傅恒への想いを手紙にしたため腰飾りと共に贈った。

その後 傅恒が腰飾りをつけているのを見た純妃は、想いが通じ合ったのだと10年もの間思い込んできたのだ。

しかし実際は、手紙を渡すよう頼まれた侍女は渡しておらず、純妃の気持ちは傅恒に伝わっていなかった。

その侍女は今、傅恒のことは諦めて妃としての地位を固めるべきだと忠言する。

まだ気持ちの整理がつかない純妃は、「多くは望んでいなかった、私の気持ちを覚えてくれてるだけで良かった、それなのに彼は気持ちすら知らなかったのね……」と嘆き悲しむ。

辛者庫にて。

溶鉄事件の真相(瓔珞が犯人)を知る錦繍は、それを袁春望に話す。

翌日、錦繍は消えた。

(おそらく、瓔珞を守るために袁春望が殺したのだと思われる)

目覚めた皇后

長く寝たきりだった皇后がついに目覚めた。

皇后は、傅恒と爾晴の縁談を撤回してほしいと乾隆帝に頼み込むが聞き入れてもらえなかったため「なぜ傅恒と瓔珞の仲を引き裂くのか」と尋ねた。

乾隆帝は傅恒のためだと理由を並べ立てるが、皇后は納得しない。

「陛下の私情では?」

「私情?」

「陛下は瓔珞をお気に召し、妃にしたいのです」

乾隆帝はうろたえながら、それは私情ではなくそなたの妄想だと言って去る。

すべてを見抜いている嫻貴妃

傅恒の決断(爾晴との結婚を決めたこと)に憤っている明玉は、海蘭察ハイランチャに文句をぶつける。

海蘭察は、陛下が決めた縁談なのだから仕方がないと傅恒の肩を持つ。

男はみんなクズだと蹴りを入れて去ろうとする明玉を、海蘭察は建物の最上階へと連れていき、そこで自身の夢を語って聞かせた。

嫻貴妃は、純妃に将来のことを本気で考えるべきだと助言する。

「今までは苦言しても聞き耳を持たなかったけど、今なら、ね」と意味ありげに語りかけた。

どうやら、傅恒に失恋したことすら見抜いているようだ。

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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ36話

純妃の台頭

嫻貴妃は、純妃が傅恒に失恋したことを明らかに知っている口ぶりだった。

そんな嫻貴妃から「陛下に取り入って将来の地位を固めるべき」だと助言された純妃は、陛下に会えるよう李玉に便宜を図ってもらう。

(李玉は乾隆帝お付きの太監)

乾隆帝は、李玉にそれとなく誘導されて御花園に足を運ぶと純妃がいた。

純妃は昔話や祖母の話を涙ながらに語り、乾隆帝の哀れみを誘う。

さらに、本当はずっと陛下を慕っていたが寵愛を失うのが怖くて拒んでいたと偽りを話した。

「勇気を出して、陛下の哀れみを求めます」

すると、乾隆帝は純妃の手を引いて養心殿(陛下の住まい)へと連れて行き一夜を共にした。

翌朝。

乾隆帝は純妃の手を握りながら、政務が終わったら会いにくると伝える。

日中も、ことあるごとに「純妃に品を贈れ」と口にするほどの寵愛ぶりだ。

三歩一叩

乾隆帝が養心殿を出ると、労役中の瓔珞がいた。

瓔珞に「長春宮に戻りたいか」と声をかけるが、高望みはしませんと返ってくる。

乾隆帝は以前から、瓔珞に懇願されることを心待ちにしているのだがその気配はない。

そこで、瓔珞に皇后が目覚めたことを伝えると、初めて瓔珞は「長春宮に戻りたい」と乾隆帝に懇願する。

乾隆帝は了承するが、そのまえに過去の罪を清算するべきだと言い2つの選択肢を瓔珞に与えた。

①傅恒に愛していないと伝える

②初雪の日に12刻をかけて三歩一叩をする

瓔珞は②を選んだ。

三歩一叩とは、三歩進むごとに叩頭すること。

傅恒と爾晴が婚礼を挙げた

傅恒と結婚できて嬉しそうな爾晴に対し、傅恒は死んだ目で婚儀を行う。

傅恒は「今はまだ瓔珞を忘れられないが、夫としての責任は果たす」と爾晴に伝えた。

数日後。

傅恒と爾晴は、乾隆帝に挨拶をするため宮中を訪れる。

すると、大雪のなか瓔珞が三歩一叩をしていた。

何度も躓く瓔珞を見て、傅恒はとっさに助けようとするが爾晴に止められる。

一方で、三歩一叩を命じた当人の乾隆帝は、瓔珞の様子が気になって仕方がない様子だ。

この女子を綺麗にせよ

瓔珞はまだ三歩一叩を続けており、雪のなかで倒れ込んでしまう。

そこに現れた袁春望は、瓔珞に傘をさしてやり「私も付き合う、一緒に歩こう」と言葉をかける。

少し一緒に歩いた後、瓔珞を休まさせるために袁春望は水を取りに行った。

その間に瓔珞は意識を失って倒れてしまう。

ちょうど現れた乾隆帝は、彼女を抱きかかえて養心殿へ連れていき、李玉に「この女子おなごを綺麗にせよ」と命じた。

目覚めた瓔珞は、乾隆帝に許してもらえたらしいと聞き部屋を出ていこうとするも、女官にとめられ無理やり着替えさせられる。

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【瓔珞(エイラク)】感想35話

今回も見どころが盛りだくさんでした!

まずは純妃。

彼女は、傅恒が腰紐をつけていたから想いが通じ合っているのだと、10年も勘違いしていたのですね。

だから陛下との夜伽も拒否していたし、皇后を守り抜いていたのも傅恒のため。

これまでの全ての行動は傅恒への愛を貫くためだったと分かり、その深い想いに涙しました。

感情をさらけだした純妃の演技も素晴らしく、画面に釘付けになるほどでした。

でも今後は瓔珞の敵になりそうな気がして心配です。

やっと皇后が目を覚ましてくれました!

体は眠っていても声は届いていたとのことで、寝ていた間に起こったことも概ね把握しているようです。

陛下と皇后が、傅恒の縁談について問答するシーンは見ごたえがありました。

陛下の気持ちがどうであれ、瓔珞は絶対に妃にはならないと断言していたので、たとえ陛下が望んでも拒む気がします。

一方、滅多なことでは動じない純妃が、嫻貴妃を恐れているのが印象的でした。

確かに、すべてが見抜かれているような恐怖感があるので、近ごろは嫻貴妃が登場するたびにゾクゾクします。

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【瓔珞(エイラク)】感想36話

「妃に寵を与えてもよいが、愛してはならない」

と言っていた陛下ですが、やはり人間なので完全に情を遮断することはできないのだろうと思います。

高貴妃の時もそうでしたが、今回の純妃に対しても少なからず慈しみを抱いているように見えました。

特に純妃に関しては、陛下はこれまでずっと拒まれ続けてきました。

そんな彼女から涙ながらに気持ちを真っ直ぐぶつけられれば、心が動くのも仕方ありません。(純妃の告白は嘘ですが笑)

その一方で陛下は、瓔珞への好意をはっきり認識したようです。

今回、雪の中を三歩一叩しろと命じたのはさすがにやりすぎでしたが、最後はちゃんと陛下が自ら助けてくれてホッとしました。

でも冷静に考えてみると、瓔珞と傅恒の仲を引き裂こうとした陛下はなかなか酷いことをしています。

傅恒ファンの方からすると、もしかして陛下は憎らしい存在なのでは!?

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Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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