【The100/ハンドレッド】ファイナルシーズン(シーズン7)ネタバレと解説。クラークは涙を流しながら、母の姿であっても母ではない”アビー”を宇宙に放り出し「ひとつの民」を救った。一方で、闇の主に体を乗っ取られたマディも自分を取り戻したが、依然としてアノマリーの謎は解けないままだった。クラークはサンクタムを再建しようと奮闘するも、派閥間争いに……。ファイナルシーズンでは、ついにアノマリーの正体も明らかに!
【The100/ハンドレッド】シーズン7第1話あらすじ
クラークたちがサンクタムの立て直しを進める中、未だプライムを信仰する者も多く”ひとつの民”を責める者も少なくなかった。
それでもクラークは、ラッセルがシモーヌのためにと建てた家を仲間と共有し、戦いの無い暮らしを手に入れていた。
しかし、信仰者と非信仰者の中で必ず争いが起きる、さらに”ガブリエルの子供たち”はラッセルと信者の死を求めていることもあり、平和を維持するだけで手いっぱいの状態だとインドラが言う。
また、シーズン6でマディから闇の総師を引き離すためフレームを取り外したが、「ひとつの民」を団結させるためと平和を維持するために、マディに総師のフリをさせることにした。
しばらくの間、ヘダ(総師)の声はインドラが伝えることになり、マディは普通の女の子としての生活を送れることになった。
クラークたちは、人々が暮らせるようにサンクタムに集落を作らせていたが、そんな中プライムの信者とひとつの民、ガブリエルの子供たちで宮殿を巡るトラブルが勃発。
クラークは、宮殿には誰も住まわせないと伝えた上で、彼らが所持していた武器も全て没収した。
【The100/ハンドレッド】シーズン7第1話ネタバレ
ベラミーを信じろ
シーズン6最終話で、オクタヴィアがベラミーとエコー、ガブリエルと謎の文字を解読していた時、緑の光と共に現れた女性(オクタヴィアはホープと呼んでいた)に刺され、そのまま緑の光とともに姿を消してしまった。
そんな中、オクタヴィアを失い傷心したベラミーがひとりで森にいた時、突然見えない何かに連れ去られてしまった。
異変に気づいたエコーがベラミーを追おうとするも、何かに弾き飛ばされてしまう。
一方で、気を失っていたホープが目を覚ました。
手に傷を負っていたためガブリエルが治療しようとしたが、手を振り払って逃げ出してしまう。
ホープの後を追って外に出たガブリエルがエコーの異変に気づき、彼女とベラミーを救出に向かった。
しかし、ガブリエルはなぜか「追われている気」がしていた。
2人が警戒しているところにホープが現れ、エコーの持っていた銃を弾き飛ばしてしまう。
ホープが何かを知っていると察したエコーは、「オクタヴィアはどうした?なぜベラミーも連れ去ったのか?」と聞いた。
ホープは、ベラミーが連れ去られたことを驚いていた様子だったが、腕の中に埋め込まれていたメモをエコーに見せた。
そこには「ベラミーを信じろ」と書かれていたのだ。
さらに、メモの裏にはオクタヴィアの背中に書かれていたものと同じ文字が書かれていた。
ホープは埋め込んだ記憶もなく、文字が何を意味するのかは知らないと伝えたが、エコーは信じない。
しかし、ガブリエルは「オクタヴィアも記憶を失った」とエコーを一旦落ち着かせた。
これも全てアノマリーの影響だとガブリエルは推測したが、ホープはアノマリーのことも覚えていなかった。
「頭上のアノマリーが離れた時に記憶を失いオクタヴィアも奪われた。なぜ彼女だけ?記憶との関係は?理解不能だが すごいぞ」
出典:【THE100】シーズン7第1話から引用
そこでホープがベラミーを探そうと提案し、3人は森の奥へと速足で捜索に向かった。
サンクタム
サンクタムの酒場には、ひとつの民、プライム、ガブリエルの子供たちが占拠し、ピリピリとした空気が漂っていた。
マーフィーとエモリがカウンターで酒を飲んでいると、プライムの女性が”ダニエル”(マーフィー)に酒を注ごうとしたが、マーフィはグラスを避けた。
マーフィーは彼女に「自分はダニエルではない」ことを話そうとするも、レイブンが阻止し「この状況ではプライムのフリをしていた方が安全だ」と話す。
しかし、マーフィーはプライムのフリをするのを拒否し、その場を離れてしまう。
彼は、騙されたとは言え”アビーは自分のせいで死んだ”という重圧と悔しさを抱え荒れていたのだ。
そんな中、ジョーダンは信者の願いでラッセルと面会し、その状況を伝えに戻ってきた。
ラッセルが死を望んでいることを聞いた信者たちが彼を救い出すために動き出すと、その後をガブリエルの子供たちが追って行く。
ラッセルを拘留している場所は、ひとつの民が警備していたが「ラッセルを開放しろ」という信者たちと、今すぐ処刑しろというガブリエルの子供たちが押し寄せ、収拾がつかない状況になってしまう。
クラークは、ラッセルを安全な場所に移すことにしたが、外は信者とガブリエルの子供たちでごった返し、前に進める状態ではなかった。
そこに、プライムのフリをしたエモリとマーフィーがやって来て信者たちに「我々は1つ、彼らを信じろ」と説き伏せた。
その言葉に反応した信者たちは、ラッセルを移動するための道を開けた。
【The100/ハンドレッド】シーズン7第1話の結末
幻覚との戦い
森の中では、エコ―とホープ、ガブリエルが姿無き敵と戦っていたが、エコーがあることに気づいた。
敵は自分たちを殺すつもりがないことを……。
そこで、近くに引き寄せてから反撃することにし、丸太に隠れて夜になるまで動かずにじっとその時を待っていた。
森の空気は毒素が強くなり、ガブリエルは解毒剤を吸引したが、エコーは吸引しなかったせいで死んだはずのロアンの幻覚を見てしまう。
さらにロアンの背後から、かつて自分が殺した親友も現れ精神状態が揺らぎ始めた。
敵は近くまでやって来ている不安な状況の中で、ホープにはオクタヴィアの幻覚が見えていた。
オクタヴィアはホープに、何が聞こえても絶対に黙っているよう忠告し、ママと一緒に戻ってくると言って消えて行った。
それは本当に幻覚だったのか?
そして、ガブリエルの合図と共にエコーは銃弾を放ち、敵は倒れて姿を現した。
敵は2人、共に最先端技術のマスクを被っていた。
彼らはどうやら、何者かに指示を受けているようでマスクの中にはレーザーで文字が浮かび上がっていた。
「ガブリエル 生け捕り、エコー 生け捕り、ホープ 即殺害」と表示されている。
死んだ男のマスクを取ると、顔にはホープと同じタトゥーが書かれていた。
もうひとり息のある男がホープを殺そうとしたところ、エコーが気づいて殺害する。
しかし、この行動がきっかけでアノマリーが静まるのを感じたガブリエルは、アノマリーは制御できるものだと分かった。
もしかしたら、自分たちを狙っていたのはベラミーの追跡を妨げるものかもしれないと察した3人は、急いでアノマリーまで走った。
アノマリーは閉じ掛かっていたが、3人は手を繋いでゆっくりと歩いてアノマリーに入って行った。
3人が入った瞬間アノマリーは閉じた。
要求
ラッセルを宮殿に移動したことで、信者はラッセルを拘束している部屋の前に居座り、ガブリエルの子供たちはラッセルを引き渡すようクラークに要求していた。
クラークは、ラッセルのことはサンクタムの住民に任せると説明するも、ガブリエルの子供も元々はサンクタムの住民だと主張。
ガブリエルの子供は無理やりサンクタムから追い出され、両親はサンクタムにいるが顔も分からないと言う。
それでもクラークがラッセルは渡せないと突っぱねると、「明日の第2の月まで時間をやるが、それでも引き渡さなかったらケイリーとダニエル(エモリとマーフィー)を殺す」と脅してきたのだ。
インドラも、ラッセルは死に値すると言うがクラークは決して首を縦に振らなかった。
闇の総師復活
ラッセルの部屋の前を占拠している信者を排除するため、クラークは信者に撤去するようラッセルから指示を出させることにした。
その前にまずはラッセルに伝えなければならないと、クラークがひとりでラッセルと会うことにした。
ところが、ラッセルはこともあろうかシモーヌから預かっていたという”アビーの私物”をクラークに手渡したのだ。
その瞬間、クラークが押し殺していた怒りのスイッチが入った。
クラークは、素手でラッセルを殴って蹴り飛ばし、銃で顔面を強打した。
焚いていたランプの灯がカーテンの燃え移ると同時に、ラッセルは倒れて床に顔面を打ちつけて気を失ってしまう。
しかし、クラークがアビーの遺品を抱えて泣きじゃくっている間、ラッセルは別の場所で本当の自分の姿となって目を覚ました。
そこは、前回までマディが囚われていた闇の総師がいる場所だった。
闇の総師は、ナイフでラッセルの首を斬りつけて殺害すると、そのままラッセルの体を乗っ取って目を覚ました。
クラークは、「火あぶりは宿命」と部屋から出て行こうとした時、闇の総師はラッセルのフリをして
「置いて行かないでくれ」と懇願する。
クラークはラッセル(闇の総師)を部屋から出すと、そのまま民の前に姿を見せてこう言った。
「ここには王も女王もプライムも存在しない。我々は人類最後の生き残りだ、明日ラッセル・プライムは死をもって償ってもらう」と。
ガブリエルの子供たちの歓声が響く中、ラッセルは不気味な笑みを浮かべていた……。
【The100/ハンドレッド】シーズン7第1話の感想
1話から最終決戦の予感がするスタートでした。
闇の総師は、レイブンが消したはずでしたがレイブン自身も本当に消えたのかは確信が持てないという話しぶりでもあったことから、もしかしたら復活するかも?と思っていたところ的中しました。
確かに、ラッセルが捕えられこのまま何事もなければファイナルシーズンは楽しみがないまま終わるところ。
アノマリーから出てきた直後にオクタヴィアを刺したのはディヨザの娘ホープでしたが、彼女は頭上のアノマリーが消えた後、記憶を失っていました。(でも死んだ訳ではないみたい)
かつてオクタヴィアもアノマリーから出てきた時、記憶を失くしていましたがそれと同じ状況のようです。
ファイナルシーズンは、アノマリとサンクタムの両方の視点で描かれて行くようながします。
また、エコーたちを追っていた敵の正体が意外にも最先端技術を駆使しているという……。
ここが拍子抜けという印象がありましたが、彼らは一体何者でどこから来たのか?
アノマリーが制御できるものだとすれば、それはやはり人類が作ったものである可能性が高いです。
サンクタムにいる人類だけが最後という訳ではないのか、それとも別の時空に人類がいるのか。
ホープが成長していたり、ガブリエルの「数秒の違いが数ヶ月の差が出る」と言うことは、アノマリーは時空間をを操ることが出来る巨大な装置という可能性もゼロではないはず。
数年に一度の死の太陽も、アノマリーと同じように制御されているものなのか。
ファイナルシーズンではすべての謎が解明されることでしょう。
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