【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】ネタバレ感想43話・44話。乾隆帝の妃嬪になった瓔珞は、あの手この手で乾隆帝の心をかき乱していきます。乾隆帝は、自分の気をひくための行動だと見抜きながらも瓔珞の魅力にあらがえず……!?
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ43話
住まいは延禧宮
「なぜ瓔珞の入内を賛成したのですか」
と侍女に聞かれた2代目皇后は、近ごろは純貴妃が図に乗っているからちょうど良い好敵になるはずだと話す。
*
瓔珞は延禧宮で暮らすことになった。
与えられた使用人のなかには、長春宮時代に一緒だった珍珠や琥珀がいる。
だが琥珀は仕える立場でありながら、瓔珞のことを名前で呼んだり命令に従わなかったりと敬う気配がない。
そんな琥珀の態度が気に入らない明玉は、瓔珞にグチをこぼす。
しかし瓔珞は、怒ったり罰したりすれば、琥珀を送り込んだ敵の思うつぼだと言う。
さらに「以前は富察皇后の庇護があったから好き放題できたけれど、今は何事も慎重にならなければならない」と明玉を諭した。
恋の駆け引き
皇太后の宮を訪れた乾隆帝(陛下)は、中から笑い声が聞こえて足をとめる。
中では、少年に変装をした瓔珞が物語を披露して皇太后を笑わせていた。
瓔珞の姿を目にした乾隆帝は「民間の雑書を披露するとは。しかもその恰好は何だ」と咎めるが、皇太后が瓔珞をかばう。
宮に戻った乾隆帝は、夜伽の札を選ぶよう太監に促され、瓔珞の札の上で手をとめるが結局選ばなかった。
それからも瓔珞は皇太后の宮に通いつづけ、乾隆帝とも何度か顔を合わせたが彼はいつもそっけない。
乾隆帝に冷遇されていることを心配する明玉に、瓔珞は「明日はここに来ない」と言う。
翌日。
いつも通り皇太后の宮を訪れた乾隆帝は、いつもいる瓔珞がおらず気になって仕方がない。
その後、太監から「瓔珞が病」だと聞いた乾隆帝は、散歩にいくと称して瓔珞の宮に向かった。
(瓔珞の病は、乾隆帝の気を引くための嘘)
一方、瓔珞に薬を運んだ琥珀は、相変わらず無礼な態度で接する。
ちょうど現れた乾隆帝は、琥珀を80回の杖刑に処した。
乾隆帝の寵愛
皇太后の宮を訪れた乾隆帝は、舒嬪の後ろ姿を瓔珞だと勘違いして「風邪は治ったか」と声をかけた。
振り向いた舒嬪は、「まだ風邪が治っていない瓔珞の代わりに、自分が皇太后さまに物語を披露する」と言う。
陛下もお聞きになってくださいと言われた乾隆帝だが、用があると言ってそそくさと立ち去った。
瓔珞のことが気になって仕方ないのか、乾隆帝はその足で延禧宮へ。
出迎えた明玉は、瓔珞は上の東屋(テラスのような場所)にいると伝えた。
乾隆帝は東屋の寝台に腰をかけると少し乱暴に瓔珞を起こし「こんな所で休むから風邪をひくのだ」と言う。
乾隆帝に気づいた瓔珞が、寝台からおりて挨拶をしようとした瞬間……。
乾隆帝は、瓔珞の手をつかんで引き寄せ自分の膝に乗せる。
うつむきながら「掟に反します」という瓔珞。
しかし乾隆帝は「朕のすることはすべて掟にかなう」と返し、瓔珞の頬に口づけをした。
階段の下で控えている李玉と明玉は、陛下と瓔珞の良さげな雰囲気を察して顔を見合わせる。
*
明玉が外で泣いていると、海蘭察が偶然現れる。
明玉は「私が巻き込まなければ、今ごろ瓔珞は宮を出て幸せに暮らしていたはずだ」と罪悪感を打ち明ける。
今後困ったことがあれば助けるという海蘭察に、明玉は抱きついて礼を言った。
*
瓔珞は3日連続で夜伽に召された。
それを知った嘉嬪は、重病を装って乾隆帝の寵愛を取り戻そうとする。
重病と聞いた乾隆帝は嘉嬪の宮に向かったが、道中の日よけに目をとめ「誰が作ったものだ」と尋ねた。
瓔珞が陛下のために作らせたものだと知った乾隆帝は、行き先を変更して延禧宮へ向かう。
だが瓔珞はいなかった。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ44話
乾隆帝の待ちぼうけ
延禧宮・・・瓔珞の住まい
李玉・・・乾隆帝お付きの太監
乾隆帝はわざわざ行き先を変更して延禧宮に来たのだが、瓔珞は不在だった。
李玉は「本来は妃嬪が待つものなのに、陛下を待たせるとは何事か」と気が気ではない。
しかし、乾隆帝は意外にも怒ることなく瓔珞を待ち続け、そのうち鳥を相手に時間を潰しはじめた。
瓔珞を探しに行っていた明玉は、延禧宮に戻ってきて乾隆帝に報告をする。
「瓔珞は今、皇太后さまと歓談をしているゆえ、何でしたら他の宮にでも行かれては?」と。
乾隆帝は無言で去った。
その後。
延禧宮に戻ってきた瓔珞が寝台に腰をかけるかけると、隠れていた乾隆帝が瓔珞を押し倒して「よくも小バカにしてくれた」と迫る。
瓔珞はクスクスと笑い、逆に乾隆帝を押し倒した。
(おそらく、乾隆帝は一度去ったけど、また戻ってきて寝台に隠れていた?)
*
瓔珞に寵愛を奪われ腹の虫がおさまらない嘉嬪は、適当に理由をつけて瓔珞を跪かせた。
夜まで跪けと命じられた瓔珞はその通りにする。
令嬪に封じられる瓔珞
嘉嬪は「瓔珞は傲慢でいつも私に盾つくんです」と乾隆帝に泣きついた。
乾隆帝は“瓔珞は昔から朕にも盾をついていたから、妃嬪になった今はもっと傲慢になっているかもしれない”と思い、嘉嬪の言葉を信じる。
嘉嬪が帰った後、乾隆帝は瓔珞への罰として「瓔珞の夜伽の札を除外しろ」と李玉に命じた。
ところが、瓔珞がまったく釈明しに来ないため、乾隆帝は自ら会いにいくことにする。
延禧宮では瓔珞がブランコに乗って遊んでおり、乾隆帝の来訪にもまったく気づかない。(本当は気づいている)
イラだったまま宮に戻った乾隆帝のもとに、葉先生が診脈をしにやってくる。
葉先生は「魏貴人(瓔珞)は膝のあざを放置して歩けなくなるところでしたよ」と李玉に話す。
葉先生いわく、瓔珞は嘉嬪にお仕置きをされて長時間 跪いていたとのこと。
それを聞いた乾隆帝は、嘉嬪の訴えがウソだったことに気づき、詫びの意味を込めて瓔珞に贈り物を下賜することにした。
延禧宮に贈り物を届けにきた李玉は、陛下の意図はお分かりですよねと瓔珞に説明をする。
「陛下は魏貴人に濡れ衣を着せてしまったと知り悩んでおられます。
しかし陛下には面子があるゆえ、魏貴人のほうから養心殿にお越しいただけますか」
養心殿に行く気がなさそうな瓔珞に、李玉は「こないならば、せめて夜伽の札を戻させてください」と言う。
すると、瓔珞は突然仮病を装って「札を戻さないで」と頼んだ。
その後 乾隆帝は、瓔珞の夜伽の札がないことに怒り狂う。
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瓔珞は、乾隆帝から下賜された絵画を皇太后に贈った。
それを知った乾隆帝は激怒し、延禧宮に着くなり瓔珞の手を強引に引っぱり寝台へと連れて行く。
「濡れ衣ならば釈明すればいいのにそれもせず、下賜したものを他人に与えるとは遠まわしに朕を非難しているのか」と乾隆帝は怒り心頭だ。
瓔珞は、釈明しなかったのは陛下を煩わせないためで、絵を贈ったのは皇太后さまのお好きな絵だったからだと答える。
「嘘をつくな。そなたの気まぐれな言動は、朕の気を引くための策であろう」と見抜く乾隆帝。
瓔珞は、この性分は直せませんと言うなり乾隆帝に口づけをした。
その後、瓔珞の寝室から出てきた乾隆帝は、瓔珞を令嬪に冊封すると李玉に伝えた。(すっかり機嫌が直ってる笑)
傅恒の帰還
金川の反乱鎮圧に成功した傅恒は、3年ぶりに帰京した。
妻の爾晴は、「瓔珞は陛下の妃嬪になった」と教えて傅恒を傷つける。
その後、乾隆帝に挨拶をするために宮殿を訪れた傅恒は、瓔珞の妃嬪姿を見て涙を流した。
*
3年ぶりに傅恒と対面した乾隆帝は、厳しい戦に勝利した傅恒を褒めちぎる。
褒美に何がほしいか聞かれた傅恒は、真顔で「何を所望しても構いませんか」と問う。
その真意(瓔珞がほしい)を察した乾隆帝は、傅恒が欲しいものを答える前に褒美を与えた。
帰宅した傅恒は涙を流す。
乾隆帝に褒められようとも爵位を賜ろうとも、傅恒の心はまったく晴れない。
戦場で兵を撤退させよと乾隆帝に命じられても戦い続けたのは、勝利の手柄と引き換えに瓔珞が欲しかったからだ。
それなのに、いざ帰京してみれば、瓔珞は陛下の妃嬪になっており決して手の届かない存在になっていた。
瓔珞の幸せを願いながらも嫉妬心に苦しむ傅恒の瞳からは、ただただ涙が流れるのだった。
【瓔珞(エイラク)】感想43話
純貴妃にいじめられていた時は元気を失っていた明玉も、今やすっかり元気になり、以前のように感情のままにプンスコする姿が可愛らしいです。
やはり明玉はこうでないと。
そして、ついに瓔珞は初夜伽をしました!
陛下は初めこそ瓔珞に興味がないフリをしていましたが、もともと気になっていた瓔珞に、恋の駆け引きをいろいろと仕掛けられたらコロッとおちるのも当然というもの♥
3日連続で瓔珞を夜伽の相手に選んでいることからも、陛下の寵愛ぶりが窺えます。
でも陛下は、相変わらず瓔珞に対しては子供っぽくなってしまうし素直にもなれないので、寵愛していても2人の間に甘い雰囲気はまだありません(笑)
陛下が瓔珞のことを好きなのは明白ですが、瓔珞のほうはどうなのか。
復讐のために妃嬪になったとはいえ、陛下への情も多少はあると信じたい。
【瓔珞(エイラク)】感想44話
瓔珞の宮であんなに待たされても、怒りもせずにジッと帰りを待つ陛下の姿が印象的でした。
(日が暮れていたことから、けっこうな時間待っていたと思われる?)
また、待つのが暇すぎて、途中で鳥を相手にしだした陛下が笑えました。
陛下は言葉では決して好きとは言いませんし優しい言葉もかけませんが、ひとつひとつの行動から瓔珞への想いの強さが感じられます。
しかも、ただ瓔珞に翻弄されているわけではなく、ちゃんと瓔珞の駆け引きだと見抜いているんですよね。
それに、帰ったふりをして瓔珞の寝床に隠れて奇襲をかけたりと、意外と陛下もやり返しています♥
瓔珞の行動は陛下の気を引くための駆け引きだと分かっていながらも、その新鮮な感覚を陛下は好んで受け入れているのかもしれません。
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3年ぶりに帰京した傅恒が、妃嬪になった瓔珞を見て涙を流すシーンは胸が痛みました。
その後 傅恒は、陛下に「何を所望しても構いませんか」と尋ねていましたが、彼が本気で所望したかったものは瓔珞でしょうね。
でも陛下の妃嬪になってしまった以上、絶対に望むことのできない相手になってしまいました。
それでもきっと、心の中では瓔珞を想い続けるのだろうなと思うと切ないかぎりです。
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