【武則天-The Empress-】あらすじネタバレ79話・80話・81話。

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【武則天-The Empress-】79話・80話・81話。最終回に向けて、ストーリーが駆け足で進んでいきます。李弘を殺した犯人・敏月の末路・李賢の行く末などなどすべてが決着!また、武媚娘と陛下の夫婦仲にも要注目です!この記事ではネタバレ感想をお届けします。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ79話

陛下の発狂

李弘の死にショックを受けた李治(陛下)は中風が悪化する。

また、李弘の死に武媚娘が関わっていると報告を受けた陛下は、そんなわけがないと思いながらも武媚娘への不信感を募らせてしまう。

そんな中、陛下は李賢を皇太子に冊封した。

一方で、「武媚娘は権力のために子を殺めた」と糾弾した郭瑜かくゆは斬首された。

敏月の宮を訪れた陛下は、近ごろは武媚娘との心の距離が遠のくばかりだと吐露する。

そこに以下の報告が。

李弘に毒を盛った女官は、その日のうちに宮殿を脱走していた

そして、口封じのため始末された

その女官と往来があったのは瑞安(武媚娘お付きの宦官)のみ

これらの報告を聞いた陛下は、李弘の死には武媚娘が関わっていたと思い込み、発狂したかのように叫んで取り乱す。

敏月はそんな陛下に近づき唇を重ねた。

陛下もそれを受け入れ、2人は一夜を共にする。

孫無生

武媚娘から李弘殺害の真相究明を命じられた明崇儼は、何者かに命を狙われる。

「犯人の証拠をつかんだ」と広めた直後に命を狙われ始めたことから、明崇儼の命を狙う人物こそが李弘殺害の犯人だろうと思われた。

その後、射られた矢を持って武媚娘に謁見した明崇儼は、矢の出どころを調べれば犯人が分かるかもしれないと助言する。

さらに、「孫無生」という名を覚えておいてくださいという。

明崇儼いわく、「孫無生」という名には何の意味もないが、この名を知っているのは明崇儼と武媚娘だけとのこと。

後日。

刺客に追われた明崇儼が馬車に逃げ込むと、皇太子の李賢が乗っていた。

李賢のつけている指輪は、以前に弓矢で命を狙ってきた刺客と同じ指輪だった。

それに気づいた明崇儼は、李賢こそが自分を殺そうとした相手だと確信して馬車から降りようとするも殺されてしまう。

明崇儼は死の直前に「孫無生……」と意味ありげに言い残した。

李賢は、孫無生について調べるよう部下に命じる。

武媚娘は陛下に、寵愛する敏月にもっと会われてはどうかと勧め、唐の発展のために子孫を多く残すべきだと進言する。

「ならば今から敏月に会いに行くとしよう」

陛下のその言葉にショックそうな表情を浮かべる武媚娘だったが、引くに引けなくなったのか、「敏月に封号を与えてはどうです?そうすれば正当な理由で毎日会えますよ」と口にしてしまう。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ80話

残酷な真相

武媚娘は敏月に、彼女の母親が死亡した本当の経緯を話して聞かせる。

しかし、それを聞いても敏月はまだ“母親を死に追いやったのは武媚娘”だと思い込んでいる様子だ。

数日後。

敏月が高熱を出したと聞いた陛下は、急いで彼女の宮に向かう。

侍医の話では、慢性的な中毒による高熱で、その毒はブレスレットに塗られていたとのこと。

ブレスレットは、武媚娘が敏月に渡したものだった。

本当は、敏月が武媚娘に罪を着せるために自分で毒を塗ったのだが、そうとは知らない陛下は武媚娘のしわざだと思い込んでしまう。

その日から陛下は、武媚娘が朝議に参加することを禁じた。

皇太子の李賢は、「母上(武媚娘)は1度も褒めてくれなかった」と武媚娘に不満をこぼす。

すると武媚娘は、厳しく接してきたのは兄弟同士の残虐な争いを避けるためだったと明かし、今日を限りに政務から手を引くと話した。

話は変わり、李賢は「孫無生」の名前を出して武媚娘に探りを入れる。

その瞬間、武媚娘は固まった。

「孫無生」という名は、武媚娘と明崇儼しか知らない名前のはず。

それなのに、李賢が「孫無生」を知っているということは、彼こそが明崇儼を殺した犯人であり、李弘を殺した犯人でもあると示している。

武媚娘はやっとの思いで言葉を発した。

「……母はお前と共に道を歩むことができない。体を大事にしなさい」

李弘殺しの真相

李賢と密会した敏月は、武媚娘の暗殺をそそのかす。

しかし、李賢は「李弘だけでなく母上も殺すつもりか?」とさすがに戸惑っている様子だ。

一方で陛下は、明崇儼の死について調べるよう部下に命じた。

その後。

陛下の部下が李賢の従者を拷問にかけると、「李弘と明崇儼を殺したのは皇太子」だと白状する。

ちょうど現れた陛下が詳しく話を聞くと、東宮(皇太子の住まい)の馬房を調べれば大量の武具が出てくるとのことだった。

同じころ、武媚娘も李賢が犯人である証拠をつかんでいた。

しばし悩んでいた武媚娘だったが、東宮を包囲しろと命じる。

包囲された李賢は、姿の見えない武媚娘に向かって言葉を投げつけた。

「母上いるのでしょう、出てきてください。陰謀という点においては、私など、母上の万分の1にも及びませんでした」

その後 李賢は、兄殺しと謀反の罪で流刑に処されることとなった。

李賢が流刑される当日。

武媚娘と瑞安は、流刑される李賢の様子を物陰から見ていた。

すると、李賢を見送りにきたらしい敏月が現れる。

2人の会話から、敏月も李弘殺しに関わっていると知った武媚娘は表情を強張らせる。

さらに敏月は、献上品の茶に毒を仕込んで武媚娘を毒殺するつもりらしい。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ81話

武媚娘への当てつけ

武媚娘は自分に献上された“毒入りの茶”を敏月に飲ませようとする。

すると敏月は「復讐のために武媚娘の目の前で子を死なせ、武媚娘が陛下に疎まれるよう仕向けた」と自白したあと茶を飲んで死亡する。

陛下は敏月の遺体を前にして嘆く。

そんな彼に、武媚娘は自分が殺めたと自白した。

敏月が李弘を殺したと知らない陛下は、武媚娘が嫉妬から敏月を殺したと誤解して責め立てる。

その後、陛下は武媚娘を禁足処分にし、さらに武媚娘への当てつけとして李義府の地位をはく奪して牢に入れた。(李義府は武媚娘の忠臣)

龍朔4年。

李義府は流刑に処され、数年後に死亡する。

深まる溝

調べの結果、敏月が茶に毒を仕込んで武媚娘を暗殺しようとしていたことが判明する。

それを知った陛下はすぐに武媚娘に会いにいく。

「いつから朕を信じなくなった。そんなに心の内を明かすことが難しいか」

「陛下こそ本当に私のことを信じていますか。私が李弘を殺したのではないかと疑ったのでは?」

すると、陛下は武媚娘を疑ったことを認め、隠し事ばかりされては昔のように信じられないと言う。

さらに、宮にとどまると決めたのは子の復讐のためで、朕を想って尽くしたことなどないのだろうと言葉をぶつける。

武媚娘は売り言葉に買い言葉で「その通りです。すべては陛下のためではなく己のためです」と返してしまう。

「それから、もう1つ陛下に隠してきたことがあります」

「言ってはならぬ」

「いまだに私の心には、先帝がいます」

陛下は大きなショックを受け絶句する。

皇太子・李顕

李顕が皇太子に冊封された。

しかし李顕は、30歳を過ぎても皇太子妃とその父親の言いなりで、太師たちも不満を募らせている。

そんな李顕は、「仮に自分が帝位についても母の武媚娘が実権を握るだろう」と皇太子妃にグチをもらす。

「でしたら、陛下と共に武媚娘にも消えてもらっては?」

そう入れ知恵された李顕は、さっそく陛下に「母上を陛下の墓に殉葬してください」と願い出るが、陛下に激怒されるだけだった。

そのやり取りを盗み聞きしていた武媚娘の従者は、ことの顛末を武媚娘に報告をした。

さらに、東宮に届けられるであろう陛下の密書(写し)を手に入れたらしい従者は、それを武媚娘に見せる。

そこにはこう書かれていた。

“朕と武媚娘は深く想いあって生きてきた。朕の死後、武媚娘を朕の墓に殉葬せよ”

密書を読んだ武媚娘は、何かを決意した様子だ。

そこに、陛下の意識が戻ったとの知らせが飛び込んでくる。(いつの間にか危篤だったらしい?)

実は密書は、皇太子妃の父が用意した偽物。
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【武則天-The Empress-】感想79話

李弘が亡くなってからというもの、陛下と武媚娘の溝が広がりつつあります。

冷静に考えれば、武媚娘が息子の李弘を殺すわけがないと分かりそうなものですが、陛下は武媚娘のことを信じ切れなかったようです。

これまでは、2人のケンカと言えば感情的なものが多かったですが、今回のケンカはいつもと違いました。

武媚娘は本当は敏月のことで嫉妬しているだろうに、強がって「もっと彼女と過ごされては」なんて言うものだから、陛下も「じゃあ今から会いに行ってくる」と売り言葉に買い言葉。

武媚娘が素直に嫉妬心を打ち明ければ、きっと陛下も素直に武媚娘のもとに戻ってくると思うのですが、武媚娘の負けず嫌いな性格がよくない方向に向いている気がします。

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【武則天-The Empress-】感想80話

子が殺されただけでも相当な悲しみが襲うはずなのに、殺した犯人がもう1人の子供だったという真実は、武媚娘にとってあまりにも残酷すぎます。

2人の息子を失った陛下は、次の後継者を誰に指名するつもりなのか……。

皇帝としての器・治国能力・政務経験という点では、武媚娘が1番ふさわしい気がします。

陛下は敏月を寵愛していますが、男女の関係になったのは1回のみで、それ以外はただ会話を楽しんでいるだけのようです。

このことから、陛下はたとえ武媚娘とギクシャクしていても、根っこの部分は武媚娘一筋なのだと分かった気がします。

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【武則天-The Empress-】感想81話

武媚娘が敏月を殺したのは、李弘殺しの犯人だから。

それをちゃんと陛下に説明すれば納得してくれると思うのですが、武媚娘が言わないため2人の間には溝が深まるばかりです。

隠し事が多すぎて武媚娘の本音が分からない、だから信じられなくなってしまったという陛下の主張はもっともだと感じました。

武媚娘は信じてもらえないことがショックだったのか「私の心には先帝がいます」と爆弾発言を……。

一番言ってはいけない言葉だと武媚娘も分かっていながら、あえて口にして陛下を傷つけたのだろうと思います。

武媚娘の爆弾発言を聞いたときの、陛下の苦しむ顔は見ていられないほどでした。

でもきっと、「私の心には先帝がいる」という言葉は本心ではないはず。

残り1話しかない中で、果たして2人は夫婦関係を修復できるのかと心配が尽きません。

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「武則天」オフィシャルサイト

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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