【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】47話・48話。傅恒との密通容疑は晴れたものの、瓔珞はいまだに冷遇されていました。大勢の使用人たちが離れていく中、海蘭察と傅恒だけは手助けをするのです。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ47話
冷遇中に支援をしてくれる人たち
傅恒との密通容疑は晴れたものの、延禧宮に乾隆帝の訪れはなく瓔珞は長いこと冷遇されていた。
その結果、出される食事も粗末になっていき、使用人たちの多くが延禧宮から去っていった。
(残ったのは明玉・珍珠・小全子ぐらい?)
そんなある日、延禧宮にやってきた純貴妃は、皇太后に献上するための刺繡を1か月以内に完成させてほしいと瓔珞に頼む。
純貴妃いわく、「観音様の刺繍がほしい」という皇太后さま直々の希望らしい。
辛者庫での激務が原因で手荒れしている瓔珞にとって、繊細な刺繡を施すことは至難の業なのだが、皇太后の希望とあっては断るわけにもいかない。
刺繡の依頼を引き受けた瓔珞は、さっそく作製にとりかかる。
だが、冷遇されている延禧宮は冬の備えができておらず、そんな場所での刺繡はかなりキツい作業となった。
そんな中、小全子は炭を仕入れてくる。
“明玉が内務府に頼み込んでももらえなかった炭を、小全子は一体どこで手に入れたのか”
不審に思った明玉が小全子を問い詰めると、海蘭察からの支援だという。
炭以外にも、体を温める鍋料理・咳をとめる薬・お香などが延禧宮に届く。
明玉は海蘭察に会いに行き、感謝の気持ちを伝えた。
命がけの訴え
海蘭察と傅恒が剣の手合わせをしている。
そこに現れた乾隆帝は、傅恒との手合わせを希望した。
(私情ゆえに?)かなり力が入っている乾隆帝に対し、傅恒は手加減をしてわざと負ける。
そして、傅恒はなぜか唐突に過去を蒸し返し「あのとき許してくれていれば、瓔珞は私の妻になっていました」と爆弾発言をする。
海蘭察と李玉が止めるのもきかず、傅恒はさらに言葉を続けた。
✓陛下は昔から心が広く、寡婦を貴人に封じたこともあるほど過去にはこだわらないお人なのに、なぜ瓔珞の過去にだけこだわるのか。
✓陛下が瓔珞を冷遇しているのは、嫉妬で己を見失っているからでは?
✓瓔珞を大切にしてください。でなければ、無理にでも娶らなかった自分を悔やんでしまう。
ここまで傅恒に言われても、乾隆帝は黙ったままだった。
※
傅恒はその後、瓔珞に「陛下にお会いした」と伝えた。
それを聞いた瓔珞は乾隆帝の来訪を予測し、部屋の火鉢を片づけるよう明玉に指示をする。
あなたを決して裏切らない
傅恒に言われたことを反芻しつづけていた乾隆帝は、やがて意を決したかのように立ち上がり延禧宮へと向かう。
こっそり中の様子をうかがうと、震える手で刺繍をする瓔珞の姿があった。
養心殿に戻った乾隆帝は、目の前にある火鉢を蹴りながら「熱すぎる」と言い、延禧宮にこの火鉢を届けるよう命じる。
さらに、適当な理由をつけて瑠璃灯も届けさせる。
ただし、「朕からではなく内務府から贈ったことにしろ」とのこと。
どうやら乾隆帝は、自分が瓔珞を心配していると思われるのが癪なようだ。
結局、延禧宮にはあらゆる暖房用品が届けられた。
*
あらゆる暖房用品を贈ったというのに、瓔珞はお礼を言いに来ない。
そのことにイラつく乾隆帝は、太監たちに当たり散らす。
内務府から届けたことになっているので 瓔珞がお礼を言いにこないのは当然なのだが、李玉は乾隆帝に機嫌を直してもらうべく、瓔珞に来てもらうことにする。
その後 李玉は、侍衛に変装した瓔珞をこっそり乾隆帝の部屋に通した。
しばらくして、瓔珞の正体に気づいた乾隆帝はあっけにとられる。
瓔珞は会いたかったと甘えるが、乾隆帝は顔をそむけた。
「陛下は恋しくなかったので?なら帰ります」
乾隆帝は、踵を返そうとする瓔珞の手首をつかんで引き寄せ、自分の膝に座らせた。
「陛下は嫉妬してるんです、狭量ですね」と言いたい放題の瓔珞だったが、そのうち真面目な顔つきになり陛下に言う。
「陛下の女子となった以上は決して裏切りません」
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ48話
仲直りした2人
決して裏切らないと言う瓔珞に、乾隆帝は「誠か?」と問う。
瓔珞は「私の主は生涯でただ1人。夫も1人です」と言葉を返した。
そして「でも疑われるのは大キライ!また私を疑うようなことがあれば陛下には二度と会わない」と言いたい放題だ。
乾隆帝はそんな彼女の頬をつねって文句を言いながらも、次第にいい雰囲気になり口づけをしようとする。
乾隆帝の怒りが和らいだところで、瓔珞はここぞとばかりに“冷遇時にいじめられたこと”を訴える。
乾隆帝は、今後は瓔珞を誰にもいじめさせないと約束をした。
*
傅恒は書房で酒を飲みながら「はじめて陛下に一杯くわせた」と青蓮に語る。
どうやら傅恒は、富察皇后を弔った際に、瓔珞に呼び止められて気づいたようだ。
これは、陛下の心をつかむための瓔珞の作戦だと。
そして傅恒は、「陛下も瓔珞の策に気づいていないわけではない」と話を続ける。
陛下は一度読んだ書物は決して忘れないほど聡明だから、きっと瓔珞の意図を見抜いた上で、あえて心をつかまれる感覚に身を任せているのだろうと。
♥バカップル♥誕生
乾隆帝は、瓔珞に絵を教えている最中にうっかり純貴妃の名前を出してしまったことで、瓔珞の機嫌を損ねてしまう。
乾隆帝は、不遜な態度の瓔珞をとがめるどころか、必死にご機嫌とりをする。
対して瓔珞は、ヤキモチを焼いたり怒ったり欲しいものをねだったりと感情のままに振る舞い、しまいには乾隆帝の詩をけなしたりとやりたい放題だ。
普通ならば首が飛んでもおかしくないような言動だが、乾隆帝は一切とがめない。
そんな2人を見ていた太監の徳勝は、いつ陛下が激怒してしまうのかと気が気でないようだ。
*
瓔珞は、乾隆帝が他の妃嬪のところへ行こうとするたびに横やりをいれた。
ある時は、想いを綴った凧で。
またある時は、音のなる灯籠で乾隆帝の気を引いた。
その結果、次々と夜伽を奪われた妃嬪たちは、瓔珞への怒りを募らせていく。
富察家の騒動
富察家にて。
青蓮は、池に落ちた福康安(爾晴の息子)を助けた。
そこに現れた爾晴は、青蓮が福康安を池に突き落としたと決めつけ青蓮を捕らえさせる。
帰宅した傅恒は、母親から「青蓮が福康安を池に突き落とした」と聞くが信じられない。
母親いわく、爾晴が青蓮の命ごいをしたため殺すのはやめたとのこと。
それを聞いた傅恒は、爾晴を少し見直したかのような表情を見せる。
*
町で女性が暴行されているのを目撃した傅恒は、女性を助け出す。
よく見ると、その女性は青蓮だった。
殴っていた男は、妓楼から逃げ出した青蓮を捕らえようとしただけだと話す。
傅恒が調べさせたところによると、爾晴が青蓮の縁談をまとめたはずなのだが、なぜか青蓮が送られた先は妓楼だったらしい。
重傷をおった青蓮は富察家で治療を受けるが、どうやら助かる見込みは薄そうだった。
青蓮は死の淵で「手を握ってもらえませんか」と傅恒に懇願した。
【瓔珞(エイラク)】感想47話
冷遇中の瓔珞を助けてくれる海蘭察と傅恒はやはり優しい!♥
特に“陰ながら支えて守る”傅恒の姿にときめいた視聴者もきっと多いことでしょう。
ただ、彼が瓔珞を支えていることが陛下に知られたら、今度こそマズい事態になってしまいそうで少しハラハラしました。
しかも、傅恒は「陛下は嫉妬から瓔珞を冷遇している」などと図星を突きまくり。
でも陛下には、遠まわしに言うよりもストレートに訴えたほうが聞き入れてくれるので、傅恒のやり方は正解だったと思います。
ところで、気になるのは瓔珞の気持ち。
彼女が本当に好きなのは傅恒なのか、それとも陛下なのかハッキリとは分かりません。
時おり傅恒との思い出を回想していることから、傅恒のことを完全には忘れていないのだろうと思われます。
その一方で、陛下への気持ちが嘘だとも思えないのです。
「会いたかった」や「陛下を決して裏切らない」という言葉は、おそらく瓔珞の本心ではないかと。
何度も何度も「恋しかったですか?」と確認していたことからも、瓔珞は陛下に慕情を抱いているように見えます。
【瓔珞(エイラク)】感想48話
仲直りしてからの陛下はいろいろと吹っ切れたのか、瓔珞と対峙している時の感情の起伏が安定してきました。
今までならキレていたような場面でも怒ることはなく、それなりにうまく瓔珞を扱っている印象。
一方の瓔珞は、陛下に対してすぐにヤキモチを焼いたり不機嫌になったりと、感情のままに振る舞っています。
そんな彼女に感化されたのか、陛下も自分の感情に身を任せているように見えました。
瓔珞が不機嫌になったかと思えば、今度はすぐに陛下が不機嫌になり、その度にお互いがお互いのご機嫌とりをする様は、まるで♥バカップル♥のようでした。
2人は何だかんだいって、相性の良いカップルなのかもしれません。
*次回49話・50話のネタバレ感想はこちら。
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