【アルタ・マール:公海の殺人】シーズン1のあらすじ。ニコラス役のキャスト情報も!

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【アルタ・マール:公海の殺人】シーズン1。エヴァ姉妹が乗った大型客船で3件の殺人事件が起こります。嘘と秘密が渦巻く船上でやがて明かされる驚愕の真実とは?この記事では、あらすじやネタバレ感想の他、ニコラス役のキャストについてもお伝えします。

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【アルタ・マール:公海の殺人】あらすじ

エヴァとカロリーナの姉妹は、ブラジル行きの豪華客船に乗るため車で船乗り場へと向かっていました。

すると突然、車の前に女性が飛び出してきます。

エヴァ姉妹が車から降りると、女性は「命を狙われているから船に乗って逃げたい」と助けを求めてきました。

カロリーナと使用人のフランシスカは助けることを反対しますが、女性を放っておけないエヴァは密航の手助けをすると言い張ります。

密航の方法は、荷物用トランクに女性が隠れるというもの。

到着した船着き場ではトランクの中をチェックされそうになりますが、カロリーナの婚約者が船の所有者であることを告げるとそれ以上は追及されませんでした。

こうして無事に女性を助けることに成功したエヴァ姉妹は、部屋に着いてから女性の名を聞きます。

女性はルイサと名乗りました。

その後、使用人と同じ部屋を使うことになったルイサは、フランシスカの頭を殴って気絶させ、フランシスカが持っていたエヴァ姉妹の部屋の合鍵を手に入れます。

そしてルイサは、姉妹の不在を狙って部屋に侵入しある物を探しはじめるのです。

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豪華客船の概要

エヴァ姉妹が乗った船は、スペイン発/ブラジル行きの“バルバラ・デ・ブラガンサ号”という大型船で乗客は1650名。

10日ほどの船旅になる予定です。

バルバラ・デ・ブラガンサとは、スペインに実在した王妃の名前でもある。

数日後にカロリーナが船で結婚式をあげるため、彼女の親族も乗客しています。

船内はいくつかの等級にわけられており、エヴァ姉妹は一等級の部屋に泊まることに。

一等級の部屋はお湯も出て、リネン類も最高級の品が使われています。

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登場人物

登場人物名(俳優名)役柄
エヴァ(イバナ・バケロ)主人公。作家
カロリーナ(アレハンドラ・オニエバ)エヴァの姉
ニコラス(ジョン・コルタジャレナ)一等航海士
フェルナンド(エロイ・エソリン)船の所有者

 

カロリーナの婚約者

ソフィア(マヌエラ・ベイェス)密航女性
ペドロ(ホセ・サクリスタン)エヴァ姉妹の叔父
カルロス(ルイス・ベルメホ)エヴァ姉妹の父親
フランシスカ(チキ・フェルナンデス)エヴァ姉妹の使用人
ヴェロニカ(ベゴニア・バルガス)フランシスカの娘
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【アルタ・マール:公海の殺人】ネタバレ

1件目と2件目の殺人

ルイサがエヴァ姉妹の部屋に侵入して探し物をしていた頃。

船のデッキに出ていたエヴァは、一等航海士のニコラスに口説かれていました。

エヴァがニコラスの気持ちに応えようとしたその時、上の部屋から人が転落し海に落下。

それと同時に女性の叫び声を聞いたエヴァは、落ちたのは女性だろうと刑事に伝えました。

その後の海の捜索では、落下した人物が着ていたと思われる衣服が見つかります。

その衣服は、ルイサが着ていたものでした。

ルイサの遺体は見つかりませんでしたが、総合的に考えて落下したのはルイサであろうと結論づけられました。

船の所有者であるフェルナンドは、乗客を安心させるためにルイサの事件は事故だと発表するつもりでいました。

しかし、ルイサが殺されたと考えるエヴァはニコラスの協力のもと犯人探しをすることに。

そんな矢先、ルイサを殺したと自白する男が捕まります。

男は「ルイサを殺してから突き落とした」と主張しており、それを聞いたエヴァは、男が犯人ではないことを確信するのです。

なぜならエヴァは女性の悲鳴を聞いている=落下した時点で女性は生きていたことになり、男の証言とは食い違っているから。

男は、貧しさから救ってもらうのと引き換えに犯人の罪をかぶったのです。

エヴァは男に真実を話すように説得しましたが、すぐ後に男は死亡してしまいました。

表向きは首吊り自殺ということになっていますが、おそらく彼も何者かに殺されたのでしょう。

マイクロフィルム

以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。

フランシスカが見つけた昔の写真には、エヴァ姉妹の父であるカルロスのほかにルイサも写っていました。

居合わせたカロリーナはすぐに叔父のペドロに会いに行き、写真の女性(ルイサ)について尋ねます。

ペドロの話では、写真の女性はかつてドイツに行った際に出会った通訳者で、本当の名はソフィアであるとのこと。

この先の記載はソフィアで統一します。

ある時、エヴァは船内で生きているソフィアと遭遇します。

ソフィアが生きているならば、1話で海に転落した人物は誰なのか。

ソフィアの話によると

ソフィアは機関室で働く叔父のマリオにかくまわれていた

ソフィアがエヴァ姉妹の部屋で探していたものはマイクロフィルムで、そこにはペドロとロハス医師の悪事の証拠がある

そのマイクロフィルムは、エヴァの死んだ父親・カルロスがエヴァに残したもの

ソフィアがエヴァの部屋でマイクロフィルムを探しているところに男が侵入してきてもみ合いになり、見かねたマリオが男を殺害した

その男にソフィアの衣服を着せて転落死させた

とのことでした。

つまり、1話で転落したのはソフィアともみ合いになった男だったのです。

その後はマイクロフィルムを巡って、ペドロ&ロハスマリオ&ソフィアは対立関係に。

両者が攻防を繰り広げる中、マイクロフィルムがなかなか入手できずに焦ったロハス医師は、独断で動きはじめます。

カロリーナを人質にして「助けてほしければマイクロフィルムを渡せ」とエヴァに迫ったのです。

真相

マイクロフィルムに残されている証拠とは一体なんなのか。

それは、罪なき多くの人を強制収容所に送るためのトラックを、ペドロとロハス医師が手配した証拠でした。

その証拠が誰かの手に渡れば罪に問われてしまうため、ペドロとロハス医師は入手しようと必死だったのです。

では、マリオがマイクロフィルムを欲しがった理由は何だったのか。

実はマリオの正体はソフィアの叔父ではなく、エヴァ姉妹の死んだはずの父親・カルロスだったのです。

マリオことカルロスは、ペドロたちがトラックを手配したと主張。

一方のペドロは、トラックを手配して莫大な報酬を手にしたのはカルロスで、自分たちはカルロスに嵌められたのだと言います。

本当のことを話しているのはどちらなのか分からないままストーリーが進んでいきますが、最終的に、ペドロの言っていることが正しいと判明。

つまり、強制収容所に送るためのトラックを手配したのはカルロスだったのです。

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ニコラス役の俳優情報

名前:ジョン・コルタジャレナ(Jon Kortajarena)

生年月日:1985年5月19日

出身地:スペインのビブラオ

身長:188cm

代表作:【シングルマン】(2009)、【la verdad】(2018)

SNS:インスタグラムはこちら

・ファッションモデルのジョンは、「活躍している10人のモデル」において8位にランクインしたことがある。

・趣味は映画鑑賞や読書で、ブラジル作家のパウロ・コエーリョの本を愛読している。

・ルーク・エヴァンスと交際していた過去がある。

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【アルタ・マール:公海の殺人】感想

以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。

ミステリードラマとしてはとても秀逸な作品でした。

1番最初に死亡したソフィアが実は別人で、ソフィア本人は生きていたという展開がまず見事。

さらにソフィアの叔父として登場した怪しげな男性が、実は主人公の死んだはずの父親カルロスだったというオチは最高に驚きました。

また、ペドロvsカルロスという対立展開になったときの、ミスリードの仕方も非常に巧い!

視聴者というのは主人公サイド=善だと思いがちなので、本作にしても主人公の父親であるカルロスのほうが正しいことを言っているのだろうと錯覚させられるのです。

しかし実際には、これまで胡散臭く描かれていたペドロの主張のほうが正しく、カルロスこそが悪者だったという結末は衝撃でした。

このように、ミステリー作品としては秀逸な本作ですが、ヒューマンドラマを盛り込みすぎたことにより話のテンポが遅くなってしまったのは残念。

たとえば、ドラマの中枢部分とは無関係なヴェロニカのエピソードなんかは、もっと削っても良かった気がします。

とはいえ、よくできた作品であることには間違いないので、ミステリー好きな方にはぜひ見て頂きたいドラマです。