【グッド・プレイス】シーズン3の見どころ・ネタバレと感想。シーズン2では自分の計画を802回も見破るエレノアたちに降参したマイケル、利害の一致から仲間になりチームを組みます。一緒に過ごすうちに、心からエレノアたちがいい所へ行かせたいと思うマイケルは何とか判事を説得、挽回の機会を得た4人は記憶を消され、現世に蘇りマイケルによって死亡するはずの事故から助かります。エレノアは何とかいい人間になろうとするも挫折、しかしマイケルの助言によって見つけたチディに再び会いに行くことに。元の世界に戻ったエレノアたちを待ち受けているのはどんな真実なのか!?
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【グッド・プレイス】シーズン3のあらすじ
飛行機に乗ってチディに会いに来たエレノアは、自分に倫理学を教えて欲しいとお願いします。
普段ならば断わるチディですが、最近死にそうになった経験からその依頼を引き受けることにしました。
同時にチディは「死にかけた経験が倫理的意思決定にどのような影響を及ぼすのか」を論文のテーマにし、死にかけた経験をしたことをある人を集めて倫理的な質問をし、共通点を調べるためMRなどを利用します。
死後の世界の仲間だったタハニとジェイソンはマイケルの後押しでチディたちと合流しましたが、そこへ邪魔をしにトレバー(悪い所のスタッフ、通称デーモン)がメンバーとして潜入してきました。
必死でトレバーを排除して実験を成功させようとしたマイケルとジャネットは、とうとう4人にあの世との扉を見られ 異世界からきたことがバレてしまいます。
正直に今までのことを説明するマイケルとジャネット。
正体が分かってしまったことで、これからエレノアたちがいくらいいことをしてもそれは死後いい所へ行くためという目的が出来てしまうので点数に加算されません。
初めは自暴自棄になっていくも、皆それぞれに自分のためではなく「他人がいい所へいけるように手助けをしよう」と行動しだしました。
まずは身近な存在から、そして自分たちの家族の元に訪れたおかけで、その人との関係性も修復し良い方向へ進んで行きます。
*
マイケルとジャネットは、いい人の参考に自然と共に生活するダグホーセットという人物に会いに行きました。
ダグホーセットはマジックマッシュルームでハイになっていた時に、なぜか死後の世界の仕組みを全て理解した人物です。
いい所に行くために、正しいことをしてポイントを稼ぐためだけの生活をしています。
そんな中、地上に来るためのドアを独自開発したデーモンたちが人間界に大勢やってきました。
ジャネットは、デーモンたちと戦うも数が多いため負けそうになり、ジャネットの空間に全員で避難することに……。
マイケルとジャネットはエレノアたちをジャネットの空間に残し、情報収集のため会計課に行きます。
そこでは何と、ダグホーセットのポイントもいい所に行くための基準に全く達していませんでした。
しかも、521年前以降いい所に行けた人間がいないことが発覚。
その理由に、初めはデーモンの数値改ざんを疑いましたが、実際は様々な要因によってをいいこと選択しても意図せぬ影響からその選択が悪いことだと判断され、ポイントがマイナスになっていたのです。
複雑な社会になったことによって、簡単には良い行いが出来なくなっていることをマイケルが説明するも、判事は理解してくれません。
「人間を知らない判事に人間を裁くことは出来ない」とジェイソンに言われ、判事は人間界を見にいくことにしたのです。
そして、一瞬で人間界を見て帰ってきた判事は、やっと複雑さゆえの選択の難しさを理解してくれました。
今一度見直しが必要と判断され、悪い所の代表とマイケルたちと判事で話し合いをします。
新たに4人を選出し地上のあらゆる影響をうけない隔離した状態におき、その人間たちのポイントがいい所に行くだけのポイントを取得できるか?
そして、中立にいい所と見せかけた地区を作って実験し、証明することになりました。
ルールを決め1年間の実験が始まります。
しかし、実験を始めるという時になって、マイケルは怖気づいてしまい「出来ない」と言い出したのです。
エレノアが説得するも出来ないの一点張りで、代わりにエレノアが建築家として人間を導くことになります。
選ばれた人間の中にチディの元彼女だったシモーヌが来たことで、チディは知らないフリをして倫理を教えることが出来ないと言い出し、自分の記憶を消してリブートしてもらうことを決断します。
こうして、新たな実験が始まったのです。
【グッド・プレイス】シーズン3の見どころとネタバレ
ポイントシステム制度
ポイント付与にはあの世の会計部門が全て行っています。
借金部門・不適切発言部門・ダンス部門など、事柄を細かくたくさんの部門が分かれていて作業し、メインモニターには地上における全行動が記録され、絶対的な道徳行動に応じたポイントが割り振られていました。
未だかつて誰もしたことのない行動をとった時には、関係部門にデータを送って検証し 無作為に選ばれた30億人の会計係によってダブルチェックされます。
そして、最終的に全員が同じ結果に達した場合に公式ポイントの数値が決まるシステムです。
しかし、スーパーマーケットのトマトを1つ買うだけで有毒の農薬を支持し、労働力を搾取し、地球温暖化に寄与していることになるため、マイナスのポイントを取得する結果がでます。
意図しない影響によってマイナスポイントを取得するシステムになってしまっていました。
ダグホーセットの良いポイントを稼ぐための生活
✓食料だけでなく電機も自給自足、水にいたってはろ過し使用する。
✓人に感謝することを忘れず、思慮深い行いをする。
✓人に水を出す時にはちょうど良い温度で飲めるよう、氷とお湯も添える。
✓虫1匹から大切にし、既に名前が付いているといけないので名前を付けない、死んだらお墓を作り丁寧に弔う。
✓植物を育てるにも二酸化炭素排出まで考え、育てるのはラディッシュとレンズマメのみで摂取はしない。
✓敷地に迷い込んだ動物は全て保護する。
✓近所の悪ガキに理不尽なことを言われても全て受け入れる。
✓化粧品会社が動物実験をしないよう自分が実験体になる。
【グッド・プレイス】シーズン3の感想
シーズン1・2とまったく違った観点からの話創りになっているので、本当に楽しめました。
死後の世界ばかり考えていたら、ダグホーセットのような生活になるのかと極論を見せられた感じです。
シーズン3ではポイントシステムの真実に迫りましたが、意外な展開に見入ってしまいます。
やっと実験をするところまで判事を説得出来ましたが、まさかの説得の糸口をつくったのがあのジェイソンだったことに驚きを隠せません。
また、何かとデーモンが邪魔してくるので、シーズン4ではエレノアたちは再び翻弄されることになるでしょう。
次回が最終シーズンとなりますが、これまでの展開の速さや意外性を考えると期待せずにはいられません。