【THE100/ハンドレッド】シーズン7(ファイナル)第11話ネタバレと解説。ベラミーはストーンに”エセリア”という巡礼の星に飛ばされていた。その際にドゥセットをいう使徒を巻き込んでいたが……。
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【THE100/ハンドレッド】シーズン7第11話あらすじ
ベラミーは、ストーンが開いた時にドゥセットという使徒を巻き込みながら、エセリアという星に飛ばされていた。
エセリアには森が広がり、遠くから見る景色にはキノコのような形をした巨大な岩々が立ち上っている。
ベラミーはその広大な景色を前に戸惑っていたが、そこに何かがあると察したのか前に進んで行った。
そこで、巻き添えを食らったドゥセットがベラミーの背後から襲い掛かり、2人は激しい闘いを繰り広げた。
ベラミーは最後の一撃で使徒を気絶させると、岩々のある場所を目指した。
【THE100/ハンドレッド】シーズン7第11話ネタバレ
羊飼いの教え
先に進んだベラミーに、断崖が立ちはだかった。
岩を登ろうと何度も挑戦したが、体力だけを奪われて上ることはできない。
仕方なく後戻りし、先ほどいた場所に辿り着いたものの倒れていたはずのドゥセットが見当たらなかった。
辺りを見回すと、草に血痕がついている。
ベラミーが血痕を辿り、着いた先の洞窟の中でドゥセットは倒れていた。
彼は足を骨折し血まみれの状態で気を失っていたのだ。
ここで彼を見放すのは簡単だが、共に協力し生き抜くことを選んだベラミーは抵抗するドゥセットを説得して、彼を介抱し続けた。
松の木から作った消毒液でドゥセットの足を消毒し、曲がっていた骨を元に戻し添え木を当てた。
ベラミーはドゥセットを介抱しながら、彼が持っていた「羊飼いの旅路」という冊子を読んでみたが、無いようは納得できるものではなかった。
ベラミー曰く「暇つぶしにはなったが、羊飼いの教えには矛盾がある」
しかしドゥセットは、ベラミーの見解を全て否定した。
それから1週間ほどが過ぎ、ドゥセットは立って歩けるまでに回復する。
2人は、ベラミーが登れなかった断崖を目指した。
ドゥセットは、その壁を”報われない祈りの壁”だと話す。
どうやら、この星は羊飼い(カドガン)が登ったとされる崖でストーンに辿り着くための第1の関門のようだ。
ひとりが岩壁に背を向け、もうひとりがロープを持ってよじ登りもうひとりを引き上げるという作戦だが、この時点で2人の信頼関係はゼロ。
ベラミーはドゥセットに「壁に背を向けてくれ」と言ったが、ドゥセットは自分が登ると言う。
迷った挙句、ベラミーはドゥセットに登らせることにした。
ドゥセットが登ってロ-プを落とすはずが、なかなか落ちて来ない。
騙されたか……と思った瞬間、ロープは投げ落とされた。
「少しは信用しろ」
2人の間に、ほんの少しだけ信頼関係が生まれた瞬間だった。
その後も2人は突き進んでいたが、エセリアは2人に容赦しなかった。
断崖を進むにつれ、天候が変化する。
前に進むと言うベラミー、避難所を探しに引き返そうというドゥセットの意見は分かれた。
2人はここで別の未知を選択することになる。
しかし、エセリアの脅威がベラミーに襲い掛かる。
エセリアは、夜は凍え何か月も雪が降り続く場所だったのだ。
ベラミーがその脅威に飲み込まれ意識を失い欠けた、その時。
ドゥセットがベラミーを助けに戻り、避難所である洞窟に運んだ。
天に行った文明の者たち
ほどなくして、ベラミーは意識を取り戻した。
ドゥセットが火おこしをしていると、ベラミーが洞窟の奥から漏れている明かりを見つけた。
2人が洞窟の奥に入っていくとそこには、まるで人の形をした光が神々しく輝いていた。
さらに、ベラミーはそこでカドガンの家族写真を見つける。
ドゥセットは、その光をエネルギーの根源だと言い羊飼いの教えを口にした。
「努力は無駄ではなかった。羊飼いはその影をもって地球を覆う炎から我々を救った。その光をもって最後の戦争から我々を救うであろう」と。
その光を見てもベラミーはまだ、にわかに信じられないでいた。
それから数ヶ月間、雪は降り止まず足止めを食らっていた。
食料も無くなり、壁のコケが唯一の食べ物になろうとした時、ドゥセットが「羊飼いもここで3か月間過ごした、我々も出来るはず。”灰から立ち上がる”だ」言った。
その言葉を聞いたベラミーは、羊飼いが地球で演説していた事を思い出して洞窟で見つけた写真を見直す。
彼は羊飼いなんかじゃなく、カルトのリーダーだ。
それでもドゥセットの信仰は歪むことはなく、ベラミーを諭した。
しかし、それから2か月後 ベラミーに変化が現れた。
ベラミーはドゥセットに、羊飼いの教えを乞う。
そして、その教えを口にした途端、不思議な出来事を体感した。
「羊飼いは……」
その瞬間、ベラミーは別の空間で羊飼いと亡き母に再会したのだ。
これによりベラミーは、羊飼いを神だと信じるようになってしまう。
【THE100/ハンドレッド】シーズン7第11話の結末
ベラミーが教えを唱えると、驚くことに降り続いていた雪がやんでいた。
2人は、ストーンを目指して崖を登り、互いに協力しながら頂上に辿り着いたのだ。
ドゥセットが暗号を打ち込むと、アノマリーが現れた……が、現れたのは崖下に見える雲の中だった。
ドゥセットは何の迷いもなく飛び込んだが、ベラミーは本当に信じていいのかを自問自答しながら、ドゥセットに遅れながらも飛び込んで行った。
辿り着いた先は、バルドのストーンルームだった。
ベラミーは、そこで待っていた羊飼いに跪き「我が羊飼いよ」と言うと、羊飼いはベラミーに「エセリアから戻った巡礼者か」と、笑顔で出迎えたのだ。
さらに、クラークたちが問題を起こしたと話しベラミーを彼女たちのいる部屋に連れて行った。
クラークたちはベラミーを見て驚きつつも、生きていた事への喜びで笑顔になる。
クラークはベラミーにハグし、「キーはフレームのことよ、でももう無いことは黙っていて」と耳打ちした。
その直後、ベラミーは羊飼いにクラークが鍵を持っていないことを告げてしまったのだ。
【THE100/ハンドレッド】シーズン7第11話の感想
ベラミーは、ドゥセットと過ごしていた何か月もの間に洗脳されてしまったのか、極限状態で神をもすがる思いだったのか。
まさか、誰よりも大事に思っていた仲間を裏切るとは意外な展開でしたが、彼の表情には心が見えません。
毎日毎日、ドゥセットから「教え」を聞かされていた事、文明の者たちの光を見たこと、その力を体感してしまったことが羊飼いを師と仰ぐ要因になったのでしょう。
ただ、このままでは羊飼いたちがクラークを生かしている意味がなくなってしまいような……。
今回は、ベラミーの物語だったのでサンクタムでの様子は不明ですが、バルドでこの状況であればサンクタムも危ない状況になっているに違いないでしょう。