【花不棄〈カフキ〉】あらすじ45話・46話。飛雲堡に謀反の意があると判断した皇帝は、飛雲堡と血縁関係にある莫府を取り潰しました。一族の人間をすべて失ってしまった莫若菲は、逆賊の仲間に加わり母親の敵討ちをすることを誓うのです。この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
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【花不棄〈カフキ〉】あらすじ45話
皇帝の短剣
陳煜は朱八華を助けるため一人で牢へ向かったが、待ち構えていた白漸飛に捕らえられてしまう。
その後。
皇帝の面前に突き出された陳煜は、宝珠と地図を渡すよう皇帝から要求されるが持っていないととぼける。
すると、皇帝は陳煜の胸を短剣で刺した。
それでも陳煜がシラを切り通すと、皇帝は刀を抜いて陳煜の怪我を治療するよう医師に命じる。
皇宮の一室で目覚めた陳煜は、「友人の元崇に薬酒を届けさせて欲しい」と皇帝に頼み許可をもらった。
*
元崇は、陳煜に直接会って薬酒を届けた。
陳煜は、今の白漸飛は地位のためなら何でもするから気をつけるようにと元崇に忠告する。
カフキの不安
隠れ家では、到着するはずの朱八華がまだ姿を現さず、数日前に出かけた陳煜も戻ってこない。
この状況を不穏に思ったカフキは、何かあったのではないかと小六を問い詰める。
すると小六は、朱八華が皇帝に捕まってしまったことや、朱八華を助けるために陳煜が一人で牢に向かったことを白状する。
それを聞いたカフキは、すぐに隠れ家を飛び出した。
皇帝への献上策
柳青蕪は、皇帝の妃となってもまだ陳煜を愛しているようで、彼がケガをしたと聞いて夜中にこっそり会いに行った。
陳煜のためなら全てを捨てられるし何でもすると愛を伝えるが、陳煜の心にはカフキしかいないと改めて思い知らされる。
それによりカフキへの恨みを募らせた柳青蕪は、皇帝の力を借りてカフキを抹消しようと考え、以下の策を皇帝に提案した。
「聖女(カフキ)を捕らえたいならば、朱八華と陳煜を斬首にするとおふれを出せば姿を現すはずです」と。
一方でおふれを目にしたカフキは、皇帝に朱八華たちの助命を懇願するべく都へ向かうことにする。
その途中で、思いがけず莫若菲と再会したカフキは、ともに都へ向かうこととなった。
【花不棄〈カフキ〉】あらすじ46話
謀反開始
逆賊の東方家たちはいよいよ謀反を開始し、まずは地方の領地を占領していった。
それを知った皇帝は、重臣を集めて今後の策を練る。
目下の問題は、飛雲堡から届くはずの軍馬がいっこうに納められず、それどころか飛雲堡の息子(雲琅)が東方家サイドにつき軍を結成したこと。
この事実から飛雲堡には謀反の意があると判断した皇帝は、飛雲堡の一族を皆殺しにするよう命じ、さらに血縁関係にある莫府をも取り潰せと指示をした。
莫若菲の本当の姿
カフキ一行が幕府に立ち寄ると、大勢の官兵が屋敷に押し入り莫府の人間を捕らえようとしていた。
それを見た莫若菲は、カフキを隠れ場所に連れていくよう剣声に命じ、自身は母(莫夫人)を助けに向かう。
官兵が莫一族を皆殺しにしていく中 莫夫人だけは莫若菲に助けられ、カフキたちのいる隠れ場所に移動して身を潜めた。
莫夫人は、ケガをした体では逃げられないから自分を置いて逃げろと莫若菲に言う。
そして、「これからは本当の姿で自由に生きなさい」とも。
そのうち官兵に隠れ場所が見つかってしまい、莫夫人は莫若菲をかばって死亡した。
官兵を足止めする剣声も死亡し、カフキと莫若菲だけが逃げのびた。
*
今や莫一族は謀反人として指名手配されており、莫若菲の姿絵が町中に貼られている。
このままではすぐに捕まってしまうと判断したカフキは、女物を着て変装するよう莫若菲に提案。
変装を嫌がる莫若菲に、カフキは「あなたが女性だと前から分かっていたわ。治療は母親にしかさせないし、化粧品のことも私より詳しかったから」と言う。
莫若菲は、自分が女性であることを認めて生い立ちを語った後で、女物の衣を着用した。
*
カフキは男装、莫若菲は女人姿に変装したことで捜索兵たちの目をかいくぐることができた。
莫若菲は、莫府が潰されて行く場所もなくなった以上、叔父の雲清揚のところへ行き謀反の仲間に加わるとカフキに話す。
一方のカフキは、朱八華と陳煜の情報を得るために元崇に会いにいくつもりだ。
進む道が異なるカフキと莫若菲は、ここで別れることにした。
逆賊の仲間入り
莫若菲は、飛雲堡の雲清揚を訪ねたが不在だった。
だがちょうど東方炻を見かけた莫若菲は、謀反の仲間に加えてほしいと懇願し、東方炻とともに軍営テントへと向かった。
その後、軍営テントで着替える際に女性であることがバレてしまった莫若菲は、東方炻から出ていけと言われる。
莫若菲が食い下がると、東方炻は追い出さない条件として「カフキを連れてこい」と命じた。
*
一方でカフキは、小蝦や元崇と合流しこの先のことについて話し合っていた。
そこに莫若菲が現れ、東方炻の命令どおりにカフキをさらう。
【花不棄〈カフキ〉】45話の感想
郡王を父にもつ陳煜と、大将軍を父にもつ元崇。
この2人とは違ってただの書生でしかない白漸飛は、幼なじみという関係でありながらずっと劣等感を抱き続けてきたのかもしれません。
その反動で今になって権力というものに固執しているのではないかと。
それに、陳煜の正体が蓮衣客だということも、陳煜は元崇だけには教えていましたが白漸飛には秘密にしたままでした。
このことも、白漸飛が闇落ちするキッカケの1つだったのかもしれません。
白漸飛の気持ちも分からなくはないですが、やり方が卑劣で改心するようにも見えないので、このままいくと友情の修復はできなさそうです。
【花不棄〈カフキ〉】46話の感想
「莫府の悲劇」というサブタイトルからして嫌な予感がしていましたが……。
皇帝によって莫府が潰されてしまいました。
莫若菲からしてみれば、遠出をしている間に謀反人という立場になっていたうえに、一族の人間をすべて失ったのだから、この苦しみとやり切れなさは相当なものでしょう。
こうなってしまった以上、莫若菲が逆賊の仲間に加わるのも仕方ありませんし、彼女の性格からして母親の敵討ちのために皇帝を倒したいはず。
莫若菲も雲琅も逆賊になってしまったわけですが、こうなったら謀反が成功したほうがストーリーは丸く収まる気がします。
果たして、謀反の行く末はどうなるのか……!?
そして今回、ずっとシリアス展開だった中で、莫若菲の女装姿にはワクワクしました。
もともと女性なので「女装」というのもおかしな話なのですが、とにかく莫若菲の女人姿は想像どおりに美しかったです。
実は、演じるシン・オンは普段からボーイッシュで、SNS等に上げられている写真もほぼ全てが「イケメン」写真。
女性らしい格好をしたシン・オン自体がとても貴重なのです。
ですから、今回のシン・オンの女人姿はかなりのレア映像になるかもしれません!
*次回47話・48話のネタバレ感想はこちら。