【花不棄〈カフキ〉】あらすじ47話・48話。逆賊の仲間になった莫若菲と雲琅は、東方家の軍営テントで生活していました。そこに捕らわれたカフキも加わりますが、脱走を何度も試みる彼女はそのうち拘束されてしまい……。この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
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【花不棄〈カフキ〉】あらすじ47話
東方炻の愛し方
莫若菲にさらわれたカフキは東方炻の軍営テントに連れていかれ、彼女と一緒にいた元崇や小蝦も捕らわれの身となった。
その後。
テントから脱走を試みたカフキはケガを負ってしまうのだが、手当てをしにきた丹沙との再会を懐かしむ。
丹沙と入れ違いでテントに入ってきた東方炻は、「君を手に入れたい」と言ってカフキに無理やり口づけをしようとするが、心底嫌そうに拒む彼女を見てやめた。
憤ったカフキは東方炻の人間性を貶め、さらに「私のことだって本当に愛しているわけではなく、私が死ねば他の女を娶って生きていくんでしょ」と言葉をぶつける。
東方炻はそれには答えず、ただ「一生君を離す気はない」とだけ言葉を残し、カフキを薬で眠らせるよう配下に指示をして去った。
*
薬で眠らされたカフキが目覚めてしばらく経った頃。
現れた蕭九鳳は、カフキから碧羅天の地図と宝珠のありかを聞き出すために、無理やり毒を飲ませて自白させようとする。
そこに東方炻が現れて、カフキの解毒薬を蕭九鳳に要求するが聞き入れてもらえない。
解毒薬をくれないのならば自分も同じ苦しみを味わうと言う東方炻は、己の体に短剣を突き刺した。
それを見た蕭九鳳はたまらず解毒薬を渡して去った。
消せない雲琅の愛
逆賊に加わった莫若菲と雲琅も、軍営テントで生活している。
カフキが軍営テントにいると知った雲琅は、すぐにでもカフキを助けようと熱くなる。
莫若菲はそんな雲琅を制止し、東方炻の命令でカフキをここに連れてきたのは自分だと明かす。
「出世のためか」と責め立てる雲琅に対し、莫若菲はカフキを皇帝のところに行かせるよりも、軍営テントで東方炻に守られている方が安全だと言葉を返した。
2人のやりとりを見ていた丹沙は、雲琅がいまだにカフキを愛しているのだと思い知らされる。
皇宮から脱走した陳煜
陳煜と朱八華の処刑日まであと数日だというのにカフキは現れず、目論見がはずれた柳青蕪は焦っていた。
そんな中、皇帝が陳煜の処刑を決定したと知った柳青蕪は、一緒に逃げようと陳煜を説得するが拒まれる。
一方の陳煜は柳青蕪の誘いを断ったあと、彼女に置き手紙を残して皇宮からの逃走を図った。
【花不棄〈カフキ〉】あらすじ48話
白漸飛の身の振り方
こたびの逆賊との戦には、皇帝が出征することとなった。
また、皇宮から逃走して捕らえられた陳煜は、処刑されない代わりに数十人の精鋭兵士のみを率いて戦地に向かうことに……。
それを知った柳青蕪は皇帝に謁見し、陛下が出征するなら自分も同行すると申し出る。
さらに、カフキの偽物を使って東方炻をおびき出してはどうかと策を献上した。
一方で白漸飛は、身の振り方を考え直すべきかもしれないと思い始めていた。
現在は逆賊が領地の半分を占領しており、このままの勢いだと皇帝が敗れる可能性が高く、そうなれば自分の立場も危うくなるからだ。
今のうちに将来の布石を打っておくために、白漸飛は東方炻に密書を送った。
その密書には
✓朝廷内の情報
✓陳煜が少数の兵のみを率いて出征すること
などが書かれていた。
*
戦を目前にして、陳煜の逃亡が明らかとなった。
それを知った皇帝は、見せしめとして朱八華を斬首刑に命じる。
朱八華の斬首刑に立ち会った白漸飛は、刑の瞬間になると目と耳をふさぎ、骸の確認もせずにすぐに立ち去った。
小蝦の告白
軍営テントではいまだにカフキが拘束されていたが、助けにきた雲琅によりカフキは自由の身となる。
雲琅とカフキは軍営基地から脱走しようとするが、すべての見張り兵の目をかいくぐるのは簡単ではなく、少しずつ出口に向かうしかない。
一方で、皇帝に捕らえられたカフキ(偽物)が城壁にいると聞いた東方炻は、まずは軍営テントを見に行くがそこにカフキの姿はなかった。
ならば本当に皇帝に捕らわれたのかもしれないと判断した東方炻は、数騎だけで城壁へと向かった。
同行した小蝦は城壁に登ってカフキを助けようとするのだが、偽物のおとりだと気づいて撤退。
その際に小蝦は、敵から矢をうけて重症を負ってしまう。
*
東方炻は重症の小蝦を抱えて軍営テントに戻った。
ちょうど軍営の出口付近にいたカフキはそれを目撃して小蝦が心配になり、雲琅が止めるのもきかず軍営テントに戻っていった。
小蝦の傷は神医の東方炻でも治せないほど深く、残りわずかの命だと東方炻は言う。
小蝦は最期に元崇に会いたいと願い、すぐに元崇が駆け付けた。
「カフキお嬢様を守るためにあなたを拒絶し続けたことを許してください。今なら言えます。あなたが好きです」
そして小蝦は最期に、「お嬢様を守ってあげて下さい」と元崇に伝えて力尽きた。
陳煜の投降
東方炻と陳煜は、森のような場所で剣を交える。
陳煜の不利な状況を目のあたりにした陳煜の配下たちは「投降しましょう」と提案し、また東方炻も、投降すればカフキに会わせるという。
陳煜は、投降して東方炻の配下になる代わりに、カフキの安全を約束させた。
*
軍営テントに戻った東方炻は、陳煜の逃亡により朱八華が死んだことや、陳煜が自分に投降したことをカフキに話す。
カフキがその話を信じられずにいると、陳煜が現れて「すべて真実だ。私のことは忘れろ」と言うのだった。
(陳煜は、カフキへの想いを捨てろと東方炻に命じられている)
【花不棄〈カフキ〉】47話の感想
雲琅、莫若菲、林丹沙、カフキ、小蝦、元崇などなど。
上記の主要キャストが東方炻の軍営テントに集結し、この先の展開からますます目が離せなくなりました。
ただせっかく集結したものの、人気キャラの雲琅と莫若菲の出番が少なかった印象なので次回以降に期待です。
一方の東方炻は、カフキへの愛が本物であることをカフキの前で見せつけました(解毒薬のくだり)。
「愛する人を、野心のために犠牲にはしない」とこれほどまでに愛情深い彼ですが、カフキを手に入れるための行動がたまにゲスいのが残念です。
【花不棄〈カフキ〉】48話の感想
小蝦と元崇の最期の別れのシーンは涙なしには見られませんでした。
ほのぼのとしたカップルでずっと本作の癒し要員だった2人が、このような悲しい別れを迎えてしまい残念でなりません。
カフキにとっても、家族のような存在である小蝦を失ったことはとても耐え難いことなはず。
さらに、唯一の血縁家族である朱八華も死亡してしまい、苦難続きのカフキがこの先どうなってしまうのか見守りたいところです。
ただ朱八華の死に関しては、まだ確定とは言えません。
なぜなら、陳煜が朱八華を見捨てて逃げるとは到底思えませんし、これまでがそうだったように今回も陳煜の計画なのではないかと思えるのです。
実際、朱八華の斬首刑に立ち会った白漸飛は、目と耳を塞いでいたので死の瞬間を見ていませんし、骸も確認していません。
おそらく陳煜は、白漸飛がグロい光景が苦手だと知っていて(幼なじみだから)、刑の瞬間に目を背けることも分かっていたのではないかと。
白漸飛の目を欺いて朱八華が死亡したように見せているだけで、本当は生きていると推測します。
*次回49話・50話のネタバレ感想はこちら。