【スーパーナチュラル】ファイナルシーズン第19話のネタバレと解説。
地上には3人しかいないと思われていたが、ある日ジャックが何かの存在を感じた。
行ってみるとそこにはアダムの姿をしたミカエルが居た。
さらに隠れ家に招かれざる人物がやって来た。
遂にチャックとの戦いに終止符を打つ!
【スーパーナチュラル】ファイナル第19話序章
世界は、サムとディーン、ジャックの3人を残し全ての人々が消えてしまった。
サムとジャックと合流したディーンは、カスティエルが自分を救うために”死(ビリー)”と共に虚無に飲み込まれたことを心痛な面持ちで伝えた。
「キャスは逝った」
サムとジャックは言葉を失う。
地球上にある生命のすべてが消えたことを信じられなかったサムは、ジョディやハンター仲間に電話したが、留守番電話に繋がるだけで誰も出ることは無かった。
【スーパーナチュラル】ファイナル第19話ネタバレ
孤独
サムは、「チャックの望み通り大団円を演じていればこうはならなかった、でも他に別の道があると信じ神に挑んだのが原因だ」と自分を責めた。
その日の夜。
サムとディーンは、ある場所でチャックが現れるのを待っていると、チャックはすぐにやってきた。
2人はチャックに降伏を宣言し、人々や鳥、キャス、そして世界を元に戻せば何でも従うと取引を持ち掛ける。
しかし、チャックは「刃向かった自分たちを悔やみながら、死んだ星で3人が朽ちて行く方が面白い」と、取引を拒否したのだ。
そこに見える一生の不覚、苦悩、孤独は芸術的で引き込まれると薄ら笑いを浮かべ姿を消した。
打つ手が無くなったサムとディーンは隠れ家に戻り、それぞれ”無言の時間”を過ごしていた。
その時、ジャックが ”ある存在”の気配を感じると言う。
自分たちの他に生きている者がいると言うのだ。
翌日、3人はジャックが気配を感じると言う場所に向かった。
ジャックはパワーを失っているため確信は持てなかったが、体で何かを感じ取っていたのだ。
途中、ガソリンスタンドに立ち寄り給油すると、なんとそこには犬がいた。
チャックの見落としかもしれない、そう考えたサムとディーンは「他にも見落としがあるかも」と小さな期待を寄せる。
ディーンは、犬をミラクルと呼び嬉しそうに抱き上げると、迷うことなくインパラの後部座席に乗せた。
しかし、その直後 ”ミラクル”の姿も消えてしまう。
その近くにチャックが姿を現しニヤリと笑い、再び姿を消した。
協力者と招かれざる協力者
サムとディーンは、ジャックが存在を感じると言う次の場所へと向かっていく。
そこは聖ミカエルの教会だった。
中に入ると、アダム(サムとディーンの異母弟)の姿をした別世界のミカエルが現れる。
ミカエルは、神の帰宅を信じ天使や預言者に地上での皆を見守る全知全能の神の評判を高めさせたと言う。
ところが、今回の神の仕打ちに対してミカエルは憤りを感じていたのだ。
「力を貸そう」
ミカエルは、3人に協力すると告げた。
4人は隠れ家に戻ると、サムはミカエルに神の死のノートを見せた。
ミカエルならもしかしたらノートを開けるかと思ったが、ミカエルのパワーを以ってしても開くことは出来なかった。
そんな中、サムの携帯にキャスから着信が入る。
どうやら、キャスは隠れ家に戻って来たものの怪我をして開けられないとのこと。
サムは急いでドアを開けたが、その姿を見てすぐに閉めた。
何と、やって来たのはキャスではなくルシファーだったのだ。
しかし、ルシファーはすでに中に入り込んでいた。
ルシファーは虚無に「神の死のノート」を捜すよう命じられたようだが、それだけではなくサムとディーンに協力させようとしているようだ。
さらに、サムとディーンへの協力を信じさせるためベティという死神も同行させていた。
ところが、ルシファーはベティを殺害する。
ビリーが死んでから初めて死ぬ死神。
つまり、彼女が新しい”死”となるわけだ。
”死”であれば神の死のノートを開くことが出来る。
こうして”死”として生まれ変わったベティは、”神の死のノート”を開きその最期を読み取った。
裏切り
ベティが、神を葬るための方法を読み始めた直後、ルシファーがベティを葬り去りノートを手にした。
実は、ルシファーは虚無に送り込まれたのではなくチャックにノートを取り戻すよう命じられてきたのだ。
4人が反撃するも、ルシファーの力に及ばず。
ところが、一瞬の隙を突いてミカエルが大天使を殺せる剣でルシファーを一突きし葬り去った。
サムは、開いたままの神の死のノートに書かれている呪文を解読した。
特定の場所で正確な時刻に閃光が放たれ神を捜す。
しかし、ルシファーに続きミカエルも3人を裏切り、神に忠告していたのだ。
【スーパーナチュラル】ファイナル第19話の結末
特定の場所にチャックが現れ3人を弾き飛ばすと、1度は裏切ったとしてミカエルをも葬ってしまった。
チャックはサムとディーンも指鳴らしで消そうとしたが、今回は体を使って終わらせることにする。
2人を何度も殴り地面に倒れさせようとしたが、サムとディーンは何度倒れても起き上がった。
腕を折られても、顔が血だらけになっても起き上がり最後は2人で肩を組んで笑って見せる。
「なぜ笑っている」チャックは眉を吊り上げながら聞くと、2人は「お前の負けだから」と言った。
チャックは、ディーンの目線に気づき後ろを見た。
そこにはジャックが立っていた。
チャックは指鳴らしでジャックを消そうとしたが、何度ならしてもジャックを消すことはできない。
それどころか、ジャックはチャックの首を掴みパワーを吸収したのだ。
力をすべて吸収され神ではなくなったチャックは、年老いて病気をし誰にも思い出されずに死んでいくことになる。
チャックは、サムやディーンたちにすがって助けを求めるも、3人は無言で去って行った。
その後、神となったチャックは命ある全てのを元に戻し、世界に平和が戻った。
それと同時に、チャックはサムとディーンに教わったことを胸に笑顔で2人の元を去っていく。
「これが僕の最善の姿だ」
解説:ジャックはなぜ神を倒せたのか?
パワーを失ったはずのジャックが、なぜ指鳴らしで消えなかったのか?なぜチャックを倒すことが出来たのか。
実は、神の死のノートは”死”しか読めないため、他には白紙にしか見えない。
そこで3人は別の手を考えた。
ミカエルは生粋のパパっ子だが、チャックがルシファーに命じた(頼った)と知り傷ついた。
サムとディーンは、ミカエルが自慢の息子に戻るため自分たちを裏切ってチャックに報告するだろうと考えたのだ。
そこで、ノートが読めないから呪文の作り話をミカエルに話し、チャックに伝わるようにした。
さらに、ジャックを爆弾に変えたことで彼はエネルギー吸収器となり、あらゆる力を吸収していった。
ルシファーが放ったパワーも、ルシファーやミカエルが葬られた時のパワーも、チャックがサムとディーンを殴っている時に放った神のパワーも全て吸収していたのだ。
膨大なパワーを吸収したジャックは無敵になった。
つまり、ジャックは神となったのだ。
【スーパーナチュラル】ファイナル第19話の感想
ついに次回が最終話となりました。
今回、神との戦いに終止符を打ったので、次回は涙涙の最後が待ち受けていることは確実でしょう。
ジャックはきっと神になるという予想通りの展開でしたが、チャックは最終話で倒すのかと思っていたらまさかの19話。
ラストは、これまでの軌跡をたどり、若かりし頃の2人や死んだはずのメアリーとジョンの4人で食事しているシーンなど、懐かしいシーンが映し出されサム役のジャレッドとディーン役のジェンセンの長い歴史が垣間見れました。
残り1話。
これまでの歴史にふさわしい幕切れとなることでしょう。
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