【ナルコス メキシコ編】5話・6話ネタバレと解説。フェリクスはコカイン取引のためコロンビアに向かい、カリ・カルテル幹部と面会する。一方キキは、フェリクスの不在の隙を狙い、彼のオフィスに忍び込む。エスコバル、パチョ、ミゲルなど懐かしい面々が登場!
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【ナルコス:メキシコ編】シーズン1第5話・6話あらすじ
キキの妻ミカがDFSに脅かされ、DEA職員たちも尾行される毎日が続くが、DEA局長エド・ヒースも大使館も動こうとしない。
フェリクスの取引規模が明らかになれば彼らも注目するはず。
そう考えたハイメたちは、グアダラハラ・カルテルの本拠地であるホテル・アメリカスに盗聴器を仕掛ける事を計画する。
一方、フェリクスは大麻からコカインへのシフトを考えていた。
コカインの密売利益は大麻の10倍である。
フェリクスはリスクを冒しても、このチャンスを見逃したくはなかった。
【ナルコス:メキシコ編】シーズン1第5話ネタバレ
フェリクス
コカインの生産地コロンビアは、2つのカルテルが仕切っていた。
一方は抜け目のない実業家、もう一方は感情の起伏の激しい男だった。
当然フェリクスは抜け目のない実業家と交渉する。
カリ・カルテルである。
フェリクスは、陸と空の両方からアメリカに飛ぶ事が出来る事、バハマ経由より大量に運べる事をアピールした。
パチョは今までメキシコルートはシシリア・ファルコンが通していたと警戒するが、フェリクスは自分たちの方が大量に運べると言い、交渉を成立させる。
その頃、メキシコではフェリクスの裏切りに怒ったファルコンがラファの倉庫を襲撃。
大麻を盗み、残りは燃やしてしまう。
しかし、ラファもネトもフェリクスのコカインビジネスについて何も聞かされていなかった。
ラファは自分が育てた大麻をないがしろにされ腹を立てる。
一方、フェリクスはメキシコへの帰路に向かう途中メデジンカルテルに拉致され、強引にエスコバルの元へ連れていかれる。
そこでエスコバルとも会談し、結局カリとメデジンと両方のコカインを運ぶ事になる。
コロンビアからコカインを運ぶには、政治家のコネが必要だった。
キキ
スペインのDEA捜査官がホテルアメリカスの盗聴を外交要求した。
要求はアメリカからでなくスペインから行われたため問題なく許可された。
キキは電力会社に勤める友人のアントニオに協力を頼み、彼はホテルアメリカスの全通話の回線が盗聴できるようにする。
それによって、警官や100人近い政治家のコードネームや金の流れを発見できた。
最も興味深い情報は金の隠し場所だった。
通話履歴からテキサスのエルパソ信託銀行だと当たりをつけた。
キキは通話から、フェリクスの小切手帳が彼のオフィスにある事と彼の不在を突き止め、仲間たちと綿密な計画を立て、ホテルアメリカスのフェリクスのオフィスに忍び込む。
途中DFSに気づかれそうになるが、何とかフェリクスの口座情報を掴むことに成功した。
そこからフェリクスが毎週3000万ドルの入金がある事が判明し、それをDEA本部に報告したが、本部の望む事ではないと一蹴される。
それどころか、連邦検察庁からアメリカ人が動いていると聞かされたDFSは、協力者アントニオを殺害し、DEA捜査官の家を襲撃。
キキはメキシコでは話しにならない、アメリカで逮捕するしかないと考える。
【ナルコス:メキシコ編】シーズン1第6話ネタバレ
キキ
キキは、DEAとアメリカのサンランドパーク郊外でフェリクスの飛行機を捕え600万ドルを押収。
その後、フェリクスの財政管理をしていたアメリカ人の銀行家トーマスを捕える。
”トーマスがDEAにタレこんだ”とカルテルに思わせてやると脅し、フェリクスをアメリカ国境までおびき出すよう強要した。
トーマスは言われるがままフェリクスに連絡を取り、
②今日中に口座を移さないとDEA捜査官が銀行まで調べに来る。
③そうなったらアメリカの全ての法執行機関にフェリクスの名前が知られるだろう。
④口座をうつすには本人のサインが必要。
とフェリクスに迫る。
フェリクス
フェリクスは、コロンビアからのコカインを運ぶために、実業家ズノに政界の有力者である叔父X氏を紹介してもらう。
しかし、彼はろくに話もしなかった。
フェリクスの組織を慎重に協力関係が外に漏れないか確信が持てるまで取引には応じられないとの事だった。
コカインの出荷は手配済みですぐに到着ということもあり、フェリクスは苛立ちを隠せない。
ファルコンは、大麻倉庫を襲撃しても動こうとしないナバにも腹を立てていた。
ナバも、自分に断りもなくコロンビアと取引をしているフェリクスに腹を立てている。
彼は、ファルコンとグアダラハラカルテルの抗争の勝者と組もうと決めていたのだ。
ラファとファルコンの争いは抗争に発展。
フェリクスはそれどころではなかった。
X氏はなかなか連絡をよこさない。
エスコバルのコカインが政府の支援なしで届いたら、フェリクスは終わりだった。
そんな中、フェリクスは銀行家トーマスの求めに応じ、エルパソまでサインに行くと連絡する。
運命の国境
国境ではキキたちDEAに加え、エルパソの地元市警もフェリクスを待ち構えていた。
キキはメキシコの税関職員に、フェリクスが着たら身分証を出せと言うように指示していた。
フェリクスは、何の疑いもなく国境を越えようとしていたが、税関職員に止められ「あなたに電話がきている」と言われる。
X氏だった。
「商談は成立だ。国境を超えるな。アメリカ人が狙っている。」と助言する。
フェリクスは、キキの目の前に立っていたが、車を置いたままメキシコに戻るのだった。
キキは失意にうなだれ、アメリカに帰ろうとミカに洩らす。
同じ頃、ティファナではファルコンがDFSに射殺された。
【ナルコス:メキシコ編】シーズン第5話・6話感想
5話ではミゲル、チェペ、パチョ、エスコバルの他に手下のブラッキーやポイズンまで出てきた。
ファンサービスといった感じだ。
エスコバル役のヴァグネル・モウラは、コロンビア編では役作りのために太ったらしいが、すっかりほっそりしてしまい、暗闇での撮影と演出側の苦労がしのばれる。
ここまで来て思うのは、全く異なるキキとフェリクスだが共通点があり、それは2人とも仕事の鬼だと言うことだ。
特にフェリクスは麻薬密売人というよりはビジネスマン。
他の密売人みたいにプールで酒飲みながらのんびり、なんて姿を見ていない気がする。
フェリクスにもキキにも、たまには休んだらどうかと声をかけてあげたい。