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【アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件】第3話・4話ネタバレと徹底解説。

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【アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件】第3話・4話ネタバレと徹底解説。確かな物証とO・Jの逃走で、検察の勝率は高いと疑わなかったマーシャだが、ドリームチームの戦略とメディアによる人種問題論争が、前代未聞の複雑な裁判にしていく。

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【O・J・シンプソン事件】第3話・4話あらすじ

https://dramasnote.com/americancrimestory-ojsimpson-ep1-2/

マーシャ・クラークはO・Jの訴追を発表する。

シンプソンの血痕が殺害現場にあったこと、被害者の血痕が彼の車で発見されたこと等をあげ、計画的な殺害であったと言及し、死刑の可能性も否定しなかった。

物証と逃走のおかげで簡単な裁判だと、マーシャは自信満々だった。

圧倒的に不利な状況の中、シャピロは八方塞がりだった。

一方、週刊誌「TIME」がO・Jをより黒く加工した写真を表紙にしたことは、メディア間で人種差別論争を巻き起こした。

人種問題の第一人者であるコクラン弁護士は、ここぞとばかりにテレビでLA市警の差別体質を指摘する。

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【O・J・シンプソン事件】第3話「ドリームチーム」ネタバレ

ドリームチーム誕生

シャピロはサム・シェパード事件の弁護士として知られる旧知のリー・ベイリーを弁護団に引き入れた。

ベイリーは、O・Jは無実を勝ち取れないとテレビで発言する弁護士ダーシュウィッツを黙らせるため弁護団に入れるべきと提案し、ダーシュウィッツが弁護団入りした。

経験豊富で有名な弁護士ばかり集めたこの弁護団は「ドリームチーム」と呼ばれた。

≡ダーシュウィッツの戦略≡
DNA鑑定が行われるだろうが、鑑定の結果に対して反証しない。
他方、鑑定に使われた血痕の採取や取り扱いに過失があったと明らかにできれば、証拠自体の信用性を争える。

≡シャピロの戦略≡
O・J事件の証拠の手袋や血痕を発見したファーマン刑事が黒人差別者らしい事に目をつけ、「人種差別主義のロス市警がO・Jに罪を着せている。証拠の発見者ファーマン刑事は人種差別主義者だ。どの証拠も疑わしい」とメディアに広報した。

☑サム・シェパード事件
医師サム・シェパードが妻殺しの容疑者となり、ベイリーの弁護によって無罪を勝ち取った事件。ドラマや映画でヒットした「逃亡者」はこの事件をヒントにして作られた。
☑DNA鑑定
当時はDNA鑑定が導入されたばかりで、シャピロも初めて耳にした。全く知らず裁判に挑んでいたら、このような戦略は立てられなかったと思われる。

マーシャの当惑

特捜として仕事をするクリス・ダーデンの元に、”ファーマン刑事”に関する記者からの取材が入った。

ダーデンがその件をマーシャに報告したことで、マーシャは彼に一目置く。

しかし、この裁判に関して黒人の多くがO・Jの無実を信じているというクリスの言葉にマーシャは驚いた。

シャピロの記事を信じる人が大勢いるというクリスの意見を聞いて初めて、この事件が楽観できない事を知る

コクランのドリームチーム入り

シャピロはO・Jにコクランを弁護団に迎えるよう説得する。

当初、O・Jはこの事件を人種問題にすることを嫌がった。

俺は黒人じゃない。O・Jだ!」と。

そんな中、ニコールがO・Jから虐待を受け通報した時の通話記録の録音テープが、関係者からマスコミに洩らされ報道される。

それは怯えるニコールと、暴言を吐き、恫喝するO・Jの肉声だった。

シャピロはO・Jに危機感を煽り、コクランに電話をかけさせる。

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【O・J・シンプソン事件】第4話「100%無罪」ネタバレ

陪審員コンサルタント

被害者ロン・ゴールドマンの両親が検察を訪れ、遺族の悲痛な思いを訴えた。

マーシャは改めてO・Jの厳罰を誓うが、上司ギルは、O・Jに死刑を求刑したら陪審員は決して有罪にしないだろうと説く。

一方、裁判長には日系のランス・イトーが決まり、陪審員候補者たちも揃い陪審員の選出が始まる。

弁護側も検察側も陪審員コンサルタントを雇い事前の調査が始まるが、半数がO・Jを無罪とするデータに検察側のマーシャとビル・ホッジマンは愕然とする。

また、コクランの高評価に対しマーシャの低評価に、マーシャは複雑な思いを抱く。

クリスはマーシャに、コクランを甘く見ないことだと助言する。

陪審員選出
無作為に選ばれた陪審員候補者の中から、代理人である弁護士と検察官が、予審尋問において候補者に質問し、双方に不利な人物を排除できる
戦略的に選出するため、事前に専門家(陪審員コンサルタント)に援助を求めることができる。

ドリームチーム主任弁護士交代

そんな中、ニコールの「親友」フェイ・レスニックが暴露本を出す。

ある事ない事書かれたスキャンダラスな内容だが、ベストセラーになり、これは裁判に大いに影響があるかもしれないと予審尋問が延期された。

裁判長と代理人(弁護側・検察側)たちとの会合で、ビルが「弁護側はマスコミを利用し、人種を問題にする」と指摘した。

するとシャピロが、「自分はそんな安っぽいことはしない、人種がこの裁判で争点になる事はあり得ない」と憤慨する。

しかしコクランは、「アメリカにおいて、人種問題に触れず弁護をするのは弁護をしないのと同じだ」と答えた。

簡単に自説を曲げるシャピロに他の弁護士たちも呆れ、コクランの方が主任弁護士になるべきだと思うようになる。

シャピロが休暇で旅行中、弁護団はO・Jを説得し、コクランが主任弁護士となった

予審尋問

弁護団は専断的拒否権を駆使し、陪審員12人のうち黒人を8人(黒人女性は6人)にすることに成功した

ビルは、もっと白人男性を増やすべきだと意見するが、マーシャは「肌の色にこだわらず、陪審員を信じましょう」と答え、この人選を受け入れる。

弁護側はうまくいった事に笑みを隠せなかった。

検察側は人種問題で攻めてくる彼らに対抗するため、黒人をチームに加える事を考える。

マーシャはクリス・ダーデンにチームに入るよう依頼する

専断的拒否権 選出した陪審員を一定数以下除外することが可能な権利。
理由を述べる必要はない。
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【O・J・シンプソン事件】第3話・4話 感想

こうして見ると、検察側が「証拠」に頼り過ぎていたことがよくわかる。

もちろん本来ならそうあるべきなのだが…。

百戦錬磨の弁護士に対し、検察側はあまりにも役人的だと感じた。

人種が陪審員選出やメディア、あらゆる事に影響がおよぶのはアメリカならではだろう。

マーシャもギルもビルも、白人故に理解できないこともあり、クリスを迎え入れたことは正解だった。

次回はいよいよ裁判が始まる。

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