ウェーブライダーを奪還したレジェンドたちは、自分たちが原因で引き起こしたアナクロニズムを修正するタイムトラベルに出発します。時間管理局がレジェンドたちの失敗を期待する中、彼らは簡単なものから選んで修復し、自分たちの必要性を認めさせようとするのです。
シーズン3第2話あらすじ
半年前、ネイサンとアマヤは同棲し平和な生活を送っていました。その日はネイサンの誕生日で、アマヤはサプライズケーキを作っていましたが、ネイサンが戻ってきてサプライズがバレてしまいます。
ちょっとしたトラブルでケーキの生地が床に落ちてしまったため、ネイサンは代わりにドーナツを買いに行きました。
しかし、買い物から戻るとそこには、アマヤの姿はおろか彼女の荷物も無くなっていたのです。そして現在。レジェンドたちは、1870年のウィスコンシン州でレベル1のアナクロニズムを発見。
奇人変人博物館や円形劇場のあるカーニバル(サーカス)を訪れ、アナクロニズムを探します。古き良きアメリカの風景にテンションが上がるも、ミックは「ピエロがいたら帰る」と、どうやらピエロの顔と履いている靴が苦手な様子。
そんななか、彼らがアナクロニズムのある場所で目星をつけたのは、”奇人変人博物館”でした。見世物となっているのは、髭を生やした女性や、ツタンカーメンらしき作り物などで、シュタイン教授はインチキばかりだと不満そう。
その時、”地上最大の”と称したショーで、見世物があるという説明に注目しました。話によると、1万年前に絶滅したはずの生き物を披露するというものなのですが……。
その頃、レイとネイサン、ジェファーソンの3人は、サーカスの裏側に侵入してアナクロニズムを発見しました。
アナクロニズムの正体は、ネコ科の猛獣サーベルタイガー。この猛獣を捕獲するには小さくしなければなりません。そこで、”物体を小さくも大きくも出来るミニ・レイ”なるものを利用して、サーベルタイガーを小さくして持ち出そうとしたのです。
しかし、レイの操作ミスでサーベルタイガーが巨大化して逃走。さらに問題が大きくなり、アナクロニズムの危険度も上昇してしまったのでした。
シーズン3第2話の見どころ
サーベルタイガーを捕獲するためアマヤを召還!
巨大化したまま逃げ出したサーベルタイガーは、いくらレジェンドとはいえ太刀打ちできません。かといって、時間管理局に自分たちの実力を知らしめるためにも、化学に頼れず……。
そこでサラは、過去に戻ったアマヤを訪れ力を貸してほしいと協力を求めたのです。しかし、いくらアマヤが動物を操る能力があるとはいえ、相手は巨大化したサーベルタイガー。
ましてや、ネイサンに黙って過去に戻った気まずさもあることから、アマヤは躊躇していました。
「ネイサンは私が来ることを知っているの?」というアマヤの問いにサラは、「もちろん、喜んでいる」と嘘をついたのです。
アマヤは考え抜いた末、サラと1870年のサーベルタイガーを捕獲しに行きました。アマヤがサーベルタイガーを落ち着かせようとしましたが、結果としてサラがミニ・レイでサーベルタイガーを小さくして捕獲という、アマヤは必要なかった?という展開で解決します。
アマヤが戻ってくることを知らなかったネイサンは、アマヤとの再会で大荒れ。ただ、アマヤがなぜ突然過去に戻ったのか、その理由もここで判明します。
ミックのミスでサーベルタイガー再び!?
小さいままのサーベルタイガーを、籠に入れておいたものの、ミックがエサをやろうと籠を開けて逃がしてしまうという失態から、ウェーブライダーに放たれてしまい大騒ぎ。
しかも、小さくなる”魔法”が解けてしまったもんだから、さらに厄介な事態となってしまいます。さらに、この件についてシャープ捜査官が目くじらを立ててウェーブライダーに乗り込んできたので、当然サラとぶつかるのです。
その前に、時間管理局のゲイリーがシャープ捜査官の指示で、レジェンドを尾行していたことが判明。シャープ捜査官に”問題ない”と伝えさせるも、サーベルタイガーがウェーブライダーで放たれている以上、危険度が上昇し続けているので、すぐにバレてしまうことは間違いありません。
また、時間管理局はウェーブライダーとは違い、特殊な装置を利用して一瞬でタイムスリップできてしまうので、シャープ捜査官に見つかるのは時間の問題なのです。
シャープ捜査官vsサラの激しい戦い
案の定、シャープ捜査官は管理局の権限でレジェンド全員を逮捕しに乗り込んできました。時間移動国際条約16編3053項に従い連行するといいますが、サラがそんな簡単に応じるわけがありません。
当然のごとく、女同士の激しい戦いとなるのですが、互角の戦いで決着がつかず、しまいには”休憩”することに。
椅子に座って一休みしているところに、小さいサーベルタイガーが登場。するとサーベルタイガーに欠けられた”魔法”が解け、元の大きさに戻ってしまいました。
シャープ捜査官に襲い掛かる瞬間にサラが時間管理局から盗んだ装置で空間移動して助けます。しかしこれがシャープ捜査官にバレて激怒され、さらには危険レベルが9に跳ね上がり、すぐに歴史の修復に取り掛かります。
シャープ捜査官は、サラと敵対しているようにも見えますが、後々”恋仲”になっていくような雰囲気があります。
2人とも、本気でお互いを倒そうとしているような雰囲気ではないし、シャープ捜査官の方がサラを気になっているようにも思えるので、今後の2人の関係は見どころのひとつですね。
シーズン3第2話の感想
今回は、当時のサーカスの奇妙な雰囲気が楽しめましたし、アメリカの古き良き歴史に触れたような感じでした。
現代とあまりにも違いすぎるサーカスの原点は、奇人変人の見世物というのが中心だったようですね。
また、任務完了後にシャープ捜査官が口を滑らせて言った「失敗すればリップも諦める、あなたたちに倒せるはずが……」という言葉から、表には出ていない強敵がいることを示唆しているようです。
”ふざけたチームじゃ到底かなわない相手”という敵は、ダミアン・ダークではない新たな人物。
また、アマヤもいか月前くらいから始まったという能力。動物の力を呼び出すと、自分を失って操れなくなるという現象に悩んでいました。
1話のラストでも、自分の意識とは別の何かが動いているような感じだったので、きっとこれが原因なのかもしれません。
まるで動物に乗っ取られたような感じだと言うアマヤでしたが、この現象は科学で解明するのは難しいようです。
また、マヤが突然居なくなったのも、この現象が原因の一つだったとのことで、ギクシャクしていたネイサンとの関係も、少しずつ修復に近づいているような気もします。