【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】4話ネタバレ解説。キャプテンから受け継いだ盾が血に染まった。ドーラ・ミラージュはジモの引き渡しを要求し、バッキーはその要求を受け入れる。過去、ウィンター・ソルジャーから解放してくれたのはドーラ・ミラージュだった……。
【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】4話あらすじ
「ジモを引き渡せ」
ワカンダ王国ドーラ・ミラージュのアヨがバッキーに言った。
6年前、アヨとシュリは長い時間を掛けてバッキーの洗脳を解いた。
「もう誰も殺すことはない」
<Longing(熱望)> <Rusted(錆びつき)> <Seventeen(17)>……
アヨがキーワードを発する度、バッキーの脳裏に自分が殺した人々とその状況、そしてとてつもない怒りと悲しみが溢れだし涙が止まらなくなる。
そして、<Freight Car(貨物列車)>と発した時、バッキーの洗脳が完全に解けていたことが分かり、アヨはホッとしたような顔を見せ「解放された」とつぶやいた。
「自由」その言葉に、バッキーは心の底から安堵し笑顔を見せた。
【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】4話ネタバレ解説
ジョン、ホスキンズと合流
アヨは、なぜジモを自由にしたのかとバッキーに詰め寄った。
「必要だった」バッキーは答える。
アヨは納得いかない様子だったが、8時間後に引き渡せと要求しその場を去った。
サムとジモのいるホテルの部屋に戻ったバッキーは、ワカンダがジモの引き渡しを要求していることを話す。
その時、カーリが爆破テロを起こし「要求に応じなければ攻撃は続ける」との連絡を受ける。
ジモはカーリを殺すつもりでいたが、サムは違った。
3話でカーリは物資供給基地を爆破している。死亡した職員は新人で2児の父だった。GRCはこの行動でフラッグ・スマッシャーズを避難し旧来の国境を復活させて早期の正常回復を目指すことにした。
サム、バッキー、ジモの3人はドンニャ・マダーニを知っている人を見つけようと町に出たが、難民は彼らを受け入れずその場を去ってしまう。
彼らは部外者を信じていなかったのだ。
たとえ、相手がアベンジャーズであっても彼らは信じない。
サムもバッキーも何の情報も得られずにいたが、ジモだけは違った。
彼は”ターキッシュ・デライト(お菓子)”を使って子どもから「ドンニャ・マダーニの葬儀が行われる場所」を聞き出していた。
サムとバッキーに内緒だよと口止めをして……。
3人はホテルに戻ると、サムとバッキーはカーリについて考えてみた。
その時、ジモが「葬儀は午後に行われる」とだけ話す。
ジモが詳細を書くしていると気づいたサムは、シャロンに連絡して難民キャンプを探るための知恵をかりた。
一方で、ジョン・ウォーカーとホスキンズが3人の居場所を追ってやって来た。
ドンニャ・マダーニの葬儀で待ち伏せすると伝えると、ジョンは不意打ちをかけてカーリを捕まえると言うが、サムは自分だけで話すと言う。
ジョンは、諭す時期は過ぎたと反対したが、サムは犠牲者を出さないために警戒させないようにすると譲らない。
そこでホスキンズが口を開く。
「彼が説得できるならそれが一番だ」
ジョンは少し黙ると、仕方なくサムに賛同した。
ジモが先ほど情報をくれた少女との待ち合わせ場所に全員で向かい、少女は報酬と引き換えにドンニャ・マダーニの葬儀が行われる場所を案内する。
サムがカーリと話しをしている間、他の4人は地下で待つことにした。
超人血清
サムはカーリと1対1で話をし、もう少しと言うところまで行ったが待ちきれなくなったジョンが乱入して台無しにする。
サムやバッキーがカーリを追うも、建物内は迷路の様になって逃げられてしまう。
しかし、ジモがカーリを見つけ「殺す気」で銃弾を放ち、カーリは腹部に銃弾を受けその場から動けなくなる。
その時、テーブルの上に置いてあったバッグが落ち、中から超人血清が転がり出した。
ジモは、超人血清を踏みつけて破壊し、カーリはその隙に助けに来た仲間と逃げる。
それと入れ替わりにジョンが現れ、盾でジモを殴って失神させた。
ジョンはそこで、破壊されていない超人血清1本を見つけてポケットにしまい込んだ。
カーリがアジトに戻って処置を受ける一方で、ドーラ・ミラージュが2人でジモを引き渡せとやって来る。
彼女たちの事を知らないジョンは、上から目線でその場を収拾しようとしたが叩きのめされてショックを受ける。
その間にジモは浴室の排水溝から逃げて姿を消す。
【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】4話の結末
カーリは、サムともう一度話すためサムの姉サラに電話を掛けて脅迫する。
サラはすぐにサムに連絡し「カーリ」が話したがっていると伝えた。
サムとバッキーは、カーリに呼び出された場所に行き交渉するが、彼女から「仲間になるか、世界のために見逃して」と選択を迫られる。
そこにシャロンから、ジョンの動きについて連絡が入った。
「どうやら交戦するみたいよ」
サムとバッキーは、ジョンが向かった場所へと直行するもホスキンズが敵に捕えられ、結局フラッグ・スマッシャーズと戦闘になってしまう。
その後、ホスキンズは自力で拘束を解き3人と合流。
ところが、カーリの一撃で石柱に頭をぶつけて死んでしまった。
これでジョンの怒りが爆発する。
ジョンは、カーリが一番信用している仲間を外まで追い詰めると、一般の人々が観ている中で無抵抗な男を”盾”で殺してしまったのだ。
盾は、男の血で染まっていた。
【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】4話の考察と感想
おそらく、ジョンは隠した超人血清を自分に打ったのだろう。
超人ではない、自分と同じ人間であるドーラ・ミラージュに全く歯が立たず、これでヒーローと呼べるのか?と屈辱を感じたはず。
その後、ジョンのパワーは超人並になっていたためサムやバッキーも驚いた顔で「もしかしてお前…」と言ってた。
血清を打ってるシーンは無かったが、打ったことは明らか。
パワーを得た状況は原作と異なるが、彼はいずれ精神的に追い詰められ、盾を返上してU.S.エージェントとして活動することになる。
ジョンは、徐々に暴力的な部分が見えて来きた。
新キャプテンとしてサムやバッキーに会った時からその兆候もあったが、今回はホスキンズの死がきっかけで、その暴力的な部分がハッキリとなった。
一件、嫌われがちなキャラクター像ではあるが、ジョン役を演じているワイアット・ラッセルは、【ワイルド・スピード SKY MISSION】(2015)や【ワイルド・スピード ICE BREAK】(2017)でミスター・ノーバディ役を演じたカート・ラッセルの息子なのだ。
そういえば、アゴのラインが父親譲りである。
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